MRIの価格とメーカー

【医療機器】CTのおすすめメーカーと価格相場

CT の機器の価格相場

画像診断機器CTを扱う各メーカーの価格相場は税抜8,000万円〜1億円です。価格が変動する要素としては、列数です。

列数とは、CT性能を表す指標です。体軸方向の検出器の数を指し、1回転で取得できる画像の枚数のことです。列数が増えれば増えるほど、金額が上がります。

「4列」「16列」「64列」という具合に列数が増えることでより多断面を捉えることができる分、スペックが上がるのです。

 

 

CT(画像診断機器)とは

画像診断機器CTとは、Computed Tomography(コンピューター断層撮影)の略で、X線を身体の回りに回転させながら照射(スキャン)することで、人体を輪切りにした画像を撮影することができる医療機器です。

主に脳梗塞や脳動脈癌の診断のために活用されることが多い機器となっています。脳神経科を標榜しているクリニックや病院で幅広く導入されています。

 

 

 

CTを扱うメーカーについて

画像診断機器CT を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • キヤノンメディカルシステムズ株式会社
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  • シーメンスヘルスケアジャパン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • 富士フイルムヘルスケア株式会社

 

CTを扱うメーカーの特徴

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

【引用】キヤノンメディカルシステムズ株式会社公式サイト

会社名 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
本社住所 栃木県大田原市下石上1385番地
電話番号 0287-26-6211
ホームページ https://jp.medical.canon/
特徴 国内CTシェアNo.1のメーカーです。

独自の機能や差別化できる機能を多く有している点で、クリニックのみならず大学病院まで多くのシェアを獲得しているTOPメーカーです。

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

【引用】GEヘルスケア・ジャパン株式会社公式サイト

会社名 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
本社住所 東京都日野市旭が丘4-7-127
電話番号 042-585-5111
ホームページ https://www.gehealthcare.co.jp/
特徴 国内CTシェアNO.2のメーカーです。国内では後発でありながらも、各市場でシェアを伸ばしているメーカーです。

 

 

 

シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

【引用】シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

会社名 シーメンスヘルスケアジャパン株式会社
本社住所 東京都品川区大崎1丁目11番1号ゲートシティ大崎ウエストタワー
電話番号 03-3493-7500
ホームページ https://www.siemens-healthineers.com/
特徴 GEヘルスケア・ジャパン株式会社としのぎを削っている画像メーカーです。

「画像診断機器はシーメンス」と決めている医師も一定数いるほどファンが多くいます。

 

株式会社フィリップス・ジャパン

【引用】株式会社フィリップス・ジャパン公式サイト

会社名 株式会社フィリップス・ジャパン
本社住所 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
電話番号 03-3740-5896
ホームページ https://www.philips.co.jp/
特徴 大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。

ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

富士フイルムヘルスケア株式会社

【引用】富士フイルムヘルスケア株式会社公式サイト

会社名 富士フイルムヘルスケア株式会社
本社住所 東京都港区赤坂9丁目7-3
電話番号 03-6271-1471
ホームページ https://www.fujifilm.com/fhc/ja
特徴 旧日立を買収してから勢力を一気に拡大している新進気鋭のメーカーです。

元々の自部門で培ってきたユーザーとの関係性を活用し、各市場で積極的に販売展開しています。

 

 

CTの選び方のポイント

画像診断機器CTの選び方のポイントは以下の通りです。

列数の数

一方向で脳だけの病変を捉えるだけでなく、横断面や矢状断面、冠状断面などといった多断面の各部位の病変を捉えたい場合は、より多くの列数が必要になります。

列数が多いほど高い診療報酬点数が取れる傾向(算定条件にもよります)にありますので、採算性を意識して列数の多いCTを選ぶユーザーもいます。

測定スピード

MRIと比べると比較的検査時間が短いことが特徴のCT検査ですが、1部位でも約10分掛かることが多いです。特に多数の部位を測定する医療機関においては、より短時間の測定スピード機能を有した機器が選ばれやすいです。

患者への負担の有無

検査をする上で患者に負荷が掛かりにくい構造になっているかが重要です。主に以下のポイントが重要視されます。

  • 装置への乗り降りが楽か?
  • 装置内の閉塞感がないか?
  • 測定時の騒音が少ないか?

省スペース設計

画像診断機器CTは大型の医療機器です。故に、ある程度の設置スペースが必要となります。

設備投資が可能な大病院であれば問題ありませんが、クリニックや中小病院の中には、なかなか設置スペースが確保できない医療機関も存在します。よって、より省スペース設計な機器が好まれる傾向になるのです。

 

 

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