【医療機器】人工呼吸器(挿管型)のおすすめメーカーと価格

今回は、【医療機器】人工呼吸器(挿管型)のおすすめメーカーと価格相場とは?をお伝えします。

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
こんにちは、医療クリニックで使用される人工呼吸器(挿管型)のメーカーや価格相場をご紹介します。開業される方や買換えを検討されている方のご参考になれば幸いです。

機器販売歴7年のアドバイザーが、人工呼吸器(挿管型)のご相談からご導入までしっかりと寄り添います。お気軽にお問合せくださいませ。

 

 

【医療機器】人工呼吸器(挿管型)のおすすめメーカーと価格相場

人工呼吸器とは、体内の酸素が不足していたり、息を吐く際に二酸化炭素が上手く吐き出せない時に使用する医療機器です。つまり、人間の呼吸の役割を担う呼吸補助機器となります。

挿管型の人工呼吸器とは、呼吸補助の際に、以下の方法で気道確保して呼吸補助を行う呼吸器となります。

  • 経口挿管・・・口から管を入れ、呼吸補助を行う手法
  • 経鼻挿管・・・鼻から管を入れ、呼吸補助を粉う手法
  • 気管切開・・・喉の辺りを切開し、管を入れ、呼吸補助を行う手法

 

人工呼吸器(挿管型)を扱うメーカーについて

挿管型の人工呼吸器を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • フクダ電子株式会社
  • 日本光電工業株式会社
  • アコマ医科工業株式会社
  • アイ・エム・アイ株式会社
  • 株式会社東機貿
  • 日本メドトロニック株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン

 

 

【医療機器】人工呼吸器(挿管型)を扱う各メーカーの特徴

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 呼吸器国内シェアNo.1のメーカーです。スウェーデンの会社で製造されたサーボという呼吸器を仕入れて販売しています。呼吸器=サーボベンチレータと言っても過言ではないぐらい呼吸器市場に浸透しています。

とにかく価格が安くて機能性が良く、そして使い勝手が良いのが特徴です。古くから市場で親しまれてきたため、今なお根強いファンが多数居ます。

 

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 呼吸器国内シェアNo.2のメーカーです。スイスのハミルトン社から呼吸器を仕入れて販売しています。代表的なASVという機能や独自の表示機能を有し、医師・看護師の目線で役に立つ機能を多く有しています。

価格はやや高めですが、機能性の高さから競合力は極めて高いです。

 

 

アコマ医科工業株式会社

【引用】アコマ医科興行株式会社公式サイト

会社名 アコマ医科工業株式会社
本社住所 東京都文京区本郷2-14-14
電話番号 03-3811-4151
ホームページ https://www.acoma.com/
特徴 麻酔器と呼吸器を併せ持つメーカーです。価格が安い上、機能性の高さがあり、勢力を伸ばしているメーカーです。

 

アイ・エム・アイ株式会社

【引用】アイ・エム・アイ株式会社公式サイト

会社名 アイ・エム・アイ株式会社
本社住所 埼玉県越谷市流通団地三丁目3番12号
電話番号 048‑988‑4411
ホームページ https://www.imimed.co.jp/
特徴 搬送用呼吸器において一定の評価を獲得しています。軽量化されながら、バッテリの持ちも良く、救急サイトなどでも使用されています。

 

 

株式会社東機貿

【引用】株式会社東機貿公式サイト

会社名 株式会社東機貿
本社住所 東京都品川区勝島1-5-21 東神ビル内
電話番号 03-3586-1421
ホームページ https://www.tokibo.co.jp/
特徴 ドレーゲル社やコヴィディエン社の呼吸器を仕入れて販売しているメーカーです。

価格は高めですが、老舗呼吸器メーカーの機種を販売しており、高い信頼性と販売実績を有しています。

 

日本メドトロニック株式会社

【引用】株式会社東機貿公式サイト

会社名 日本メドトロニック株式会社
本社住所 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス
電話番号 03-6774-4611
ホームページ http://www.medtronic.com/jp-jp/index.html
特徴 コヴィディエン社を買収して、ベネットという呼吸器を販売しています。基本性能の高さのみならず、消耗品期限の長さなど、独自の差別化機能を有しています。

 

 

株式会社フィリップス・ジャパン

【引用】株式会社フィリップス・ジャパン公式サイト

会社名 株式会社フィリップス・ジャパン
本社住所 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
電話番号 03-3740-5896
ホームページ https://www.philips.co.jp/
特徴 とにかく小型で搬送に適した呼吸器を販売しているメーカーです。最軽量で、かつバッテリの持ちが良いのが特徴です。国内のみならず、海外でも一定の評価を獲得しています。

 

人工呼吸器(挿管型)の価格相場について

挿管型の人工呼吸器を扱う各メーカーの価格相場は、税抜で250〜600万円程度です。価格が変動する要素としては、「自動化機能」があります。

例えば、身長と性別を機器に入力するだけで、設定すべき理想体重が導き出されるASV機能などといった、自動化機能を有しているかが価格変動の大きな要素となっています。

 

人工呼吸器(挿管型)の選び方のポイント

挿管型の人工呼吸器の選び方のポイントは以下の通りです。

持ち運びの便利さ

呼吸器は病棟や救急サイトといった多サイトで使用されるケースが多いことから持ち運びを重視するユーザーが多くいます。よりコンパクトに、軽量化された呼吸器が選ばれやすい傾向にあるのです。

ランニングコスト

呼吸器はとにかく消耗品が多い機器であることから、ランニングコストがいかに安いかが重要視されます。具体的には呼吸回路や呼吸フィルタ、さらにはメンテナンス費用などといった維持費を安く抑えられるかが、経営を安定化させる上で非常に重要となってくるのです。

使い勝手の良さ

呼吸器は専門性の高い医療機器であることから、特に看護師の方から苦手意識を持たれる傾向があります。苦手意識を持たれる理由は「操作が難しそう」と思われがちだからです。

使い勝手の良さは選定する上で非常に重要視されるのです。特に夜間帯は医師がいないケースがあり、その際にも安心して簡単に使いこなせる呼吸器であるかがポイントとなります。

バイタル測定が可能か

呼吸器を使用する上で、バイタル測定ができるかも選定ポイントの1つです。特にETCO2やSPO2は患者の呼吸状態を把握する上で極めて重要なパラメータとなっています。そのパラメータが測定できるか否かは、呼吸器で呼吸管理を行う上で重要なのです。

メンテナンスがしやすいか

臨床工学技士がいる病院では、臨床工学技士が必ず呼吸器をメンテナンスします。その際に簡便にメンテナンスできるかは、かなり重要視されます。海外製のメーカーですと、英語表記が多く、操作が煩雑になるケースがあるため好まれません。

一方で分かりやすい日本語表記になっている呼吸器はメンテナンスがしやすいため、特に臨床工学技士に好まれるのです。

 

 

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