【医療機器】脳波計のおすすめメーカーと価格相場

今回は、【医療機器】脳波計のおすすめメーカーと価格相場とは?をお伝えします。

【現役】医療機器の営業マン
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こんにちは、医療クリニックで使用される脳波計のメーカーや価格相場をご紹介します。開業される方や買換えを検討されている方のご参考になれば幸いです。

 

 

【医療機器】脳波計のおすすめメーカーと価格相場

脳波計とは

脳波計とは、頭に電極を付け、脳から発信される電気信号を脳波として記録することによって、脳機能を確認する機器です。意識障害や、てんかんなどの診断に役に立ちます。

脳波計には主に以下3種類の機種があります。使用される診療科は主に脳神経外科がメインとなります。

  • ペン書き脳波計:大学病院から拠点病院の生理検査室で使用されます。
  • ペーパーレス脳波計(デスクトップPC):中小病院からクリニックにて使用されるケースが多いです。
  • ペーパーレス脳波計(ノートPC):主にクリニックにて使用されるケースが多いです。

 

 

脳波計を扱うメーカーについて

脳波計を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社

 

 

脳波計を扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 「脳波計と言えば、日本光電」と言われるぐらい広く脳波計メーカーとして認知されています。ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、幅広いオプション機能やノイズ対策に優れたアンプ性能などを有している点で、脳波計シェアは国内外含めて圧倒的にNo.1です。

クリニックから中小病院、大学病院クラスで幅広い支持を獲得しています。

大学病院市場では圧倒的なシェアを誇り、中には数十年に渡り日本光電の脳波計を使い続けている医師も相当数います。

日本臨床神経生理学会の基準に則って脳波計を開発していますので、その点からも多くのユーザーから絶大なる信頼を置かれています。

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 現在はミドルレンジ機種のみを販売しています。価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場、中小病院市場で好まれます。

自社品はなく、現在は海外メーカーであるコンプメディックス社の脳波計を輸入し販売展開しています。ペン書き脳波計、ペーパーレス脳波計(ノートPCタイプ)は販売しておらず、ペーパーレス脳波計(デスクトップPCタイプ)のみを販売しています。

海外製を販売していることもあり、アンプの性能は若干弱く、内部弁別比が高いことから日本臨床神経生理学会の基準を満たせていません。

脳死判定できない機種もあるため一部のユーザーからは敬遠されています。

 

 

脳波計の価格相場について

脳波計を扱う各メーカーの価格相場は、税抜で200〜600万円程度です。市場ごとで販売価格が異なる傾向があります。

  1. 【クリニック市場】200万〜350万 主にペーパーレス脳波計(ノートPCタイプ)が主流です。
  2. 【200床程度の中小規模病院】250万〜400万 ペーパーレス脳波計(デスクトップPCタイプ)が主流です。
  3. 【300床以上の大規模病院】400万〜600万 ペン書き脳波計が主流です。

価格帯が異なる主な要因は以下5点です。

ペーパーレス脳波計の有無

従来のアナログ脳波計(現在はデジタル脳波計)時代から脳波計のペン書きで脳波を記録している医師は絶対にペン書きタイプを選ぶ傾向があります。ペン書きタイプですと、ペン書きのための部品が多く必要なため開発コストが上がります。

一方でペーパーレスタイプの場合は、ペン書きではなくPCから付属プリンタ経由で脳波を出力しますので、そもそもペン書きタイプより部品が少ないことから開発コストが安いです。

デスクトップPC orノートPC

デスクトップPCの方がノートPCよりもスペックが高いため、イニシャルコストは必然的に高くなります。よって、どちらを選ぶかで金額が変わるのです。

電子カルテ連携の有無

電子カルテ連携(電子カルテ端末から脳波データを参照すること)をするか否かで価格帯が変動します。機器メーカー側の連携費用と電子カルテメーカー側の連携費用が発生するからです。病院クラスが求める仕様です。

IPカメラ使用の有無

IPカメラを使用するか否かで価格が定価ベース100万前後変動します。てんかん患者の動きを動画でも確認しておきたいユーザの場合は必須の仕様です。病院クラスが求める仕様です。

判読プログラム機能の有無

判読に自信の無い内科医が必要とされる仕様です。価格は定価ベースで100万程度しますので、この仕様が含まれるか否かでかなり金額が変動します。クリニックから中小規模病院クラスが求める仕様です。

 

 

脳波計を選ぶポイントを選ぶポイント

脳波計の選び方のポイントは以下の通りです。

ペン書き運用対応機能の有無

昔はペン書き脳波計しか世に無かったため、脳波計のペンで記録紙を出す運用に昔から慣れている医師が今も多くいます。そういった医師はペン書きタイプを選ぶ傾向があります。

現在ではペーパーレス脳波計付属のプリンタから脳波を出力できますが、ペンで書いた波形とプリントアウトした波形は縮尺が若干異なるため、判読医師の中では絶対にペン書きタイプでなければ困るという方もいます。

脳波計を移動させる必要の有無

特に記録紙で脳波を出さなくても良い場合で、かつ生理検査室のみで脳波計を使用する場合は、デスクトップPCタイプの選択になります。一方で、例えば生理検査室から病棟などへ持ち運ぶ場合は軽さが重視されますので、ノートPCタイプが選ばれます。使用場所次第で選定される機種が変わるのです。

システム連携の親和性

電子化が進んでいる昨今、電子カルテで脳波を判読したいという医師がかなり増えてきました。このことからシステム連携の親和性は重視されつつあります。特に脳波判読医にとって、医局の電子カルテ端末でも脳波データを確認できるかはかなり重要です。

その要望が満たせるメーカーであるかという点は、医師にとって選定の際の重要なポイントとなります。

 

 

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