人工呼吸器

【人工呼吸器の価格とおすすめメーカー】120万円~、最大シェアはフィリップス

人工呼吸器の価格相場について

本体価格 120万円~800万円(税抜き)
ランニングコスト 約15,000円/月・交換

人工呼吸器の初期費用の価格相場は、税抜で120〜800万円程度です。

 

呼吸器のランニングコスト

回路・酸素マスクの交換ごとにランニングコストが発生します。月に一度程度交換が必要で、大まかには回路が1万円/月、酸素マスクが5,000円/月程度です。

上記は使い捨てのディスポタイプを利用した場合のランニングコストですが、リユースタイプを使えばさらにコストを抑える事ができます。

 

 

【医療機器】人工呼吸器のおすすめメーカー

人工呼吸器の主要メーカー

  • フクダ電子株式会社・フクダライフテック(サーボ製)
  • 日本光電工業株式会社(ハミルトン製)
  • アコマ医科工業株式会社
  • アイ・エム・アイ株式会社
  • 株式会社東機貿
  • 日本メドトロニック株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン

 

診療科ごとの呼吸器メーカーのおすすめ

導入する診療科ごとにおすすめのメーカーが異なります。

カテゴリ メーカー 性能
急性期大規模病院 メドトロニック ハイエンド
急性期中規模病院(大きなオペ無し) 日本光電 急性期の大規模病院や救急以外では幅広く利用されている
救急 フクダ電子 ローエンド
在宅・療養病院院内 フィリップス ローエンド

 

レンタルを希望する場合はアイ・エム・アイが選択肢になります。

 

呼吸器のメーカーごとのシェア

大まかな国内シェア率は以下のとおりです。

メーカー名 シェア率
フィリップス 40%
メドトロニック 25%
日本光電 15%
フクダ電子 15%
その他 5%

 

 

【医療機器】人工呼吸器(挿管型)を扱う各メーカーの特徴

株式会社フィリップス・ジャパン

とにかく小型で搬送に適した呼吸器を販売しているメーカーです。最軽量でバッテリの持ちが良いのが特徴で、在宅・療養病院院内向けのローエンド製品で大きなシェアを有しています。国内のみならず、海外でも一定の評価を獲得しています。

【弱み】
在宅・療養病院院内で重宝されていますが、急性期での実績ではメドトロニックや日本光電に劣ります。

 

フクダ電子株式会社

人工呼吸器【引用】フクダ電子公式サイト

 

呼吸器国内シェアNo.1のメーカーで、クリニック向けの価格相場は250万円~300万円ほどで、日本光電より100万円ほど安価です。

スウェーデンの会社で製造されたサーボという呼吸器を仕入れて販売しています。呼吸器=サーボベンチレータと言っても過言ではないぐらい呼吸器市場に浸透しています。持ち運びにも便利なので救急の現場で重宝されています。

とにかく価格が安くて機能性が良く、そして使い勝手が良いのが特徴です。古くから市場で親しまれてきたため、今なお根強いファンが多数居ます。

安かろう悪かろうの印象でフクダ電子を敬遠する方もおられますが、呼吸器に関しては選択肢に含めて頂ける水準に有ると思います。

【弱み】
救急の現場で重宝されていますが、急性期での実績はメドトロニックや日本光電に、在宅・療養での実績はフィリップスに劣ります。

 

日本光電工業株式会社

呼吸器国内シェアNo.2のメーカーです。スイスのハミルトン社から呼吸器を仕入れて販売しています。代表的なASVという機能や独自の表示機能を有し、医師・看護師の目線で役に立つ機能を多く有しています。生体情報モニターとの連携に強い点も特徴で、急性期だが大規模なオペが少なく、メドトロニック社のハイエンド機までは必要無いという病院で導入されています。

価格はやや高めですが、機能性の高さから安価なフクダ電子のサーボの比較材料として適しています。

1台300~350万円と、フクダ電子より100万円ほど高価です。

 

【弱み】
広く医療現場で重宝されているメーカーですが「急性期のハイエンドと言えばメドトロニック」のように特別重宝されている診療科が無いとも言えるメーカーです。

 

 

アコマ医科工業株式会社

麻酔器と呼吸器を併せ持つメーカーです。価格が安い上、機能性の高さがあり、勢力を伸ばしているメーカーです。

 

アイ・エム・アイ株式会社

搬送用呼吸器において一定の評価を獲得しています。軽量化されながら、バッテリの持ちも良く、救急サイトなどでも使用されています。

購入だけでなく「レンタル」という選択肢を提供している面白いメーカーです。

 

 

株式会社東機貿

ドレーゲル社やコヴィディエン社の呼吸器を仕入れて販売しているメーカーです。

価格は高めですが、老舗呼吸器メーカーの機種を販売しており、高い信頼性と販売実績を有しています。

 

日本メドトロニック株式会社

コヴィディエン社を買収して、ベネットという呼吸器を販売しています。精密なコントロールが可能で、大病院での急性期で使用されるハイエンド製品となるとこの製品一択と言えます。

基本性能の高さのみならず、消耗品期限の長さなど独自の差別化機能を有しています。

【弱み】
急性期の大規模病院では重宝されていますが、一方で在宅や療養での実績は少ないです。

 

 

 

人工呼吸器の選び方のポイント

人工呼吸器の選び方のポイントは以下の通りです。

持ち運びの便利さ

呼吸器は病棟や救急サイトといった多サイトで使用されるケースが多いことから持ち運びを重視するユーザーが多くいます。よりコンパクトに、軽量化された呼吸器が選ばれやすい傾向にあるのです。

ランニングコスト

呼吸器はとにかく消耗品が多い機器であることから、ランニングコストがいかに安いかが重要視されます。具体的には呼吸回路や呼吸フィルタ、さらにはメンテナンス費用などといった維持費を安く抑えられるかが、経営を安定化させる上で非常に重要となってくるのです。

使い勝手の良さ

呼吸器は専門性の高い医療機器であることから、特に看護師の方から苦手意識を持たれる傾向があります。苦手意識を持たれる理由は「操作が難しそう」と思われがちだからです。

使い勝手の良さは選定する上で非常に重要視されるのです。特に夜間帯は医師がいないケースがあり、その際にも安心して簡単に使いこなせる呼吸器であるかがポイントとなります。

バイタル測定が可能か

呼吸器を使用する上で、バイタル測定ができるかも選定ポイントの1つです。特にETCO2やSPO2は患者の呼吸状態を把握する上で極めて重要なパラメータとなっています。そのパラメータが測定できるか否かは、呼吸器で呼吸管理を行う上で重要なのです。

メンテナンスがしやすいか

臨床工学技士がいる病院では、臨床工学技士が必ず呼吸器をメンテナンスします。その際に簡便にメンテナンスできるかは、かなり重要視されます。海外製のメーカーですと、英語表記が多く、操作が煩雑になるケースがあるため好まれません。

一方で分かりやすい日本語表記になっている呼吸器はメンテナンスがしやすいため、特に臨床工学技士に好まれるのです。

 

 

MRIの価格とメーカー

【医療機器】MRIのおすすめメーカーと価格相場(新品)

MRIの価格相場について

新品MRIの価格相場は、税抜8000万〜2億円です。価格が変動する要素としては、主にT(テスラ)の数値です。
テスラとは、磁力の大きさを表す指標です。この数値が増えれば増えるほど短時間で解像度の高い画像が撮影できます。一般的には、「1.5T」か「3T」のMRIが販売されています。

 

 

超音波診断装置(エコー)の価格のクチコミ

シーメンスの3テスラのMRIである3T MAGNETOM Verioを1億4,000万円で購入しました。(東京都 男性)

 

 

 

【医療機器】MRIのおすすめメーカーと価格相場

MRI(磁気共鳴画像診断装置)とは

MRIとは、Magnetic Resonance Imaging (磁気共鳴画像診断装置)の略で、磁気を利用し体の臓器や血管などを撮影する医療機器です。
脳腫瘍や脳血管性疾患などの診断に活用されることが多い機器となっています。使用される診療科は幅広く、以下の診療科のクリニック・病院で導入される傾向があります。

  • 脳神経外科
  • 神経内科
  • 整形外科
  • 消化器科内科・外科
  • 小児科
  • 婦人科
  • 泌尿器科
  • 耳鼻咽喉科
  • 眼科

 

MRIを扱うメーカーについて

MRIを扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • キヤノンメディカルシステムズ株式会社
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  • シーメンスヘルスケアジャパン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • 富士フイルムヘルスケア株式会社

 

 

【医療機器】MRIを扱う各メーカーの特徴

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

【引用】キヤノンメディカルシステムズ株式会社公式サイト

会社名 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
本社住所 栃木県大田原市下石上1385番地
電話番号 0287-26-6211
ホームページ https://jp.medical.canon/
特徴 国内MRIシェアNo.1のメーカーです。独自の機能や差別化できる機能を多く有している点で、クリニックのみならず大学病院まで多くのシェアを獲得しているTOPメーカーです。

最高品質を求めるのであればキヤノンのMRIがおすすめです。

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

【引用】GEヘルスケア・ジャパン株式会社公式サイト

会社名 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
本社住所 東京都日野市旭が丘4-7-127
電話番号 042-585-5111
ホームページ https://www.gehealthcare.co.jp/
特徴 国内MRIシェアNO.2のメーカーです。国内では後発でありながらも、各市場でシェアを伸ばしているメーカーです。

 

 

シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

【引用】シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

会社名 シーメンスヘルスケアジャパン株式会社
本社住所 東京都品川区大崎1丁目11番1号ゲートシティ大崎ウエストタワー
電話番号 03-3493-7500
ホームページ https://www.siemens-healthineers.com/
特徴 GEヘルスケア・ジャパン株式会社としのぎを削っている画像メーカーです。
「画像診断機器はシーメンス」と決めている医師も一定数いるほどファンが多くいます。

 

シーメンスのMRIのクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (東京都  男性)
稼働前に丁寧な説明やトレーニングを行って頂け、稼働後もアプリケーションのスタッフが数か月に数回来院するので問題があってもその時に修正してくれます。サポートセンターに電話をすれば遠隔で装置に入って教えてくれるので満足です。悪い点は、修理や点検の担当者がちゃんと決まっていない為、修理がスムーズに行えない事が多いこと。

 

 

株式会社フィリップス・ジャパン

【引用】株式会社フィリップス・ジャパン公式サイト

会社名 株式会社フィリップス・ジャパン
本社住所 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
電話番号 03-3740-5896
ホームページ https://www.philips.co.jp/
特徴 同じくGEヘルスケア・ジャパン株式会社としのぎを削っている画像メーカーです。

 

 

富士フイルムヘルスケア株式会社

【引用】富士フイルムヘルスケア株式会社公式サイト

会社名 富士フイルムヘルスケア株式会社
本社住所 東京都港区赤坂9丁目7-3
電話番号 03-6271-1471
ホームページ https://www.fujifilm.com/fhc/ja
特徴 旧日立を買収してから勢力を一気に拡大している新進気鋭のメーカーです。
元々の自部門で培ってきたユーザーとの関係性を活用し、各市場で積極的に販売展開しています。

 

 

 

MRI(磁気共鳴画像診断装置)の選び方のポイント

MRIの選び方のポイントは以下の通りです。

T(テスラ)の数値

特に整形外科領域の頚椎や腰椎などの部位を診断する場合は、より多くのテスラが必要になります。
ちなみに、テスラが多いほど高い診療報酬点数が取れる傾向(算定条件にもよります)にありますので、採算性を意識してテスラの多いMRIを選ぶユーザーもいます。

測定スピード

CTと比べると検査時間の長さが特徴のMRI検査において、測定時間の短縮は非常に重視されます。そのため、MRI検査の多い医療機関においては、より短時間の測定スピード機能を有した機器が選ばれやすいです。

測定時の騒音

MRIは磁力の振動が発生することにより、大きな騒音が出る機器です。患者様によってはクレームを出す方もおられますので、いかに騒音対策が施された機器であるかが選定ポイントになります。

省スペース設計

MRIは大型の医療機器です。故にかなりの設置スペースが必要となります。設備投資が可能な大病院であれば問題ありませんが、クリニックや中小病院の中には、なかなか設置スペースが確保できない医療機関も存在します。
よって、より省スペース設計な機器が好まれる傾向になるのです。

診療報酬点数

MRIの診療報酬点数は、病院でしか算定が難しい項目がありますが、測定する部位に応じて診療報酬点数が算定しやすい傾向があります。具体的には主に以下の項目ごとで算定しやすい傾向にあります。

  • 心臓MRI
  • 乳房MRI
  • 小児鎮静下MRI
  • 頭部MRI

算定にあたり諸条件が存在しますが、検査件数が多い病院であれば、比較的採算が取りやすい機器となります。

 

 

アークレイA1c測定器

ヘモグロビンa1c測定器のおすすめメーカーと価格相場

主にクリニックでのa1c測定器の選定ポイントを、価格とメーカーを中心にご紹介します。

 

 

ヘモグロビンa1c測定器の価格相場について

本体価格相場 50万〜80万円/税抜
ランニングコスト 400~500円/検査ごと

 

 

ヘモグロビンa1c測定器の価格相場は、税抜50万〜80万円です。価格の安さで言うとフクダ電子(堀場製作所)が一歩リードしています。

 

 

ランニングコスト

ヘモグロビンa1c測定では検査ごとにランニングコストが発生し1回350~400円程度ですが、日本光電はやや割高で500円程度になります。検査あたりだと赤字になることも多いので、単体で利益を出すのではなく他の診療と併せて利益を出すという考え方のクリニックが多いです。

 

 

ヘモグロビンA1c測定器メーカーのおすすめ

ヘモグロビンA1c測定器の主要メーカーは以下の通りです。

  • アークレイ株式会社
  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社(堀場製作所)
  • シーメンス株式会社
  • アリーアメディカル株式会社

 

シェアならアークレイ、安さならフクダ電子

最大シェアは血液検査に特化しているアークレイですが、機器の精度はアークレイ、日本光電、フクダ電子は同等レベルです。価格面ではフクダ電子が最もリーズナブルで、コンパクトさでも優位です。

 

ヘモグロビンa1c測定器メーカーの特徴

 

アークレイ株式会社

血液検査に特化したメーカーです。小型器から大型器まで幅広いラインナップがあり、測定精度も良いことから現在ではシェアNO.1になっています。

クリニックから大学病院まで多くの医療機関で採用されています。使い勝手なども良く、ユーザーからは高く評価されている企業なので、検討の際には必ず選択肢に入れていただきたいメーカーです。

 

日本光電工業株式会社

機器・試薬共に自社で製造販売していますが、1回500円程度とややランニングコストがやや高めです。

CBC測定器やグルコース測定器との連携機能が充実しており、クリニックの国内シェアはアークレイに次ぐ位置です。

 

フクダ電子株式会社(堀場製作所)

堀場製作所のOEM品を販売しています。強みは安さとコンパクトさです。

 

 

シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

十数年前はシェアが高い状況でしたが、現在は存在感に陰りが見えています。ランニングコストがやや高く、使い勝手もあまり良くないとの評価が多いです。

 

アボット ジャパン株式会社

数年前からヘモグロビンa1c市場に参入し、測定精度が良くイニシャルコスト、ランニングコストが安いことから競合力は強いです。

 

 

ヘモグロビンa1c測定器の選び方のポイント

縦型か横型か

よりコンパクトなのは横型のフクダ電子で、高さに余裕がある場合は日本光電が設置出来ます。アークレイは縦型と横型の両方がラインナップされています。

フクダ電子の「Yumizen M100 Banalyst」とアークレイの「スポットケムバナリスト SI-3620」は大きさも形もほぼ同じで、幅 240 ✕ 奥行388 ✕ 高さ212 mmで8kgです。

フクダ電子のa1c測定器【引用】フクダ電子公式サイト

アークレイA1c測定器【引用】アークレイ公式サイト

 

日本光電の「CHM-4100 セルタックケミ」は幅198 × 奥行400× 高さ428  mmで約15kgです。

日本光電のa1c測定器【引用】日本光電公式サイト

 

 

上記はクリニック用で、中規模病院向けでは例えばアークレイの「アダムス」だと幅530×奥530×高さ530mmで38kgと、クリニック用より一回り大きくなります。

 

 

ランニングコスト

ヘモグロビンa1c試薬は一般的に1検体に付き500円前後であり高価であることから、ランニングコストも重視したいポイントです。

 

測定精度の高さ

ヘモグロビンa1cは経過観察が必要な患者に対して重要な項目です。従って、値のズレがあると患者の治療の妨げになります。測定精度が良いか否かという点は、糖尿病治療専門医師にとっては非常に重要なポイントです。

 

使い勝手の良さ

看護師にとって、いかに簡便に測定できるかというポイントは重要です。測定時間がいかに早く済み、測定の手間が省けるかいう点は、日々の業務に追われる看護師にとって非常に大切です。

 

 

MRIの価格とメーカー

【医療機器】CTのおすすめメーカーと価格相場

CT の機器の価格相場

画像診断機器CTを扱う各メーカーの価格相場は税抜8,000万円〜1億円です。価格が変動する要素としては、列数です。

列数とは、CT性能を表す指標です。体軸方向の検出器の数を指し、1回転で取得できる画像の枚数のことです。列数が増えれば増えるほど、金額が上がります。

「4列」「16列」「64列」という具合に列数が増えることでより多断面を捉えることができる分、スペックが上がるのです。

 

 

CT(画像診断機器)とは

画像診断機器CTとは、Computed Tomography(コンピューター断層撮影)の略で、X線を身体の回りに回転させながら照射(スキャン)することで、人体を輪切りにした画像を撮影することができる医療機器です。

主に脳梗塞や脳動脈癌の診断のために活用されることが多い機器となっています。脳神経科を標榜しているクリニックや病院で幅広く導入されています。

 

 

 

CTを扱うメーカーについて

画像診断機器CT を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • キヤノンメディカルシステムズ株式会社
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  • シーメンスヘルスケアジャパン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • 富士フイルムヘルスケア株式会社

 

CTを扱うメーカーの特徴

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

【引用】キヤノンメディカルシステムズ株式会社公式サイト

会社名 キヤノンメディカルシステムズ株式会社
本社住所 栃木県大田原市下石上1385番地
電話番号 0287-26-6211
ホームページ https://jp.medical.canon/
特徴 国内CTシェアNo.1のメーカーです。

独自の機能や差別化できる機能を多く有している点で、クリニックのみならず大学病院まで多くのシェアを獲得しているTOPメーカーです。

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

【引用】GEヘルスケア・ジャパン株式会社公式サイト

会社名 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
本社住所 東京都日野市旭が丘4-7-127
電話番号 042-585-5111
ホームページ https://www.gehealthcare.co.jp/
特徴 国内CTシェアNO.2のメーカーです。国内では後発でありながらも、各市場でシェアを伸ばしているメーカーです。

 

 

 

シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

【引用】シーメンスヘルスケアジャパン株式会社

会社名 シーメンスヘルスケアジャパン株式会社
本社住所 東京都品川区大崎1丁目11番1号ゲートシティ大崎ウエストタワー
電話番号 03-3493-7500
ホームページ https://www.siemens-healthineers.com/
特徴 GEヘルスケア・ジャパン株式会社としのぎを削っている画像メーカーです。

「画像診断機器はシーメンス」と決めている医師も一定数いるほどファンが多くいます。

 

株式会社フィリップス・ジャパン

【引用】株式会社フィリップス・ジャパン公式サイト

会社名 株式会社フィリップス・ジャパン
本社住所 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
電話番号 03-3740-5896
ホームページ https://www.philips.co.jp/
特徴 大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。

ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

富士フイルムヘルスケア株式会社

【引用】富士フイルムヘルスケア株式会社公式サイト

会社名 富士フイルムヘルスケア株式会社
本社住所 東京都港区赤坂9丁目7-3
電話番号 03-6271-1471
ホームページ https://www.fujifilm.com/fhc/ja
特徴 旧日立を買収してから勢力を一気に拡大している新進気鋭のメーカーです。

元々の自部門で培ってきたユーザーとの関係性を活用し、各市場で積極的に販売展開しています。

 

 

CTの選び方のポイント

画像診断機器CTの選び方のポイントは以下の通りです。

列数の数

一方向で脳だけの病変を捉えるだけでなく、横断面や矢状断面、冠状断面などといった多断面の各部位の病変を捉えたい場合は、より多くの列数が必要になります。

列数が多いほど高い診療報酬点数が取れる傾向(算定条件にもよります)にありますので、採算性を意識して列数の多いCTを選ぶユーザーもいます。

測定スピード

MRIと比べると比較的検査時間が短いことが特徴のCT検査ですが、1部位でも約10分掛かることが多いです。特に多数の部位を測定する医療機関においては、より短時間の測定スピード機能を有した機器が選ばれやすいです。

患者への負担の有無

検査をする上で患者に負荷が掛かりにくい構造になっているかが重要です。主に以下のポイントが重要視されます。

  • 装置への乗り降りが楽か?
  • 装置内の閉塞感がないか?
  • 測定時の騒音が少ないか?

省スペース設計

画像診断機器CTは大型の医療機器です。故に、ある程度の設置スペースが必要となります。

設備投資が可能な大病院であれば問題ありませんが、クリニックや中小病院の中には、なかなか設置スペースが確保できない医療機関も存在します。よって、より省スペース設計な機器が好まれる傾向になるのです。

 

 

【医療機器】筋電図・誘発電位検査装置のおすすめメーカーと価格相場

今回は、【医療機器】筋電図・誘発電位検査装置のおすすめメーカーと価格相場とは?をお伝えします。

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
こんにちは、医療クリニックで使用される筋電図・誘発電位検査装置のメーカーや価格相場をご紹介します。開業される方や買換えを検討されている方のご参考になれば幸いです。

機器販売歴7年のアドバイザーが、筋電図・誘発電位検査装置のご相談からご導入までしっかりと寄り添います。お気軽にお問合せくださいませ。

 

 

【医療機器】筋電図・誘発電位検査装置のおすすめメーカーと価格相場

筋電図・誘発電位検査装置とは

筋電図・誘発電位検査装置とは、装置から神経や筋線維などへ刺激を与えた際に生じる生体信号を測定する医療機器です。生体信号を捉えることによって、筋機能や末梢神経機能、脳機能の疾患を把握することができます。

筋電図・誘発電位検査装置を活用することで検査可能な項目は主に以下の通りです。

  • 体性感覚誘発電位検査
  • 聴性誘発電位検査
  • 視覚誘発電位検査
  • 筋電図検査
  • 神経伝導検査
  • 自律神経系検査
  • 事象関連電位検査

導入される医療機関の診療科としては、主に整形外科や脳神経外科領域を標榜している診療科が多いです。

 

 

筋電図・誘発電位検査装置を扱うメーカーについて

筋電図・誘発電位検査装置を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • ガデリウス・メディカル株式会社

 

筋電図・誘発電位検査装置を扱うメーカーの特徴

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、豊富なオプションを有している点やノイズ対策がしっかりされていることから国内シェアNo.1です。クリニックから中小病院、大学病院クラスで幅広い支持を獲得しています。

全ての機種を自社で製造しており、保守・供給体制がしっかりしていることからユーザーからの信頼も厚いです。

 

ガデリウス・メディカル株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 ガデリウス・メディカル株式会社
本社住所 東京都港区赤坂7-1-1 青山安田ビル4F
電話番号 03-5414-8753
ホームページ https://www.gadeliusmedical.com/ja/
特徴 米国の医療機器メーカーであるネイタス社から輸入して販売しています。

世界のゴールドスタンダードと呼ばれるニコレ−という機種を古くから扱っているメーカーです。世界シェアではNo.1です。

近年、ノイズ対策や独自機能を有した製品開発が進み、競合力は上昇傾向となっています。海外製が好きな医師には特に根強い人気があります。

 

 

筋電図・誘発電位検査装置の価格相場について

筋電図・誘発電位検査装置を扱う各メーカーの価格相場は、税抜で200〜800万円程度です。市場ごとで販売価格が異なる傾向があります。

  1. 【クリニック市場】200万〜300万
  2. 【200床程度の中小規模病院】300万〜500万
  3. 【300床以上の大規模病院】500万〜800万

価格が変動する要素としては、「オプションである検査項目を何個追加するか」が挙げられます。

検査項目が増えれば増えるほど、金額が上がります。クリニック市場であれば、神経伝導検査しか実施しない傾向があるため、金額は200万円前半でおさまることが多いです。

一方で中小病院から大病院規模になると生理検査室のみならず、OP室の術中で使用されるケースがあり、術中モニタリングを行う施設があります。術中モニタリングの場合、多くの検査項目を要するため、必然的に金額が上がります。最大でも800万円近くに膨れ上がるケースもあるのです。

 

 

筋電図・誘発電位検査装置の選び方のポイント

筋電図・誘発電位検査装置の選び方のポイントは以下の通りです。

操作性の良さ

筋電図・誘発電位検査装置を扱う検査技師にとって、使いやすい機器が好まれます。装置から刺激を生体に送り、波形と音を記録。

その後、レポートを作成するという一連の流れをいかにスムーズに行えるかを選定ポイントとする検査技師が多いです。

術中モニタリングの有無

基本的に生理検査室のみで使用されるケースが多い機器ですが、整形領域に特化した病院であれば手術中に体性感覚誘発電位検査などのモニタリングを行うケースがよくあります。

その場合は術中モニタリングに対応したハイエンド機種を選ぶ必要があります。

価格

価格相場としては最低でも200円万を超える高額医療機器であるため、ユーザー心理としては少しでも初期費用を抑えたいという意向があります。

また全ての検査項目において、消耗品である電極を使用するため、一定のランニングコストが掛かってしまいます。このことから少しでもイニシャルコストを抑えたいと考えるユーザーが多く存在するのです。

 

 

【医療機器】除細動器のおすすめメーカーと価格相場

今回は、【医療機器】除細動器のおすすめメーカーと価格相場とは?をお伝えします。

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
こんにちは、医療クリニックで使用される除細動器のメーカーや価格相場をご紹介します。開業される方や買換えを検討されている方のご参考になれば幸いです。

機器販売歴7年のアドバイザーが、除細動器のご相談からご導入までしっかりと寄り添います。お気軽にお問合せくださいませ。

 

 

【医療機器】除細動器のおすすめメーカーと価格相場

除細動器とは

除細動器とは、体表(多くは右胸と左脇腹)に電極を当て、約150J〜200Jの電気ショックを身体に与えることによって心室細動を取り除く機器です。

除細動器には主に以下3種類の機種があります。

  • スペック①・・・一般的な除細動(カウンターショック)機能のみ搭載機種。AEDもこれに属します。
  • スペック②・・・バイタル情報(心電図、呼吸数、SPO2、ETCO2など)が測定可能な機種です。
  • スペック③・・・経皮ペーシング機能が利用可能な機種です。

導入される診療科はかなり幅広く、除細動器であれば主にOP室や検査室、病棟、外来などです。AEDであれば今や医療機関のみならず公共交通機関など、あらゆる場所に設置されています。

※除細動器とAEDの違い・・・除細動器は、患者に与える電気ショックのエネルギー(ジュール数)をマニュアルで設定する必要がありますが、AEDは自動的にジュール数を設定します(初回の除細動時は150J固定)。

 

 

除細動器を扱うメーカーについて

除細動器を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社

 

除細動器を扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、不整脈の解析精度の高さや解析スピードなどが圧倒的に早いことから国内シェアNo.1です。クリニックから中小病院、大学病院クラスで幅広い支持を獲得しています。

全ての機種を自社で製造しており、保守・供給体制がしっかりしていることからユーザーからの信頼も厚いです。

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 自社品とOEM品を織り交ぜて販売展開しています。とにかく価格が安いのが特徴です。

クリニック市場、中小病院市場で幅を利かせています。機能性などが日本光電に劣る点から、除細動器シェアは低いです。

 

 

除細動器の価格相場について

除細動器を扱う各メーカーの価格相場は、税抜で60〜150万円程度です。市場ごとで販売価格が異なる傾向があります。

  1. 【クリニック市場】60万〜80万 一般的な除細動(カウンターショック)機能のみ搭載機種。
  2. 【200床程度の中小規模病院】80万〜100万 バイタル情報が測定可能な機種。
  3. 【300床以上の大規模病院】100万〜150万 経皮ペーシング機能が利用可能な機種。

 

 

除細動器の選び方のポイント

除細動器の選び方のポイントは以下の通りです。

解析スピードが早さ

除細動器を使用する上でユーザーが最も気にする点です。

心静止などの場合、1分1秒でも早く処置を行えるかが生死を分ける救命現場において、不整脈の解析スピードが早いか否かで救命率が変わるため、この点は非常に重要視されます。

動作チェック機能の簡便さ

除細動器は高度管理医療機器であり、治療機器であることから日常的に院内スタッフが点検することが義務付けられています。従って点検が簡便にできる除細動器が好まれます。

シンプルに点検操作ができるか否かは、重要な選定ポイントなのです。

消防本部との親和性

病院やクリニックにて除細動器導入を検討する際、重要になるのが、近隣の消防本部に既に導入されている除細動器がどのメーカーなのか、という点です。

消防本部が使用している除細動器と、その消防本部が管轄している病院やクリニックの除細動器が同じであれば体表に貼る電極の互換性が生まれ、これが救命時にシームレスな連携へと繋げてくれるからです。救急車に搭載されている除細動器と、搬送先病院の除細動器のメーカーが同じであれば、電極に互換性が生まれます。

つまり救急車から病院へ患者(電極が装着されている状態)を搬送する際、電極を付け替えずに病院の除細動器の電極コネクタに電極を差すことができるのです。

メーカーが救急車と搬送先の病院で異なる場合はこのシームレスな連携はできませんので、この点も重要視されます。

バイタルの有無

オプションバイタル項目であるSPO2やETCO2などを入れ込むか否かで金額差が発生します。上記項目を含むか否かで、約40万前後の金額差が発生します。

 

 

超音波骨密度測定装置の価格相場とおすすめメーカー

超音波骨密度測定装置の価格相場について

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
超音波骨密度測定装置の相場は90万円前後です。各メーカーで1機種ずつ販売展開しています。

 

 

 

超音波骨密度測定装置を扱うメーカーについて

超音波骨密度測定装置を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 澁谷工業株式会社
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  • 富士フイルムヘルスケア株式会社
  • キヤノンメドックサプライ株式会社(古野電気)

 

超音波骨密度測定装置を扱う各メーカーの特徴

キヤノンメドテックサプライ株式会社

踵の骨で骨密度を測定出来る古野電気のCM-300を総代理店として販売しています。測定時間が約10秒でポータブルなので集団検診や一次スクリーニングで採用されています。

 

澁谷工業株式会社

測定時間の早さや簡便な操作性を有している点で競合力は非常に高いです。現在では超音波骨密度測定装置シェアNO.1になっています。その他にも測定精度の高さや3年保証が標準で付いている点など、差別化できる仕様が多く、ユーザーからの評価は高いです。

 

富士フイルムヘルスケア株式会社

超音波骨密度測定装置にて業界TOPシェアを誇っていたアロカを買収。現在、市場シェアを取り戻そうと必死になっています。澁谷工業株式会社に次ぐシェアを取っています。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社(2021年販売中止)

超音波骨密度測定装置で市場で大きな存在感を発揮していましたが、メーカー供給体制に問題が生じ、2021年頃に販売を中止。

もともと市場にはかなりの台数がインストールされていましたが、現在では他社に更新されるターゲットとなっています。

 

 

 

超音波骨密度測定装置の選び方のポイント

超音波骨密度測定装置の選び方のポイントは以下の通りです。

測定精度の高さ

踵骨に超音波を当てることによって、骨密度を割り出すわけですが、測定精度が悪く正しい値が出なければ誤診のきっかけになる可能性があります。そのため、測定精度が良いか否かは重要視されるポイントです。

測定時間の短さ

メーカーよって測定原理が異なるため、測定時間もまちまちです。割と測定件数の多いクリニックにおいては、より測定時間が短い機種の方が好まれるため、これも選定ポイントの1つです。

使い勝手の良さ

踵骨にプローブを当て、測定する機器なのですが、プローブのケアや機器全体のケアが簡便かどうかも重要な要素です。余計に校正の手間が掛かったり、消耗品を頻回に変える必要があったりすると、看護師から敬遠されます。

いかにアフターケアが掛からないか、という点は特に日常業務で忙しい看護師にとって非常に重要なのです。

 

 

 

【医療機器】脳波計のおすすめメーカーと価格相場

脳波計の価格相場

本体価格 200万円~600万円
ランニングコスト 印刷の場合は用紙代

 

脳波計の本体価格相場は、税抜で200万円〜600万円程度です。市場ごとで販売価格が異なります。

  1. 【クリニック市場】200万円〜350万円 主にペーパーレス脳波計(ノートPCタイプ)が主流
  2. 【200床程度の中小規模病院】250万円〜400万円 ペーパーレス脳波計(デスクトップPCタイプ)が主流
  3. 【300床以上の大規模病院】400万円〜600万円 ペン書き脳波計が主流

 

メーカーで言うと最も安価なのはフクダ電子(コンプメディックス社の代理販売)です。

 

 

脳波計の価格のクチコミ

日本光電のEEG1200を450万円で購入しました。

 

 

価格帯が異なる主な要因は以下5点です。

 

ペーパーレス脳波計の有無

従来のアナログ脳波計(現在はデジタル脳波計)時代から脳波計のペン書きで脳波を記録している医師は絶対にペン書きタイプを選ぶ傾向があります。ペン書きタイプですと、ペン書きのための部品が多く必要なため開発コストが上がります。

一方でペーパーレスタイプの場合は、ペン書きではなくPCから付属プリンタ経由で脳波を出力しますので、そもそもペン書きタイプより部品が少ないことから価格が安いです。

 

デスクトップPC orノートPC

デスクトップPCの方がノートPCよりもスペックが高いため、イニシャルコストは必然的に高くなります。よって、どちらを選ぶかで金額が変わるのです。

 

電子カルテ連携の有無

電子カルテ連携(電子カルテ端末から脳波データを参照すること)をするか否かで価格帯が変動します。機器メーカー側の連携費用と電子カルテメーカー側の連携費用が発生するからです。病院クラスが求める仕様です。

 

IPカメラ使用の有無

IPカメラを使用するか否かで価格が定価ベース100万前後変動します。てんかん患者の動きを動画でも確認しておきたいユーザの場合は必須の仕様です。病院クラスが求める仕様です。

 

判読プログラム機能の有無

判読に自信の無い内科医が必要とされる仕様です。価格は定価ベースで100万程度しますので、この仕様が含まれるか否かでかなり金額が変動します。クリニックから中小規模病院クラスが求める仕様です。

 

 

 

脳波計メーカーのおすすめ

脳波計を扱うメーカーについて

性能でいうと日本光電、安さ重視ならフクダ電子がおすすめです。ただ、フクダ電子の脳波計は自社製品では無いため突然仕様が変わってしまう可能性もあるなど、あまりおすすめしていません。

 

 

日本光電工業株式会社

「脳波計と言えば、日本光電」と言われるぐらい広く脳波計メーカーとして認知されています。ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーですが、価格はフクダ電子と比較すると高価です。

幅広いオプション機能やノイズ対策に優れたアンプ性能などを有している点で、脳波計シェアは国内外含めて圧倒的にNo.1で、クリニックから中小病院、大学病院クラスで幅広い支持を獲得しており、数十年に渡り日本光電の脳波計を使い続けている医師も相当数います。

日本臨床神経生理学会の基準に則って脳波計を開発していますので、その点からも多くのユーザーから信頼を置かれています。

 

日本光電の脳波計のクチコミ

満足度:大変満足 ★★★★★
日本光電のEEG1200を購入。デジタル脳波計は同時に単極と双極誘導を記録出来るため、アナログ型の約半分の検査時間に短縮出来る。ペーパーレスのため、収納スペースが不要。

 

 

フクダ電子株式会社

現在はミドルレンジ機種のみを販売しています。価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場、中小病院市場で好まれます。

自社開発ではなく海外メーカーの製品をOEMで販売しています。現在は海外メーカーであるコンプメディックス社の脳波計を輸入し販売展開しています。ペン書き脳波計、ペーパーレス脳波計(ノートPCタイプ)は販売しておらず、ペーパーレス脳波計(デスクトップPCタイプ)のみを販売しています。

海外製を販売していることもあり、アンプの性能は若干弱く、内部弁別比が高いことから日本臨床神経生理学会の基準を満たせていません。さらに現在の機種はノイズを消す技術が日本光電に比べて劣っている印象です。

脳死判定できない機種もあるため一部のユーザーからは敬遠されており、またメーカー側との契約次第では提携先が変わると同時に仕様も変わってしまうことから、これらのデメリットを把握した上で検討する必要があります。

 

 

脳波計を選ぶポイントを選ぶポイント

脳波計の選び方のポイントは以下の通りです。

 

ペン書き運用対応機能の有無

昔はペン書き脳波計しか世に無かったため、脳波計のペンで記録紙を出す運用に昔から慣れている医師が今も多くいます。そういった医師はペン書きタイプを選ぶ傾向があります。

現在ではペーパーレス脳波計付属のプリンタから脳波を出力できますが、ペンで書いた波形とプリントアウトした波形は縮尺が若干異なるため、判読医師の中では絶対にペン書きタイプでなければ困るという方もいます。

 

脳波計を移動させる必要の有無

特に記録紙で脳波を出さなくても良い場合で、かつ生理検査室のみで脳波計を使用する場合は、デスクトップPCタイプの選択になります。一方で、例えば生理検査室から病棟などへ持ち運ぶ場合は軽さが重視されますので、ノートPCタイプが選ばれます。使用場所次第で選定される機種が変わるのです。

 

システム連携の親和性

電子化が進んでいる昨今、電子カルテで脳波を判読したいという医師がかなり増えてきました。このことからシステム連携の親和性は重視されつつあります。特に脳波判読医にとって、医局の電子カルテ端末でも脳波データを確認できるかはかなり重要です。

その要望が満たせるメーカーであるかという点は、医師にとって選定の際の重要なポイントとなります。

 

医療機器を相見積りで安く買う方法とは?

今回は、医療機器を相見積りで安く買う方法とは?をご紹介します。

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
こんにちは、医療機器を相見積りで安く買う方法をご紹介します。開業される方や買換えを検討されている方のご参考になれば幸いです。

 

 

医療機器を相見積りで安く買う方法とは?

1.中古品を購入する

医療機器を安く買うために最も有効な手段は、中古品を購入することです。

物にもよりますが、中古品であれば、通常(市場納入価格)の10分の1程度の価格で購入することも可能です。脳波計の場合、スタンダードな機種の相場は税抜きで300〜400万円程度です。これが中古品となれば、30万円前後で販売されている物も稀にあります。

このように中古品購入には、新品と比べて破格で高額医療機器を導入できるというメリットがあります。

ただし、中古のデメリットはメンテナンスがしっかり施されているかが分からず、導入してすぐ故障してしまい、結果的に高くなる可能性があることです。

現在の市場の中古品は、ユーザーの手に届くまでに中古業者がメーカーに点検委託を行い、動作チェックをした状態で販売されることがほとんどです。一方で精度管理が行き届いていないケースもあるため精度が担保されず、診療に支障をきたすケースもあります。

医療機器中古品業者は数多く存在しますが、ご参考までに今回は特に業界大手2社をご紹介させていただきます。

株式会社グリーンメディカル

【引用】株式会社グリーンメディカル

会社名 株式会社グリーンメディカル
本社住所 東京都江東区潮見 2-8-10 東京FLC 8F
電話番号 03-5653-3911
ホームページ https://www.green-medical.jp/
特徴 業界最大手です。品揃え日本NO.1を謳っており、買取先は10,000窓口以上。海外にもクライアントは多数おり、54カ国に対し輸出を行っています。

他社に比べて買い取り価格も高額になるケースが多いです。担当者の知識レベルも高く、対応が良い業者です。

株式会社インターメディカル

【引用】株式会社インターメディカル

会社名 株式会社インターメディカル
本社住所 東京都台東区入谷1丁目16番8号
電話番号 03-5603-1271
ホームページ https://www.intermedical.jp/
特徴 独自のセール・キャンペーンをやっており、他社と差別化を図っています。

医療機器のセット販売なども柔軟に対応しており、ユーザメリットを訴求した販売展開を行っています。

 

2.メーカーと直接取り引きを行う

医療機器を購入する上で、卸業者を通して購入するorメーカーから直接購入するか迷うユーザーがいます。結論として、メーカーから直接購入する方が安く済みます。

卸業者を通した時点で、卸業者がメーカーから仕入れた商品に対してマージンを乗せるためです。業者にもよりますが、仕入れた商品に対し、10%〜20%のマージンを乗せる業者が多いです。メーカーから直接購入するとマージンが発生しませんので、結果的に安く購入できるというわけです。

しかし、少々高くなっても卸業者から購入するメリットはあります。それは、メーカー同士の比較をする相見積が簡単に取れることです。

メーカー比較をするために相見積を多数メーカーから取る場合、卸業者に頼めば複数メーカーの見積が簡単に手に入ります。一方で卸業者を通さない場合、相見積依頼を自身で直接複数メーカーに頼む必要があり、手間が掛かります。

また、機器導入後の関連消耗品の発注の際も、卸業者であればユーザーが利用しやすい電子発注システムを持っているので、簡単に消耗品発注が行えます。一方でメーカーへ直接消耗品発注をする場合、電子発注システムなどの簡便な発注ツールが使えないケースがあるため余計に手間が掛かる場合もあります。

これらの点を踏まえ、導入後の運用も考えると、卸業者経由で医療機器を購入するメリットは十分にあると言えます。

 

 

3.複数メーカーに相見積りを依頼して徹底的に叩く

直接メーカーから医療機器を購入する際に、安く済ませる最も有効な手段が相見積りです。例えば、A社の★という商品の同等機種の見積を、B社、C社、D社に見積依頼するのです。

ポイントはそれぞれのメーカーに対して「他社と比較する」ことを伝えることです。これをしないまま見積を取ろうとすると、競合しないことをいいことに「言い値」を設定するメーカーがいるからです。

一般的に各メーカーは、高く買ってくれるユーザーに高く見積を設定し、安い価格設定の物しか買わないユーザーには安く見積を設定する傾向があります。この特性を利用し、「徹底的に他社と見積比較し、安い商品を検討する」構えを見せると、結果的に安く購入できます。

もう1つは、出揃った見積書を元に「徹底的に叩くこと」です。

例えば★という商品がA社から100万で価格提示され、★の同等機種の見積がB社から120万で価格提示されたとします。この時にB社の機種が魅力的であれば、B社に対し、A社の価格を開示し、こう言うのです。

「御社の機器の性能が良いから御社から購入しようと思っているが、如何せん価格が高すぎる。A社は実際100万で提示してきた。99万で提示してくれたら即決するよ。」という具合です。そうすると大概のメーカーは上司などに相談(or 相談するフリ)をして価格対応してくれる場合がほとんどです。

もちろん、メーカ側にも製品ごとに値引き限度額がありますので、その範疇での対応となりますが、この方法を選択することで欲しい商品を安く購入すること可能です。

 

4.キャンペーン期間を狙う

各メーカーごとで決算時期が異なるケースもありますが、大体は3月決算としているメーカーが多いため、1月から3月にかけて決算キャンペーンと銘打ってキャンペーン施策を展開するメーカーも少なくありません。

キャンペーン内容にもよりますが、通常価格よりも30%前後安く購入できるケースもあります。また12月に年末キャンペーンと銘打って施策展開するメーカーもいますので、12月も比較的安く購入しやすいケースがあります。

また、9月を上期決算としているメーカーもいます。そういったメーカーの商品の場合、7月から9月にかけて安く機器を購入できるケースもあります。

それ以外にも台数限定キャンペーンや、他社更新キャンペーンなど、メーカー独自の施策を展開しているケースもあります。こういった情報は、メーカーへ直接聞いても良いですし、卸業者が情報を持っているケースもありますので、卸業者に問い合わせしても情報が得られる場合があります。

番外編ですが、そもそもキャンペーンを展開していないメーカーに対しても、例えば9月前や3月前に決算値引きをしてほしい旨を要求すると、対応してくれるメーカーもいますので、打診してみても良いかもしれません。

 

 

5.情に訴えかけて値引き交渉する

例えばA社の商品を10年以上使っていたとして、ある日故障し、後継機種を検討するとなったとします。その際に後継機種の見積を取った段階でこう言うのです。

「御社の製品を10年以上長く大事に使ってきた。これからもお世話になりたいから、できれば値引きしてほしい」

これを言われると、メーカーは追い込まれます。長く使っていただいたユーザーに恩義を感じているからです。よって、値引き対応するメーカーがほとんどです。

 

6.「同一製品を2台以上買う」「他施設と一緒に同時購入する」

例えば「AEDを3台買うからもっと値引きしてほしい」と言うのも有効です。

大概のメーカーは売上計画だけでなく台数計画を上層部から追われているメーカーがほとんどですので、1台だけ買うより、複数台買って欲しいのです。よって、値引き交渉に応じやすい傾向があります。

あるいは「AEDをCクリニックとDクリニックと一緒に同時購入するから安くしてほしい」と交渉するのも非常に有効です。メーカーはより多くの施設で機器シェアを取りたいと考えているため、その心理を利用するのです。

 

 

血液ガス分析装置(ハンディ型)の価格相場とメーカーおすすめ

今回は、【医療機器】ハンディ型血液ガス分析装置の価格相場とメーカーおすすめをお伝えします。

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
こんにちは、医療クリニックで使用されるハンディ型血液ガス分析装置のメーカーや価格相場をご紹介します。開業される方や訪問診療で購入をを検討されている方のご参考になれば幸いです。

機器販売歴7年のアドバイザーが、ハンディ型血液ガス分析装置のご相談からご導入までしっかりと寄り添います。お気軽にお問合せくださいませ。

 

 

【医療機器】ハンディ型血液ガス分析装置の価格相場とメーカー

血液ガス分析装置とは

血液ガス分析装置とは、肺が酸素を取り込む際の量や、二酸化炭素を排出する量などを調べることによって、肺機能や腎機能、心機能などに問題がないかを調べる機器です。

ハンディ型においては、クリニックから中小病院の検査室に導入されるケースが多いです。なお、血液ガス分析装置では主に以下の項目を測定します。

  • 酸素分圧(PaO2)
  • 二酸化炭素分圧(PaCO2)
  • 酸塩基平衡(PH)

 

 

ハンディ型血液ガス分析装置を扱うメーカーについて

ハンディ型血液ガス分析装置を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 株式会社テクノメディカ
  • シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社
  • アボットジャパン合同株式会社

 

ハンディ型血液ガス分析装置を扱う各メーカーの特徴

株式会社テクノメディカ

【引用】株式会社テクノメディカ

会社名 株式会社テクノメディカ
本社住所 横浜市都筑区仲町台5-5-1
電話番号 0120-585-194
ホームページ https://www.technomedica.co.jp/
特徴 小型機種と大型機種の両方を持っています。価格はイニシャルコスト・ランニングコスト含めて競合他社よりも安いです。

他社にない独自の機能性・操作性を多く有している点で、市場シェアをどんどん取り込んでいるメーカーです。

クリニック・病院検査室・OP室など、幅広いサイトで活躍しているメーカーです。試薬期限が長いという特徴もあり、総じてユーザの評価は高いです。

 

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社

【引用】シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社

会社名 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社
本社住所 東京都品川区大崎1丁目11番1号ゲートシティ大崎ウエストタワー
電話番号 03-3493-7500
ホームページ https://www.siemens-healthineers.com/
特徴 価格は高めで試薬期限が短い点などから競合力は低めであり、市場でもあまり見かけません。

 

アボットジャパン合同株式会社

【引用】アボットジャパン合同株式会社

会社名 アボットジャパン合同株式会社
本社住所 東京都港区三田3-5-27住友不動産三田ツインビル西館
電話番号 0120-964-930
ホームページ https://www.abbott.co.jp/
特徴 ハンディ型 血液ガス分析装置のパイオニアです。市場に初めてハンディ型 血液ガス分析装置をインストールし始めたということもあり、クリニックから中小病院規模のシェアはNO.1です。

一方で試薬期限が短い点で、試薬を使い切らずに捨てざるを得ないユーザーが多く発生。

試薬期限の長いテクノメディカ社の機種に更新されるケースが増えていることから市場シェアは低下傾向にあります。

 

 

ハンディ型血液ガス分析装置の価格相場について

ハンディ型 血液ガス分析装置の価格相場は、税抜80万前後です。各メーカーごとで1機種ずつ販売展開しています。

 

ハンディ型血液ガス分析装置の選び方のポイント

ハンディ型 血液ガス分析装置の選び方のポイントは以下の通りです。

ランニングコスト

血液ガス分析装置の診療報酬点数がそれほど取れず、採算性が低い点から、ランニングコストを気にされるユーザーは多いです。

試薬期限の長さ

病院でない限り、検査件数が少ない傾向にあるのが血液ガス分析装置です。従って、試薬期限が長くなければ、試薬を使い切らず捨てざるを得ない事象が発生するため、この点を気にされるユーザは非常に多いです。

操作性の良さ

いかに簡便に試薬をセットし、短時間で測定が終了できるか、という点は重要です。検査技師は他の業務と並行して血液ガス分析装置にて検査をすることが多いため、簡便に検査できるか否かは重要な要素です。