【医療機器】全自動血球計数器(CRP)のおすすめメーカーと価格相場

全自動血球計数器の価格相場

全自動血球計数器(CRP)を扱う各メーカーの価格相場は、税抜きで100万円〜600万円程度です。各メーカーごとで複数の機種を販売展開しており、ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種ごとで測定精度や測定項目が異なります。

 

全自動血球計数器の価格のクチコミ

フクダ電子の全自動血球計数装置(CRP)を約300万円で購入しました。(青森 20代 女性)

 

 

 

全自動血球計数器とは

全自動血球計数器とは、別名CBC測定器と言われています。CBCとは「Complete Blood Count」の略で、CBC測定器とは血液の球の数を数える機器のことです。

測定項目は主に以下の通りとなります。

  • WBC(白血球数)
  • RBC(赤血球)
  • HGB(血色素量)
  • HCT(ヘマトクリット値)
  • PLT(血小板数)
  • MCV(平均赤血球容積)
  • MCH(平均赤血球血色素量)
  • MCHC(平均赤血球血色素濃度)

 

 

全自動血球計数器の取扱いメーカーとは

全自動血球計数器を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • シスメックス株式会社
  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社
  • 株式会社堀場製作所

 

全自動血球計数器の取扱いメーカーの特徴

シスメックス株式会社

 

【引用】株式会社シスメックス公式サイト

会社名 株式会社シスメックス
本社住所 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号
電話番号  078-265-0500
ホームページ https://www.sysmex.co.jp/
特徴 株式会社シスメックスは『検体機器事業の王様』と呼ばれるほど圧倒的なシェアを誇っています。

特に病院市場の検査科におけるシェアがNo.1です。価格は比較的高い傾向がありますが、測定精度の高さや測定項目の多さから病院市場で主に導入されるケースが多いです。

特にハイエンド機種の性能は、他の追随を許さず圧倒的なスペックを誇ります。故に、大学病院市場では圧倒的に選ばれるメーカーです。

 

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 日本光電工業株式会社はローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、会社独自の保守プランなども豊富で、アフターフォローに強いメーカーです。

 

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 フクダ電子株式会社はクリニックにおけるシェアが No.1のメーカーです。価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場で幅を利かせています。

ハイエンド機種に関しては、自社で持っておらず、堀場製作所から仕入れてOEMとして販売展開しています。

 

フクダ電子の全自動血球計数器の価格のクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (青森 20代 女性)
フクダ電子の全自動血球計数装置(CRP)を購入しました。購入前は日常的なメンテナンスに時間と手間がかからないことと価格を重視していたため、所属医療機関の病院長判断によりフクダ電子さんから購入した。しかし購入後、同社の検査機器を使用するは頻度が他機関(クリニック同士)に比べると検査件数が圧倒的に多く、試薬の補充状況と使用期限の確認という業務が増えたため、試薬量に対してどのくらいの何件程度の検査ができるのかに関しても確認しておけば良かったと思いました。

 

 

株式会社堀場製作所

【引用】株式会社堀場製作所公式サイト

会社名 株式会社堀場製作所
本社住所 京都市南区吉祥院宮の東町2
電話番号 075-313-8121
ホームページ https://www.horiba.com/
特徴 フクダ電子株式会社はハイエンド機種を販売しているメーカーです。OEMとしてフクダ電子が堀場製作所の機種を販売展開しています。価格は比較的高めですが、競合他社に無い機能を持った製品を展開しています。

 

 

 

超全自動血球計数器を選ぶポイント

全自動血球計数器を選ぶポイントは以下の通りです。

イニシャルコスト

「とにかくCBC測定ができれば良い!」というユーザーであれば、納入価格の安い機種が採用されます。まずは初期費用を抑えたい、というユーザーに重視されるポイントです。

ランニングコスト

→メーカーによって、ランニングコストは異なります。CBC測定器は、測定ごとに約4種類〜5種類の試薬を使用しますので、ランニングコストが発生します。よって、ユーザーとしてはランニングコストをいかに抑えるか、という視点で機種選定するケースも多々あります。

測定精度の高さ

メーカーごとで測定原理が異なる場合があるため、測定精度も異なるケースがあります。

検査技師がいるクリニック・病院では、保健所から機器の精度管理をしているかをチェックされるため、保健所対策として、より測定精度の高い機器が好まれます。

使い勝手の良さ

測定を行うスタッフにとって、測定の仕方やメンテナンスの仕方がいかに手間の掛からない物であるかが重要です。手間を掛けずに簡便に測定ができ、かつ簡単にメンテナンスできる機種が選ばれます。

 

 

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