ベッドサイドモニタ(生体情報)の価格相場とおすすめメーカー

ベッドサイドモニタの価格相場について

本体価格 40~400万円
ランニングコスト リユース型プローブは約70,000円/本だが再利用可なのでランニングコスト小
使い捨て(ディスポ)型プローブは約5,000円/回

 

ベッドサイドモニタを扱う各メーカーの価格相場は、税抜で50万円〜400万円です。

  • 約30〜80万円  【クリニック】
  • 約50〜200万円【200床程度の中規模病院】
  • 約100万〜400万円【300床程度の大規模病院】

最安メーカーのエー・アンド・デイであれば30~35万で導入することも出来ます。また、無線で接続したい場合には15~20万で送信機を取り付ける必要があります。

 

メーカーごとのベッドサイドモニター価格相場

メーカー名 シェア率
フクダ電子 100万円程度
フクダコーリン 70万円程度
日本光電 120万円程度
A&D 40万円程度

 

ベッドサイドモニタ価格のクチコミ

フクダ電子のベッドサイドモニタDS-8400システムを180万円程度で購入しました。(大阪府 女性)

 

ランニングコスト

一般的に使われているプローブはリユースタイプで、約7万円ほどですが繰り返し使用できるためランニングコストは非常に小さく考える事ができます。

一方、使い捨て(ディスポ)タイプを使用した場合、1本5,000円程度が毎回発生するのでランニングコストが重くなります。大病院だと1本1,000円程度で販売されているケースもあります。

 

 

ベッドサイドモニタのおすすめメーカー

ベッドサイドモニターのメーカー

 

主要メーカーは以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • 株式会社エー・アンド・デイ
  • フクダ電子株式会社
  • フクダコーリン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社

 

安価でクリニックに好まれるのはA&D、フクダ電子、フクダコーリンで、高価で大病院向きなのは日本光電というポジションです。

 

 

ベッドサイドモニターの国内シェア

メーカー名 シェア率
フクダ電子 約30%
フクダコーリン 約20%
日本光電 約40%
A&D 約5%
その他 約5%

 

ベッドサイドモニタを扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。価格は比較的高めですが、他社にない独自の機能を多く有している点でベッドサイドモニタ全体の国内シェアはNo.1で、特にSpO2の測定方法を開発したメーカーだけに、高精度です。

看護協会と協力して開発することで操作性を高めています。

急性期に強く大病院向きで、特に大学病院市場では高いシェアを誇っています。

 

 

株式会社エー・アンド・デイ

ローエンド機種を中心に安価に販売しているメーカーで、測定項目は多くありません。また、OEMで日本光電に提供も行っています。

「価格重視で、とにかく基本生体情報がモニタリングできれば良い」というユーザーにおすすめで、クリニックから好まれている印象です。

 

 

フクダ電子株式会社

ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。価格は競合他社と比べて安く、安い機種が好まれるクリニック市場、中小病院市場で好まれます。

どちらかと言うとチープな印象があるメーカーですが、ベッドサイドモニターでは価格だけでなく使い勝手でも高い評価を得ている印象で、簡易な操作性で好まれています。

 

フクダ電子ベッドサイドモニタのクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆(大阪府 女性)
DS-8400システムを利用しています。旧製品に比べて各種機能の立ち上がりが早くなり、タイムラグがほとんどなくなった事、ワイヤレスである事、スクショが取れることは重宝しています。

 

 

フクダコーリン株式会社

旧オムロンコーリンがフクダ電子グループ傘下に参入したことで設立。スポットチェックモニタ(生体情報が簡易的に測定でき、電子カルテとの親和性が高いモニタ)が重宝されています。手の平サイズで落としたり濡れても使用可能です。

価格は比較的安いです。ローエンドからミドルレンジ機種を主に販売展開しています。

 

 

株式会社フィリップス・ジャパン

大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。特にOP室で導入されているケースがあります。

ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

ベッドサイドモニタを選ぶポイント

イニシャルコスト

「とにかく基本的な生体情報がモニタリングできれば何でも良い」というユーザーであれば、納入価格の安い機種が採用されます。

まずは初期費用を抑えたい、というユーザーに重視されるポイントです。特にクリニック市場では安ければ何でも良いと言われる傾向が強いです。

 

生体情報項目の豊富さ

クリニック市場では基本的な生体情報項目で事足りますが、特殊な重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)では観血血圧や呼気終末二酸化炭素分圧、麻酔ガス値、BIS値、TOF値など、必要とされる項目が格段に増えます。「どの場所で使いたいか」で必要な生体情報が全く変わってくるのです。

 

視認性(画面サイズ)の良さ

特にディスプレイの大きさが大きいのか否か、という点は重視されます。クリニック市場であればこだわりが無いユーザーが多いですが、病院市場となると、あらゆる使用シーン(モニタから離れた場所でモニタ画面を監視するケース)が想定されるため、比較的大きい画面インチの物が選ばれます。

 

使い勝手の良さ

ボタンの押しやすさやスマホライクな操作感などを有した機種が採用される傾向があります。

 

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