【介護施設向けセンサーの種類】場所別4パターン

今回は、「介護施設向けセンサーの種類とは」をご紹介していきます。

 

 

施設向けセンサーにはどのような種類があるのか?

①ベッド用センサー

【引用】株式会社テクノスジャパン公式サイト

ベッド上に敷くタイプから、ベッド横の床に敷くタイプ、ベッド枠に設置し、超音波・赤外線で動作を検知するタイプと複数のタイプのセンサーがございます。

介護施設で導入する事が多いタイプのセンサーは、ベッド上に敷くタイプとフロアに敷くタイプのセンサーです。上体を起こしたり、踏んだりすると報知します。

ナースコールと連結し、報知の際はナースコールでお知らせされます。

目的としては、ベッドからの転倒・転落の危険性が高く、最も早めの報知が必要な利用者さん向けです。

②出入り口用センサー

【引用】株式会社テクノスジャパン公式サイト

離院・離棟対策、建物やフロアからの外出をお知らせしてくれます。徘徊でお悩みの利用者さんがいらっしゃる場合は安全対策で設置されることをおすすめ致します。

各メーカーによって仕様は様々ですが、タグやタグ付きの名札等を利用者さんへ身に着けておき、センサーを入口付近へ設置しておくと、その前を通ると報知がなります。

センサーからの受信機にはスマートタイプで、介護者が持ち運べる仕様になっているタイプもあります。デイサービスやショートステイの利用者さんにピッタリです。

また、ドアが開くと報知するタイプのセンサーもあり、2重に設置することで時間帯によって運用方法を変えることもできます。

 

 

③車椅子用センサー

【引用】株式会社テクノスジャパン公式サイト

車いすの座部に敷き、車いすから立ち上がると報知します。ナースコールから報知するタイプと受信機から報知するタイプとあり、運用方法によって、どちらかを選びます。

日中のお時間帯に、車いすで過ごすことの多い利用者さんに適しております。車いすマットレスの下に敷いても問題ありませんので、利用者さんにストレスなくご利用できます。

また、受信機で報知するタイプだとナースコール設備の必要がないため、デイサービスでもご利用できます。

④トイレ用センサー

【引用】株式会社テクノスジャパン公式サイト

便座から腰を浮かし足部に重圧がかかることでセンサーが感知し、報知するタイプと、センサーを壁面に設置し、照射範囲から離れると報知するタイプがあります。

ナースコールと連動し、ナースコールで報知するタイプと専用受信機で報知するタイプがあります。専用受信機を使用するタイプの場合は、ナースコール設備が不要なため、デイサービスでも利用できます。

排泄終了後の徘徊を防ぎ、転倒等の事故を防ぐことができます。また、事故発生時も迅速に救助に駆けつけることができます。

トイレにセンサーが無かったら、利用者さんの転倒に気付かなかっただろうというケースはよくあります。

 

 

介護施設向けセンサーを選ぶ際のポイント

①使用する場所、目的はなにか?

ベッドに設置して、転落転倒を防ぐために設置するのか、入り口付近に設置して、徘徊からの事故を防ぐために設置するのかで、選ぶセンサーが変わります。

利用者さんの状態によって、設置場所も変わるため、総合的に検討して選びましょう。

②利用者さん目線で検討する

センサーを設置すると、利用者さんのプライバシーを侵害することとなります。

そのため、利用者さんのストレスとならないように気を配る必要があります。おすすめは、ベッドマットレスの下に敷くベッドコールです。

 

優先順位を検討し、センサーを選びましょう!

センサーを利用する必要がある方は、認知症や補助がないと起き上がりができない利用者さんです。センサーを設置するということは、利用者さんのプライバシーの侵害になりますので、ご家族様へ許可を事前に頂くことも大切です。

今は、購入にあたり助成金や補助金の活用も可能なため、ご検討の場合はメーカーへ確認してみましょう!

 

 

 

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