【医療機器】超音波診断装置(エコー)のおすすめメーカーと価格相場

超音波診断装置(エコー)の価格相場について

エコー本体の価格相場 200万円~1,000万円(税別)
主な価格変動要因 プローブの数
ランニングコスト 電気代とゼリーのみ

 

 

超音波診断装置(エコー)を扱う各機械メーカーの価格相場は、約200万〜1,000万円です。持ち手であるプローブが1本100~200万円なので、その本数が最大の価格変動要因です。

また、ランニングコストについては接触部に塗るゼリーと電気代だけなので、重要な決定要素ではありません。

 

超音波診断装置(エコー)の価格のクチコミ

日本シグマックスのエコーを294万円で購入しました。(東京都 女性)

GEのエコー「LOGIQ7S」を約700万円で購入しました。(岐阜県 60代 男性)

株式会社誠鋼社のポータブルエコーである FAMUBO を30万円で購入しました。(40代 東京 男性)

 

 

 

超音波診断装置(エコー)メーカーのおすすめ

エコーの主要メーカー

  • キヤノンメディカルシステムズ株式会社
  • 富士フイルムヘルスケア株式会社
  • 富士フイルムメディカル株式会社
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  • フクダ電子株式会社
  • コニカミノルタジャパン株式会社
  • 日本シグマックス株式会社
  • シーメンスヘルスケア株式会社

 

くっきり見たい場合はキヤノン、まんべんなく見たい場合は富士フイルムを選ぶ方が多いです。

コスト重視なら富士フイルムヘルスケアが優位にありますが、キヤノンもローエンドのモデルであれば安価なものがあります。

性能面で選ぶならGEがおすすめですが、非常に効果です。フクダ電子は安価ですが、性能面でやや懸念があります。一方、整形領域ではコニカが最も高く評価されている印象です。

 

 

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

画像をくっきり見せる点が好みが分かれるメーカーです。病院市場の検査科におけるシェアがNo.1です。病院の検査技師に好まれる傾向があります。安価なローエンドモデルでクリニックの市場を伸ばしている印象があります。

 

 

富士フイルムヘルスケア株式会社

透析専門病院・クリニックにおけるシェアが高いです。キヤノンのようにくっきり見せずにあえてぼんやり見せることで、異常を見落とすリスクを落とす仕様になっています。

エコー専門のメーカーであった日立アロカを取り込んでおり、国内では大きなシェアを持っています。

 

 

 

富士フイルムメディカルケア株式会社

透析専門病院・クリニックにおけるシェアが高いです。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

高価格・高品質メーカーで、これを設置しているクリニックは資金が豊かな印象を受けます。ポータブルエコーのシェアが No.1です。

 

GE(エコー)の価格のクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (岐阜県 60代 男性)
GEのエコー「LOGIQ7S」を利用しています。アプリケーションスペシャリストが来社して使い方を教えてくださったり、修理対応もとても早かったので満足でした。製品ではカーソルを動かすボールが時々、動かしづらくなっていたので取り外して掃除が必要でした。価格はちょっと他社のものに比べて高かったですが、操作もしやすく機能も優れていたのでその分の価値はあったと思いました。

 

 

 

フクダ電子株式会社

リーズナブルなエコーです。機能面で物足りなさを感じなければ、十分導入の選択肢に入れても良いと思います。

 

 

コニカミノルタジャパン株式会社

整形外科におけるシェアがNo.1がです。穿刺用のエコーを作っており、麻酔科でも強い印象です。

 

 

日本シグマックス株式会社

整形外科を中心とした運動器領域のエコーを販売しています。

 

日本シグマックスのエコーのクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (東京都  女性)
日本シグマックスを知り合いが使用しており、評価も高かったので購入。

 

シーメンスヘルスケア株式会社

産婦人科で高いシェアを誇っています。

 

ポータブルエコーのメーカーおすすめ

ポータブルエコーでは、GE・ブイスキャンが高い評価を受けています。これらのメーカーと比較するとコニカは機能性で劣ると言われます。

 

 

超音波診断装置(エコー)を選ぶポイント

超音波診断装置(エコー)の選び方のポイントは以下の通りです。

価格

機能面にこだわりが無いユーザーであれば、当然安い機種が採用されます。

画像の視認性

画像の視認性は、超音波画像診断装置(エコー)を選ぶ上で最も重要なポイントです。エコー画像の見やすさはメーカーごとで異なるからです。

例えば心臓や肝臓などの臓器がはっきりと見えると、より診断がしやすくなりますので、視認性が良いか否かはエコーを選ぶ上で非常に重要です。

使い勝手の良さ

バッテリ駆動が長いか否か、持ち運びがしやすいか、電源を入れて起動するまでの時間が短いか、などのポイントがあります。

システム連携における親和性

エコー画像を検査データ管理システムへ円滑に飛ばすことができるか、という点は重要です。従来型の紙に印刷されたデータは保管場所に困り、紙代が掛かるため、近年ではエコー画像データを電子化する傾向が強いです。

また、電子カルテ端末でエコー画像を参照したい医師も多くいることから、システム連携における親和性が高いか否か、という点は重視されます。

 

 

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