【医療機器】セントラルモニタ(生体情報モニタ)のおすすめメーカーと価格相場

 

セントラルモニタの価格相場について

セントラルモニタを扱う各メーカーの価格相場は、税抜で80〜300万円程度です。

各メーカーごとで複数の機種を販売展開しており、ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種ごとで機能性や受信可能なバイタル情報が異なるため、価格は異なります。

  1. 約50〜80万円  【クリニック】2人〜4人の患者のバイタル情報管理
  2. 約50〜200万円【200床程度の中規模病院】4人〜8人の患者のバイタル情報管理
  3. 約100万〜400万円【300床程度の大規模病院】16人〜32人の患者のバイタル情報管理

※上記はセントラルモニタ単体の価格です。送信機などは含みません。

価格帯が異なる主な要因は「何人の患者のバイタル情報を管理するか」という点です。(以下、上記①〜③の価格相場を決める要素です)

 

 

セントラルモニタのおすすめメーカーと価格相場

 

セントラルモニタを扱うメーカー

セントラルモニタを扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社
  • フクダコーリン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社

 

セントラルモニタを扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、他社にない独自の機能を多く有している点で生体情報モニタ全体の国内シェアはNo.1です。

クリニックから中小病院、大学病院クラスで幅広い支持を獲得しています。特に大学病院市場では圧倒的なシェアを誇っています。

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場、中小病院市場で好まれます。

 

 

フクダコーリン株式会社

【引用】フクダコーリン株式会社公式サイト

会社名 フクダコーリン株式会社
本社住所 東京都文京区小石川一丁目12番14号 日本生命小石川ビル
電話番号 03-5803-7677
ホームページ https://colin.fukuda.co.jp/
特徴 旧オムロンコーリンがフクダ電子株式会社に買収され、フクダ電子グループ傘下に参入したことで設立。

スポットチェックモニタ(生体情報が簡易的に測定でき、電子カルテとの親和性が高いモニタ)で幅を利かせています。

価格は比較的安いです。ローエンドからミドルレンジ機種を主に販売展開しています。

 

株式会社フィリップス・ジャパン

【引用】株式会社フィリップス・ジャパン公式サイト

会社名 株式会社フィリップス・ジャパン
本社住所 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
電話番号 03-3740-5896
ホームページ https://www.philips.co.jp/
特徴 大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。

ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

【引用】GEヘルスケア・ジャパン株式会社公式サイト

会社名 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
本社住所 東京都日野市旭が丘4-7-127
電話番号 042-585-5111
ホームページ https://www.gehealthcare.co.jp/
特徴 大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。

特にOP室で導入されているケースがあります。ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

 

セントラルモニタを選ぶポイント

セントラルモニタの選び方のポイントは以下の通りです。

視認性(画面サイズ)の良さ

特にディスプレイの大きさが大きいのか否か、という点は重視されます。

【小規模のクリニック市場(有床診療所)】であれば、セントラルモニタの画面サイズはそこまで重視されません。

【中~大規模病院】を選ぶ場合は、画面に多くの患者情報を表示させる必要があるので、大きい画面サイズでなければ患者情報が見えづらくなります。

画面サイズが大きいグレードとなると、中小病院〜大病院クラスで選定される傾向が強いです。

受信可能な項目の豊富さ

重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で使用するか、一般病棟で使用するかで受信すべきバイタル情報が異なります。

一般病棟で使用する場合は前述の基本バイタル情報だけで問題ありませんが、重症サイトであれば、基本バイタル情報の他に、観血血圧、呼気終末二酸化炭素分圧、BIS値、TOF値・・・等といった項目が必須になる場合があります。

操作のシンプルさ

特に、病棟看護師の業務量は多くて忙しいです。もしセントラルモニタの操作が複雑であったら、より業務を増やしてしまいます。

そこで現在のセントラルモニタでは、とにかく看護師が簡便に使えるように設計されています。いかに簡単に使えるか、という点はかなり重視されます。

 

 

セントラルモニタとは

セントラルモニタとは、有床診療所や病院などの病棟におけるナースステーション(詰め所)に置く医療機器です。

各病室の患者に装着されている送信機やベッドサイドモニタから発するバイタル情報をセントラルモニタが受け、病室に入院している患者のバイタルをセントラルモニタ上で一元管理します。

セントラルモニタがあることで、看護師や医師は、わざわざ病室に行って患者のバイタルを確認せずとも、セントラルモニタ上で入院している患者のバイタル情報が確認できるため、看護師・医師の業務負荷が大幅に軽減されます。

セントラルモニタ上で管理するバイタル情報は、使用する送信機・ベッドサイドモニタに依存します。主に以下の項目となります。

  • 心電図
  • 呼吸数
  • 動脈血酸素飽和度
  • 非観血血圧
  • 体温

 

 

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