加藤電機株式会社の「SANシステム」をご紹介

加藤電機株式会社

加藤電機株式会社ホームページより引用>

1965年創業の加藤電機株式会社は、安全と安心をモットーに電子電機技術を用いたセキュリティシステムで社会への貢献を目指す会社です。

カーセキュリティ事業で培った技術をホームセキュリティ、パーソナルセキュリティにも発展させるとともに、常に向上を目指し技術革新を進めることでIoTを用いた見守りサービスを展開しています。現在では応用技術を用いて安全・危機・運行管理やトレーサビリティも手掛けています。

加藤電機株式会社の取扱商品

SANシステム

SANシステムとは加藤電機株式会社が最新のIoT技術を用いて開発し、特許を取得した独自の追跡システムです。発信機、捜索機器、中継器に分かれ、発信機から発せられる特殊な電波を用いて通信します。通信衛星を経由して居場所を特定するGPSシステムでは電波が届きにくい屋内や地下、山岳地帯等でも最小誤差50cmという正確性で発信機を特定することができます。

軽量・長持ちバッテリーで携帯に便利

従来の追跡システムでは、デバイスが大きく持ち運びしにくいことで携帯することを敬遠し、追跡の役目が果たせないデメリットがありました。また小型であってもバッテリーや充電がすぐに切れてしまい、肝心な時に機能しないといった問題が起きていました。SANタグは小型・軽量で持ち運びしやすく、靴やお守りなどに設置することが可能です。またバッテリーも約2時間の充電で1.5カ月使用できるなど、長寿命を実現したことでもしもの時にバッテリーが切れてしまっているという問題にも対処しやすく設計されています。

通過経路はスマートフォンで確認可能

発信機からの電波が捜索機器に届かない場所であっても、中継器が電波を受信することで登録されたスマートフォンやパソコンに電波受信歴をお知らせすることができます。そのため万が一の捜索時に足取りが掴める他、日頃の散歩や外出記録を確認することで安否確認といった使い道もできます。

認知症になっても暮らしやすいまちづくり

認知症を患った場合、記憶や見当識に影響が及ぶことで自宅への帰り道が分からなくなりさまよってしまう「徘徊」が近年の問題となっています。徘徊の末に悲しい事故が起こっても、家族の管理責任と判決が出た裁判は記憶に新しいものではないでしょうか。加藤電機株式会社はIoT技術を用い、まち全体で見守るネットワークを構築することで「認知症になっても地域で生活できるまちづくり」といった地域包括ケアシステムの理念に沿ったサービスを提供しています。

その他商品

はいかい高齢者見守りGPS「MAMORIA GPS」

MAMORIA GPSは高精度のGPSシステムを採用し、スマートフォンと連動して居場所がすぐに分かるシステムです。発信機のボタンを長押しすることで登録されたスマートフォンに緊急通知を送ったり、定期的なルート確認や経路の履歴まで確認できる優れものです。発信機サイズは52mm×52mmとスマートフォンよりコンパクト。

まとめ

加藤電機株式会社は最先端の技術を安心、安全のために活かしミクロからマクロまで幅広いセキュリティを担う注目の会社です。その理念は信頼と実績につながり、カーセキュリティ売り上げシェアNo.1、パトロールカー導入実績No.1といった輝かしい結果を残しています。

活動は商品開発だけではなく、企業CSRとして地域の防犯啓蒙活動や環境活動にも力を入れています。すべては加藤電機株式会社の「安心と安全を次の世代に」という企業理念がもたらしている想いの結果ではないでしょうか。今後の超高齢社会を目前に、我々の意識と最先端技術で地域を見守る牽引役です。

ヴイストン株式会社の「かまって『ひろちゃん』」をご紹介

新型コロナウイルスの世界的なパンデミックが発生して2年。長引くコロナ禍が介護現場に与える影響は大きく、家族との面会や人と関わる機会が減ったことで、高齢者の認知機能や意欲の低下、孤立感・孤独感の悪化に悩む介護施設も少なくありません。

そのようななかで注目されているのが、大阪のロボットメーカー「ヴイストン株式会社」が開発に携わったセラピーロボット、「かまって『ひろちゃん』」です。今回の記事では、その魅力を詳しくご紹介していきます。

ヴイストン株式会社とは?


ヴイストン株式会社ホームページより引用>

大阪を代表する前衛的ロボットメーカー

2000年に大阪で創業して以来、世の中が感動する技術の追求を続ける「ヴイストン株式会社」。

ロボット関連製品の開発から製造・販売までを手がける企業で、一般家庭向けから企業向けのロボットまで、多彩な製品を世の中に送り出しています。

2004年から2008年にかけては、世界的なロボットのサッカー競技会「ロボカップ」にTeam OSAKAとして参戦し、5連覇を達成。その確たる技術力と豊かな発想力を土台に、ツールとしての便利なロボットではなく、寂しい時や楽しい時など、日々の生活のあらゆる場面で利用者と「こころ」を共有できるロボットづくりに情熱を注いでいます。

「かまって『ひろちゃん』」とは?

ヴイストン株式会社が手がけるさまざまな製品のなかでも、介護業界をはじめとする多くの企業から注目を集めているのが、株式会社国際電気通信基礎技術研究所との共同開発によって誕生した赤ちゃん型ロボット「かまって『ひろちゃん』」です。

癒しを目的としたコミュニケーションデバイス

「かまって『ひろちゃん』」は、赤ちゃんを模したぬいぐるみ形状のロボットで、介護を必要とする高齢者の生活の質(QOL)向上を目的につくられました。

赤ちゃんを「あやす」という行為によって癒しを得られるだけでなく、単調になりがちな高齢者の生活に彩りを加え、お世話を通して人の役に立つ喜びや意欲を引き出します。

また、高齢者同士のコミュニケーションのきっかけになったり、高齢者の笑顔が多く見られるようになったり、施設内の雰囲気づくりにも役立つなど、多くの介護施設やケアハウスなどでも導入され、好評を得ています。

「かまって『ひろちゃん』」の特徴

「かまって『ひろちゃん』」は、赤ちゃん型ロボットとはいえ、本体はぬいぐるみ素材でできていて、大きさも実際の乳児に近いサイズのため、抱き心地の良さは抜群です。

内部には動きを感知する加速度センサーとスピーカーが搭載されていて、「抱っこ」や「たかいたかい」といったお世話の方法によって『ひろちゃん』のご機嫌が変化する仕組みになっています。また、お世話をする高齢者自身が、さまざまな赤ちゃんの表情を想像しやすいように、顔のデザインが決まっていないのも特徴です。

さらに、内部のスピーカーからは、赤ちゃん独特の意味のないおしゃべり(喃語)や笑い声、甘えた声など100種類以上の声が動きに合わせて発せられるため、高齢者は実際に赤ちゃんをあやしているような幸福感に満たされます。

介護施設などで一人ひとりの高齢者に『ひろちゃん』を提供できるよう、本体価格をリーズナブルに設定するといった配慮にも、「こころを大切にしたい」という同社のロボット開発に対する熱い思いが感じられます。

その他の製品について


ヴイストン株式会社ホームページより引用>

ヴイストン株式会社では「ロボット技術で未来を変える」という理念のもと、競技会やホビー用途など幅広いシーンで活用できる「二足歩行ロボット」や、自動運搬や自動搬送に使われる「研究開発用台車ロボット」のほか、「プログラミング教育ロボット」や「コミュニケーションロボット」など多くの種類のロボット開発を行っています。

まとめ

人とロボットが寄り添う社会の実現をめざすヴイストン株式会社。今回は同社が共同開発を手がけたセラピーロボット「かまって『ひろちゃん』」について詳しくご紹介しました。

コロナ禍によってさまざまな制限が生じている介護現場において、「かまって『ひろちゃん』」は癒しの効果をもたらす存在として、今後もさらなる普及が期待できそうです。