【医療機器】セントラルモニタ(生体情報モニタ)のおすすめメーカーと価格相場

今回は、セントラルモニタのおすすめメーカーと価格相場とは?をお伝えします。

【現役】医療機器の営業マン
【現役】医療機器の営業マン
こんにちは、医療クリニックで使用されるセントラルモニタ(生体情報モニタ)のメーカーや価格相場をご紹介します。開業される方や買換えを検討されている方のご参考になれば幸いです。

機器販売歴7年のアドバイザーが、セントラルモニタのご相談からご導入までしっかりと寄り添います。お気軽にお問合せくださいませ。

 

 

セントラルモニタのおすすめメーカーと価格相場

セントラルモニタとは

セントラルモニタとは、有床診療所や病院などの病棟におけるナースステーション(詰め所)に置く医療機器です。

各病室の患者に装着されている送信機やベッドサイドモニタから発するバイタル情報をセントラルモニタが受け、病室に入院している患者のバイタルをセントラルモニタ上で一元管理します。

セントラルモニタがあることで、看護師や医師は、わざわざ病室に行って患者のバイタルを確認せずとも、セントラルモニタ上で入院している患者のバイタル情報が確認できるため、看護師・医師の業務負荷が大幅に軽減されます。

セントラルモニタ上で管理するバイタル情報は、使用する送信機・ベッドサイドモニタに依存します。主に以下の項目となります。

  • 心電図
  • 呼吸数
  • 動脈血酸素飽和度
  • 非観血血圧
  • 体温

 

 

セントラルモニタを扱うメーカーについて

セントラルモニタを扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社
  • フクダコーリン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社

 

セントラルモニタを扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、他社にない独自の機能を多く有している点で生体情報モニタ全体の国内シェアはNo.1です。

クリニックから中小病院、大学病院クラスで幅広い支持を獲得しています。特に大学病院市場では圧倒的なシェアを誇っています。

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場、中小病院市場で好まれます。

 

 

フクダコーリン株式会社

【引用】フクダコーリン株式会社公式サイト

会社名 フクダコーリン株式会社
本社住所 東京都文京区小石川一丁目12番14号 日本生命小石川ビル
電話番号 03-5803-7677
ホームページ https://colin.fukuda.co.jp/
特徴 旧オムロンコーリンがフクダ電子株式会社に買収され、フクダ電子グループ傘下に参入したことで設立。

スポットチェックモニタ(生体情報が簡易的に測定でき、電子カルテとの親和性が高いモニタ)で幅を利かせています。

価格は比較的安いです。ローエンドからミドルレンジ機種を主に販売展開しています。

 

株式会社フィリップス・ジャパン

【引用】株式会社フィリップス・ジャパン公式サイト

会社名 株式会社フィリップス・ジャパン
本社住所 東京都港区港南2-13-37 フィリップスビル
電話番号 03-3740-5896
ホームページ https://www.philips.co.jp/
特徴 大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。

ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

【引用】GEヘルスケア・ジャパン株式会社公式サイト

会社名 GEヘルスケア・ジャパン株式会社
本社住所 東京都日野市旭が丘4-7-127
電話番号 042-585-5111
ホームページ https://www.gehealthcare.co.jp/
特徴 大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。

特にOP室で導入されているケースがあります。ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

セントラルモニタの価格相場について

セントラルモニタを扱う各メーカーの価格相場は、税抜で80〜300万円程度です。

各メーカーごとで複数の機種を販売展開しており、ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種ごとで機能性や受信可能なバイタル情報が異なるため、価格は異なります。

  1. 約50〜80万円  【クリニック】2人〜4人の患者のバイタル情報管理
  2. 約50〜200万円【200床程度の中規模病院】4人〜8人の患者のバイタル情報管理
  3. 約100万〜400万円【300床程度の大規模病院】16人〜32人の患者のバイタル情報管理

※上記はセントラルモニタ単体の価格です。送信機などは含みません。

価格帯が異なる主な要因は「何人の患者のバイタル情報を管理するか」という点です。(以下、上記①〜③の価格相場を決める要素です)

 

セントラルモニタを選ぶポイント

セントラルモニタの選び方のポイントは以下の通りです。

視認性(画面サイズ)の良さ

特にディスプレイの大きさが大きいのか否か、という点は重視されます。

【小規模のクリニック市場(有床診療所)】であれば、セントラルモニタの画面サイズはそこまで重視されません。

【中~大規模病院】を選ぶ場合は、画面に多くの患者情報を表示させる必要があるので、大きい画面サイズでなければ患者情報が見えづらくなります。

画面サイズが大きいグレードとなると、中小病院〜大病院クラスで選定される傾向が強いです。

受信可能な項目の豊富さ

重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で使用するか、一般病棟で使用するかで受信すべきバイタル情報が異なります。

一般病棟で使用する場合は前述の基本バイタル情報だけで問題ありませんが、重症サイトであれば、基本バイタル情報の他に、観血血圧、呼気終末二酸化炭素分圧、BIS値、TOF値・・・等といった項目が必須になる場合があります。

操作のシンプルさ

特に、病棟看護師の業務量は多くて忙しいです。もしセントラルモニタの操作が複雑であったら、より業務を増やしてしまいます。

そこで現在のセントラルモニタでは、とにかく看護師が簡便に使えるように設計されています。いかに簡単に使えるか、という点はかなり重視されます。

 

 

ベッドサイドモニタ(生体情報)の価格相場とおすすめメーカー

ベッドサイドモニタの価格相場について

本体価格 40~400万円
ランニングコスト リユース型プローブは約70,000円/本だが再利用可なのでランニングコスト小
使い捨て(ディスポ)型プローブは約5,000円/回

 

ベッドサイドモニタを扱う各メーカーの価格相場は、税抜で50万円〜400万円です。

  • 約30〜80万円  【クリニック】
  • 約50〜200万円【200床程度の中規模病院】
  • 約100万〜400万円【300床程度の大規模病院】

最安メーカーのエー・アンド・デイであれば30~35万で導入することも出来ます。また、無線で接続したい場合には15~20万で送信機を取り付ける必要があります。

 

メーカーごとのベッドサイドモニター価格相場

メーカー名 シェア率
フクダ電子 100万円程度
フクダコーリン 70万円程度
日本光電 120万円程度
A&D 40万円程度

 

ベッドサイドモニタ価格のクチコミ

フクダ電子のベッドサイドモニタDS-8400システムを180万円程度で購入しました。(大阪府 女性)

 

ランニングコスト

一般的に使われているプローブはリユースタイプで、約7万円ほどですが繰り返し使用できるためランニングコストは非常に小さく考える事ができます。

一方、使い捨て(ディスポ)タイプを使用した場合、1本5,000円程度が毎回発生するのでランニングコストが重くなります。大病院だと1本1,000円程度で販売されているケースもあります。

 

 

ベッドサイドモニタのおすすめメーカー

ベッドサイドモニターのメーカー

 

主要メーカーは以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • 株式会社エー・アンド・デイ
  • フクダ電子株式会社
  • フクダコーリン株式会社
  • 株式会社フィリップス・ジャパン
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社

 

安価でクリニックに好まれるのはA&D、フクダ電子、フクダコーリンで、高価で大病院向きなのは日本光電というポジションです。

 

 

ベッドサイドモニターの国内シェア

メーカー名 シェア率
フクダ電子 約30%
フクダコーリン 約20%
日本光電 約40%
A&D 約5%
その他 約5%

 

ベッドサイドモニタを扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。価格は比較的高めですが、他社にない独自の機能を多く有している点でベッドサイドモニタ全体の国内シェアはNo.1で、特にSpO2の測定方法を開発したメーカーだけに、高精度です。

看護協会と協力して開発することで操作性を高めています。

急性期に強く大病院向きで、特に大学病院市場では高いシェアを誇っています。

 

 

株式会社エー・アンド・デイ

ローエンド機種を中心に安価に販売しているメーカーで、測定項目は多くありません。また、OEMで日本光電に提供も行っています。

「価格重視で、とにかく基本生体情報がモニタリングできれば良い」というユーザーにおすすめで、クリニックから好まれている印象です。

 

 

フクダ電子株式会社

ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。価格は競合他社と比べて安く、安い機種が好まれるクリニック市場、中小病院市場で好まれます。

どちらかと言うとチープな印象があるメーカーですが、ベッドサイドモニターでは価格だけでなく使い勝手でも高い評価を得ている印象で、簡易な操作性で好まれています。

 

フクダ電子ベッドサイドモニタのクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆(大阪府 女性)
DS-8400システムを利用しています。旧製品に比べて各種機能の立ち上がりが早くなり、タイムラグがほとんどなくなった事、ワイヤレスである事、スクショが取れることは重宝しています。

 

 

フクダコーリン株式会社

旧オムロンコーリンがフクダ電子グループ傘下に参入したことで設立。スポットチェックモニタ(生体情報が簡易的に測定でき、電子カルテとの親和性が高いモニタ)が重宝されています。手の平サイズで落としたり濡れても使用可能です。

価格は比較的安いです。ローエンドからミドルレンジ機種を主に販売展開しています。

 

 

株式会社フィリップス・ジャパン

大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

大病院(300床)以上の病院における重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)で導入されやすい傾向があります。

価格は比較的高めですが、機能性に優れた特徴を持っています。特にOP室で導入されているケースがあります。

ハイエンド機種を主に販売展開しています。

 

 

ベッドサイドモニタを選ぶポイント

イニシャルコスト

「とにかく基本的な生体情報がモニタリングできれば何でも良い」というユーザーであれば、納入価格の安い機種が採用されます。

まずは初期費用を抑えたい、というユーザーに重視されるポイントです。特にクリニック市場では安ければ何でも良いと言われる傾向が強いです。

 

生体情報項目の豊富さ

クリニック市場では基本的な生体情報項目で事足りますが、特殊な重症サイト(OP室、ICU、NICU、HCUなど)では観血血圧や呼気終末二酸化炭素分圧、麻酔ガス値、BIS値、TOF値など、必要とされる項目が格段に増えます。「どの場所で使いたいか」で必要な生体情報が全く変わってくるのです。

 

視認性(画面サイズ)の良さ

特にディスプレイの大きさが大きいのか否か、という点は重視されます。クリニック市場であればこだわりが無いユーザーが多いですが、病院市場となると、あらゆる使用シーン(モニタから離れた場所でモニタ画面を監視するケース)が想定されるため、比較的大きい画面インチの物が選ばれます。

 

使い勝手の良さ

ボタンの押しやすさやスマホライクな操作感などを有した機種が採用される傾向があります。

 

【医療機器】心電計のおすすめメーカーと価格相場

心電計の価格相場について

心電計を扱う各メーカーの価格相場は、税抜で50万〜税抜150万円程度です。各メーカーごとで複数の機種を販売展開しており、ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種ごとで機能が異なります。

  • 約200万〜250万【ハイエンド】
  • 約80万〜200万 【ミドルレンジ】
  • 50〜75万  【ローエンド】

訪問用で使われるようなシンプルな12誘導心電図検査機能のみの心電計であれば、20~30万円ほどで購入が可能です。さらに運動負荷機能やLP検査なども必要な場合、場合は200万円を越えてくることもあります。

 

 

心電計を扱うメーカーについて

心電計を扱うメーカーは以下の通りです。

  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社

 

 

心電計を扱う各メーカーの特徴

日本光電工業株式会社

 

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 価格は比較的高めですが、他社に無い特許機能を有した心電計を販売しています。

循環器を専門領域にしている医師の評価は高く、大学病院クラスの医療機関では圧倒的なシェアを誇っています。

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 クリニック及び中小病院におけるシェアが No.1のメーカーです。価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場などで幅を利かせています。

血圧脈波検査装置と一体になった心電計や、ホルター心電図が解析可能な機種など、他社に無いラインナップがあることから多くのユーザーから評価を得ています。

 

 

 

心電計とは

心電計とは、心臓の電気的信号を捉え、心電図波形として出力する機器のことです。

健康診断でベッドに仰向けになり、胸部に吸盤を取り付け、四肢にクリップを付けられた状態で心電図を測定されたご経験は誰しも必ずあると思います。その際に使用される機器、それが心電計です。

心電計によって、不整脈の有無などを確認し、心疾患の診断及び治療につなげることができます。簡便に診断ができ、かつ医療機器の中でも比較的導入しやすい価格帯であるという点で、最も多くの診療科で導入されている医療機器と言っても過言ではありません。

 

 

心電計を選ぶポイント

心電計の選び方のポイントは主に以下の通りです。

記録紙幅

心電計で心電図を測定した後、波形を記録紙で出力する際の記録紙幅のサイズが機種によって異なります。ユーザーは特に記録紙幅のサイズで心電計機種を選定します。

  1. 記録紙幅:210mm【A・Bタイプ】
    心電図の最もスタンダードな紙幅です。大学病院から中小病院を中心に採用される傾向があります。
  2. 記録紙幅:110mm~145mm【Bタイプ】
    中小病院からクリニック市場で採用される傾向があります。「とにかく安い機種が欲しい。」というユーザーに選ばれます。
  3. 記録紙幅:63mm【Cタイプ】

 

クリニックにて訪問診療をしている施設や老人介護保健施設など、持ち運びを想定している施設にて採用されるケースが多いです。「とにかく心電図が測定できて、安い物だったらなんでも良い。」というユーザーに採用される傾向が強いです。

 

 

【医療機器】超音波診断装置(エコー)のおすすめメーカーと価格相場

超音波診断装置(エコー)の価格相場について

エコー本体の価格相場 200万円~1,000万円(税別)
主な価格変動要因 プローブの数
ランニングコスト 電気代とゼリーのみ

 

 

超音波診断装置(エコー)を扱う各機械メーカーの価格相場は、約200万〜1,000万円です。持ち手であるプローブが1本100~200万円なので、その本数が最大の価格変動要因です。

また、ランニングコストについては接触部に塗るゼリーと電気代だけなので、重要な決定要素ではありません。

 

超音波診断装置(エコー)の価格のクチコミ

日本シグマックスのエコーを294万円で購入しました。(東京都 女性)

GEのエコー「LOGIQ7S」を約700万円で購入しました。(岐阜県 60代 男性)

株式会社誠鋼社のポータブルエコーである FAMUBO を30万円で購入しました。(40代 東京 男性)

 

 

 

超音波診断装置(エコー)メーカーのおすすめ

エコーの主要メーカー

  • キヤノンメディカルシステムズ株式会社
  • 富士フイルムヘルスケア株式会社
  • 富士フイルムメディカル株式会社
  • GEヘルスケア・ジャパン株式会社
  • フクダ電子株式会社
  • コニカミノルタジャパン株式会社
  • 日本シグマックス株式会社
  • シーメンスヘルスケア株式会社

 

くっきり見たい場合はキヤノン、まんべんなく見たい場合は富士フイルムを選ぶ方が多いです。

コスト重視なら富士フイルムヘルスケアが優位にありますが、キヤノンもローエンドのモデルであれば安価なものがあります。

性能面で選ぶならGEがおすすめですが、非常に効果です。フクダ電子は安価ですが、性能面でやや懸念があります。一方、整形領域ではコニカが最も高く評価されている印象です。

 

 

キヤノンメディカルシステムズ株式会社

画像をくっきり見せる点が好みが分かれるメーカーです。病院市場の検査科におけるシェアがNo.1です。病院の検査技師に好まれる傾向があります。安価なローエンドモデルでクリニックの市場を伸ばしている印象があります。

 

 

富士フイルムヘルスケア株式会社

透析専門病院・クリニックにおけるシェアが高いです。キヤノンのようにくっきり見せずにあえてぼんやり見せることで、異常を見落とすリスクを落とす仕様になっています。

エコー専門のメーカーであった日立アロカを取り込んでおり、国内では大きなシェアを持っています。

 

 

 

富士フイルムメディカルケア株式会社

透析専門病院・クリニックにおけるシェアが高いです。

 

 

GEヘルスケア・ジャパン株式会社

高価格・高品質メーカーで、これを設置しているクリニックは資金が豊かな印象を受けます。ポータブルエコーのシェアが No.1です。

 

GE(エコー)の価格のクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (岐阜県 60代 男性)
GEのエコー「LOGIQ7S」を利用しています。アプリケーションスペシャリストが来社して使い方を教えてくださったり、修理対応もとても早かったので満足でした。製品ではカーソルを動かすボールが時々、動かしづらくなっていたので取り外して掃除が必要でした。価格はちょっと他社のものに比べて高かったですが、操作もしやすく機能も優れていたのでその分の価値はあったと思いました。

 

 

 

フクダ電子株式会社

リーズナブルなエコーです。機能面で物足りなさを感じなければ、十分導入の選択肢に入れても良いと思います。

 

 

コニカミノルタジャパン株式会社

整形外科におけるシェアがNo.1がです。穿刺用のエコーを作っており、麻酔科でも強い印象です。

 

 

日本シグマックス株式会社

整形外科を中心とした運動器領域のエコーを販売しています。

 

日本シグマックスのエコーのクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (東京都  女性)
日本シグマックスを知り合いが使用しており、評価も高かったので購入。

 

シーメンスヘルスケア株式会社

産婦人科で高いシェアを誇っています。

 

ポータブルエコーのメーカーおすすめ

ポータブルエコーでは、GE・ブイスキャンが高い評価を受けています。これらのメーカーと比較するとコニカは機能性で劣ると言われます。

 

 

超音波診断装置(エコー)を選ぶポイント

超音波診断装置(エコー)の選び方のポイントは以下の通りです。

価格

機能面にこだわりが無いユーザーであれば、当然安い機種が採用されます。

画像の視認性

画像の視認性は、超音波画像診断装置(エコー)を選ぶ上で最も重要なポイントです。エコー画像の見やすさはメーカーごとで異なるからです。

例えば心臓や肝臓などの臓器がはっきりと見えると、より診断がしやすくなりますので、視認性が良いか否かはエコーを選ぶ上で非常に重要です。

使い勝手の良さ

バッテリ駆動が長いか否か、持ち運びがしやすいか、電源を入れて起動するまでの時間が短いか、などのポイントがあります。

システム連携における親和性

エコー画像を検査データ管理システムへ円滑に飛ばすことができるか、という点は重要です。従来型の紙に印刷されたデータは保管場所に困り、紙代が掛かるため、近年ではエコー画像データを電子化する傾向が強いです。

また、電子カルテ端末でエコー画像を参照したい医師も多くいることから、システム連携における親和性が高いか否か、という点は重視されます。

 

 

【医療機器】全自動血球計数器(CRP)のおすすめメーカーと価格相場

全自動血球計数器の価格相場

全自動血球計数器(CRP)を扱う各メーカーの価格相場は、税抜きで100万円〜600万円程度です。各メーカーごとで複数の機種を販売展開しており、ローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種ごとで測定精度や測定項目が異なります。

 

全自動血球計数器の価格のクチコミ

フクダ電子の全自動血球計数装置(CRP)を約300万円で購入しました。(青森 20代 女性)

 

 

 

全自動血球計数器とは

全自動血球計数器とは、別名CBC測定器と言われています。CBCとは「Complete Blood Count」の略で、CBC測定器とは血液の球の数を数える機器のことです。

測定項目は主に以下の通りとなります。

  • WBC(白血球数)
  • RBC(赤血球)
  • HGB(血色素量)
  • HCT(ヘマトクリット値)
  • PLT(血小板数)
  • MCV(平均赤血球容積)
  • MCH(平均赤血球血色素量)
  • MCHC(平均赤血球血色素濃度)

 

 

全自動血球計数器の取扱いメーカーとは

全自動血球計数器を扱うメーカーは主に以下の通りです。

  • シスメックス株式会社
  • 日本光電工業株式会社
  • フクダ電子株式会社
  • 株式会社堀場製作所

 

全自動血球計数器の取扱いメーカーの特徴

シスメックス株式会社

 

【引用】株式会社シスメックス公式サイト

会社名 株式会社シスメックス
本社住所 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1丁目5番1号
電話番号  078-265-0500
ホームページ https://www.sysmex.co.jp/
特徴 株式会社シスメックスは『検体機器事業の王様』と呼ばれるほど圧倒的なシェアを誇っています。

特に病院市場の検査科におけるシェアがNo.1です。価格は比較的高い傾向がありますが、測定精度の高さや測定項目の多さから病院市場で主に導入されるケースが多いです。

特にハイエンド機種の性能は、他の追随を許さず圧倒的なスペックを誇ります。故に、大学病院市場では圧倒的に選ばれるメーカーです。

 

日本光電工業株式会社

【引用】日本光電工業株式会社公式サイト

会社名 日本光電工業株式会社
本社住所 東京都新宿区西落合1丁目31番4号
電話番号 03-5996-8000
ホームページ https://www.nihonkohden.co.jp/
特徴 日本光電工業株式会社はローエンドからミドルレンジ、ハイエンド機種まで豊富なラインナップを持っているメーカーです。

価格は比較的高めですが、会社独自の保守プランなども豊富で、アフターフォローに強いメーカーです。

 

 

フクダ電子株式会社

【引用】フクダ電子株式会社公式サイト

会社名 フクダ電子株式会社
本社住所 東京都文京区本郷3-39-4
電話番号 03-3815-2121
ホームページ https://www.fukuda.co.jp/
特徴 フクダ電子株式会社はクリニックにおけるシェアが No.1のメーカーです。価格は競合他社と比べてかなり安く、安い機種が好まれるクリニック市場で幅を利かせています。

ハイエンド機種に関しては、自社で持っておらず、堀場製作所から仕入れてOEMとして販売展開しています。

 

フクダ電子の全自動血球計数器の価格のクチコミ

満足度:やや満足 ★★★★☆ (青森 20代 女性)
フクダ電子の全自動血球計数装置(CRP)を購入しました。購入前は日常的なメンテナンスに時間と手間がかからないことと価格を重視していたため、所属医療機関の病院長判断によりフクダ電子さんから購入した。しかし購入後、同社の検査機器を使用するは頻度が他機関(クリニック同士)に比べると検査件数が圧倒的に多く、試薬の補充状況と使用期限の確認という業務が増えたため、試薬量に対してどのくらいの何件程度の検査ができるのかに関しても確認しておけば良かったと思いました。

 

 

株式会社堀場製作所

【引用】株式会社堀場製作所公式サイト

会社名 株式会社堀場製作所
本社住所 京都市南区吉祥院宮の東町2
電話番号 075-313-8121
ホームページ https://www.horiba.com/
特徴 フクダ電子株式会社はハイエンド機種を販売しているメーカーです。OEMとしてフクダ電子が堀場製作所の機種を販売展開しています。価格は比較的高めですが、競合他社に無い機能を持った製品を展開しています。

 

 

 

超全自動血球計数器を選ぶポイント

全自動血球計数器を選ぶポイントは以下の通りです。

イニシャルコスト

「とにかくCBC測定ができれば良い!」というユーザーであれば、納入価格の安い機種が採用されます。まずは初期費用を抑えたい、というユーザーに重視されるポイントです。

ランニングコスト

→メーカーによって、ランニングコストは異なります。CBC測定器は、測定ごとに約4種類〜5種類の試薬を使用しますので、ランニングコストが発生します。よって、ユーザーとしてはランニングコストをいかに抑えるか、という視点で機種選定するケースも多々あります。

測定精度の高さ

メーカーごとで測定原理が異なる場合があるため、測定精度も異なるケースがあります。

検査技師がいるクリニック・病院では、保健所から機器の精度管理をしているかをチェックされるため、保健所対策として、より測定精度の高い機器が好まれます。

使い勝手の良さ

測定を行うスタッフにとって、測定の仕方やメンテナンスの仕方がいかに手間の掛からない物であるかが重要です。手間を掛けずに簡便に測定ができ、かつ簡単にメンテナンスできる機種が選ばれます。