【チェアー浴槽の価格(値段)と評判】座位保持ができる方向け

介護施設向けチェアー浴槽の価格相場

定価 600万円~1,200万円
実売価格相場 480万円~1,000万円

 

 

介護施設向けチェアー浴槽おすすめメーカー

 

1)アマノ【シャトル】

【引用】:株式会社アマノ ホームページ

施設 老健・サ付・有料・小規模・デイ
長所
  • 浴槽外形の長さ169cm・幅85.2cmとコンパクトですが、脚を伸ばしてゆっくり入浴が可能。ご自宅のお風呂のような感覚です。
  • 浴槽に扉の設置がないことで、さまざまな方向から浴槽へのアプローチが可能に。浴室が狭い施設での利便性が高いです。
  • 毎回、新しいお湯で入浴できる「新湯タイプ」と、節水・節約型の「ろ過タイプ」があり、各施設の規模やニーズに合わせて選択できます。
短所
  • 拘縮がある利用者は入浴に制限が出ることがある。
  • お湯が抜けるまで扉が開かない。
  • タンク⇔浴槽とお湯の移動時間がかかる(約1分)。
  • 背もたれ部分が大きい為洗体しにくい。
定価
  • 浴槽(新湯タイプ) 4,350,000円(税別)
  • 浴槽(ろ過タイプ) 5,550,000円(税別)
  • シャワーチェアー  1,800,000円(税別)

 

シャトルの口コミは?

【総合満足度】★★★★★

車いすを入れるときに、そのままお風呂に入れていたことがかなり大変だったのでかなり楽になりました。お湯ももったいなくなく、節水になることも良いです。気泡も出来るので、ご利用者様も気持ちよく入浴することが出来ることが良いです。

【総合満足度】★★★★★

メリット 「楽である「何かあった時にすぐに助けてくれる人がいるので安心する」「不安がなく安心することが多い」

デメリット「自由自在に動かすことができないので限られている」「少し手間がかかってしまうところで恥ずかしい気持ちが少しある」

【総合満足度】★★★★☆

自分が担当をしている患者さんですが、ほんとうに暴れることなどが多くそれでいて、風呂に入れることも本当に苦労をしたのですが、こちらの高さ調整のおかげで、そういたことも以前よりは容易にできるようになったので自分としてはよかったです!

【総合満足度】★★★★☆

移乗が楽。私の勤めていた会社では、利用者さんがお風呂の中で、便をされることが多く、一日に3回くらいお湯の入れ替えを行っている。前使っていた商品は、お湯の入れ替えにとても時間がかかっていたため、シャワーを2つ引っ張ってきてお湯を入れていた。でも、今のお風呂にしてから、前のお風呂より、3分くらい早くお湯がたまった。

【総合満足度】★★★★☆

アマノのコンパクトタイプのシャトルを使用しています。 完全に寝たままのものでも、座浴だけのものでもなく、その中間のものになるため、フロアに1台あれば浴室の移動も少なく、かなり便利だと思います。デメリットはなし。

 

 

【総合満足度】★★★★☆

チェアーのままお風呂に入れることができるので楽です。 利用者様のをお風呂に入れる時にお湯の量が調節できるので利用者を安全にお風呂に入れることができる。 利用者様が動いたり姿勢が保てない人はずり落ちてしまうのでとても危ないので見守りが必要なので、確実に安全ではない。

【総合満足度】★★★★☆

かなりコンパクトサイズなので、浴室が狭い施設でもかなり使いやすく、便利だと思います。足を伸ばした状態で入浴姿勢を保つことができるので、自宅のお風呂のようにゆったりできます。座れない人には少し負担がかかると思います。

【総合満足度】★★★★☆

座りながらお風呂に設置入浴が出来る座位入浴が出来、ホールド性もがっちりして、毎回新しいお湯で入浴が可能。入浴介助もしやすく、音も静かで柔らかな気泡も出るので、身体もじんわり温まり、入所者にも好評です。

【総合満足度】★★★★☆

メリットとしては、チルト機能が付いているので、背骨が曲がった人や、座ってお風呂に入れない人などが、楽な体制でお風呂に入ることができる。
一方、デメリットとして、膝関節が伸びたまま関節が固まってしまった人にとっては足が伸ばせず入浴できない。

【総合満足度】★★★☆☆

アマノのシャトルを施設で使用しましたが、非常にコンパクト式です。フラットにならないですが、リクライニング式になります。デメリットとしては個人的に少々重く感じました。操作に慣れるまで時間がかかると思います。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

メリットは、お湯の入れ替えがスムーズで、効率よく作業ができる。角度を調整できるので、介助しやすい。デメリットは、椅子自体が重たいので、体力を使う。また、椅子のカバーが取れやすく、入浴中に浮いてくることがよくある。

【総合満足度】★★★☆☆

非常にコンパクトではあるので、場所を取らず一見使いやすそうに感じましたが、浴槽の作り自体がゴツくコンパクトゆえに閉塞感のようなものを感じます。また、椅子の操作がゴツゴツした感じがして、重く感じました。

 

2)アマノ【フェアウィンド】→廃盤

【引用】:株式会社アマノ ホームページ

長所
  • 浴槽の高さが約94cmですので、介助者もラクな姿勢で介助を行えます。
  • 専用のシャワーチェアーは、4段階の入浴角度を設定することが可能。最適なリクライニング姿勢でゆっくり入浴ができます。
  • 独自のディスクフィルターが、全量&ワンウェイろ過を可能に。お湯は全て殺菌・ろ過されるため、常に清潔なお湯で入浴できます。
短所
  • 廃盤
定価
  • 浴槽 8,900,000円(税別)
  • シャワーチェアー 1,800,000円(税別)

 

3)酒井医療【カトレア】

【引用】:酒井医療株式会社 ホームページ

施設 老健・サ付・有料・デイ
長所
  • 入浴用車椅子は、フルリクライニング機能を搭載。洗身が行いやすく、臀部洗身も1人で行えます。
  • 利用者さんと介助者が対面で浴槽に進入できる方式。利用者さんの状態を確認しながら安全に介助できます。
  • お1人おひとりごとに新しいお湯を供給する100%新湯方式を採用。全ての利用者さんが気持ちよく入浴できます。
短所
  • 1人ごとのお湯を使用するため、ランニングコストが高くなる。
  • 緊急時に利用者を退浴するのに時間がかかる。
  • 浴槽内、タンク内の清掃で困難な為、不衛生になりがち。
定価
  • 浴槽 4,850,000円〜(税別)
  • 入浴用車椅子(チルト&フルリクライニング式) 1,300,000円〜(税別)
  • 入浴用車椅子(チルト式) 1,100,000円〜(税別)

 

カトレアの口コミは?

【総合満足度】★★★★★

お湯張りが早く、一人ひとり完全新湯です。今の型は掃除もしやすく首元まで浸かれるようになりました。ガチャガチャ音もなくなりチェアインがとてもスムーズです。 デメリットとしては、チェアの安全ベルトがねじれたり、よれたりするのでベルトだけは使いにくいです。

【総合満足度】★★★★☆

メリットは2つあります。
①設備がしっかりしている所です。入居者様の身体レベルに合わせた設備になっており、介護度が低い人は自分のペースで入ることが出来、介護度が高い方は自分の力を使わずに安全に入浴を楽しむことができます。
②力がないスタッフでも安全に入居者様をお風呂に入れられる所です。ボタン一つで自動でお湯の入排出を行なったり、座った状態での入浴のため介助が少ないので力のないスタッフも安心して使えます。

デメリットは1つあります。
機械のため操作を誤ると大事故に繋がることです。ボタンは分かりやすいですが、焦ったりすると間違えることがありますので危険です。

【総合満足度】★★★★☆

良い点は、浴槽内の湯量を手動で足し湯できるので利用者の体格や姿勢に合わせて調整することができる。
悪い点は、ストレッチャーがリクライニング出来るが、しっかりと固定が出来ないので少し不安定なところがある。ストレッチャーのブレーキがタイヤの向きによってかけにくいときや解除しにくいときがある。

【総合満足度】★★★★☆

椅子に座ったままの入浴が可能なので、今まで浸かることを諦め、かけ湯のみだった利用者が入浴出来るようになった。
難点としては、入浴時に排便をされていまったら、排水溝に詰まり、機械の上げ下げもシステム上ストップしてしまうので、職員総出で利用者を担いであげないといけないという点です。

【総合満足度】★★★☆☆

チェアーの後方に接続部があるめ後ろ向きに進まなければならない場面がある。接続部の確認がしにくいためケアスタッフが覗き込んで確認することもあり利用者からすると少し嫌だなと思うかもしれない。付属のシャワーヘッドがイマイチだが湯張りや機械操作はわかりやすく使いやすい。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

座ったままお風呂に入れるので、体格が大きい人や、多動な人を安全で、楽に浴槽への移動出来るので助かっている。体格が大きい人がカトレアを利用すると、膝が出てしまったり全身がお風呂に入りきれないので可哀想だなと思う。

【総合満足度】★★★★☆

メリットは歩行不能な方が利用するにあたって女性の職員1人でも作業ができる点があります。例えば高さの調整や利用者様をお風呂まで移動してから入浴させるまでの作業が単純化されているので、利用者様だけでなく職員にとっても負担の少ないお風呂だと感じます。デメリットは、1人ずつしか対応ができない為、少し効率が悪いところです。

【総合満足度】★★★★☆

お湯をはる時間がかなり軽減できることがとても助かっています。利用者の方も入浴用の車いすで座って姿勢のまま入浴できることで、不安からしがみついたりすることも無くなり安全に入浴して頂けています。入浴用の車いすに付属しているレバーの一の位置が洗身時や向きを変える時に邪魔になるのがデメリットです。

【総合満足度】★★★☆☆

温度と時間のタイマー設定があり、入浴時間の間に他の介助が出来る。ただ冬場の場合はお湯が冷めるので、湯温の維持機能はあてにならない部分がある。お湯の入れ替えに、少し時間がかかる。座位式の場合には、体型が個々に異なる為、椅子に座って頂く時の介助に少し負担がかかる。体重が軽い人や体型によっては、足が伸ばせなかったり、ベルトがゆるゆるで入浴中に身体が浮いてくる。

 

 

4)酒井医療【ライラックプラス】

【引用】:酒井医療株式会社 ホームページ

施設 特養・老健・デイ
長所
  • 上下一体構造の入浴用車椅子により、浴槽へのアプローチがスムーズに行えます。
  • 姿勢を安定させるチルト機能を搭載。臀部にかかる体圧を背中に分散でき、利用者さんがラクに入浴できます。
  • 浴槽内の足元の空間に広さを確保したことで、大柄な方や脚を曲げることが困難な方、重度な方もゆったりと入浴できます。
短所
  • 自動で扉が閉まる為、利用者の手や足を挟み込む場合がある。
  • 浴槽内、タンク内の清掃が困難な為、不衛生になりがち。
  • 介助者による扉部分は日々のメンテナンスが必要(グリス添付作業)。
定価
  • 浴槽 9,500,000円〜(税別)
  • 入浴用車椅子(チルト&リクライニング式) 1,400,000円〜(税別)
  • 入浴用車椅子(チルト式) 1,100,000円〜(税別)

 

ライラックプラスの口コミは?

【総合満足度】★★★★★

介助者と利用者様が向かい合う事で表情から状況を確認できる為、会話をしながら安全な入浴が可能です。入浴用車イスは「チルト式」とフルリクライニング機能をつけた「チルト&リクライニング式」の2種類から選択可能なので、ポジション設定により利用者様に合った最適な入浴姿勢を取れます。

【総合満足度】★★★★☆

施設で4人ほど利用者がいる。バブルが人気で気持ちいいとおっしゃります。頭や体を洗った後乗り移ることなくお風呂に入れるので利用者・介護側も負担なく介助できます。この前は終末期の体の大きい利用者さんをお風呂に入れて差し上げることが出来ました。顔が見やすく安心して介助できるので助かっています。

【総合満足度】★★★★☆

介助者と利用者が向かい合う事で表情から状況の確認ができるので、会話をしながら安全な入浴が可能です。足元の空間が広いので、大柄な方や足を曲げる事が難しい方も入浴し易いです。また、湯量もスイッチ一つで必要な分だけ足し湯ができるので、利用者に合わせた推進を調節できるのがメリットです。しかし、自動で扉が閉まる為、利用者の手や足を挟み込む危険があります。浴槽内やタンク内の清掃が困難な為、不衛生になりがちです。介助者による扉部分は日々のメンテナンス(グリス添付作業)が必要というデメリットがあります。

【総合満足度】★★★☆☆

メリット:お湯がかけ流しのため、衛生的に入ることが可能である点。お湯のたまりも早く、業務が早く進む。 デメリット:センサーが至るところにあり、少しの不具合で扉が開かないなどのトラブルが多発する。ブレーカーでしか、主電源を切ることが出来ない構造となっており、当施設は電気室が離れたところにあるため、主電源を落とせない。

【総合満足度】★★★☆☆

体を洗ってからそのまま入浴できるのは好評です。またお湯が下から上がって来るのも好評です。浴槽に入ってからお湯が溜まるまでに少し時間が掛かります。また浴槽に入る為に人を乗せて浴槽にセットするまでに重たさを感じます。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

車椅子がフルリクライニングするので洗体がしやすい。気泡を出すことができるので、利用者様に出すか出さないか選択していただけるのがいい。ほとんどの利用者様が出すのを選択されますが、気持ちがいいと好評。お湯を貯めるのに時間がかかるのと、ぬるくなってしまった湯温を上げるのに時間がかかる点は気になる。

【総合満足度】★★★☆☆

音声で扉の開閉や入浴時間等、作業手順を知らせてくれるので新人にも教え易い。施設で使用している物が古いからかもしれないがチェア―の可動部とくにフットレスト部分の可動域が狭く移乗時に利用者の足がぶつかりそうで怖くて注意が必要。

 

 

5)オージー技研【アダージオ】

【引用】:オージー技研株式会社 ホームページ

施設 老健・有料・小規模・デイ
長所
  • 利用者さんを搬送車に乗せたまま浴槽本体にドッキングさせる設計になっており、介助者の体への負担を軽減できます。
  • 搬送車は、利用者さんの介護度に合わせて2種類あるので、利用者さんの身体状況の変化に伴う浴槽本体の変更は不要です。
  • 浴槽内寸法179.5cmと、つま先まで伸ばせる広々とした浴槽ですので、どなたでも伸び伸びリラックスして入浴できます。
短所
  • 非対面式入浴の為利用者の足先、表情が見えない為、アプローチに工夫が必要。
  • ろ過フィルターは交換式の為、ランニングコストが必要。
  • 貯湯タンクが一体型の為、タンク内清掃ができずに不衛生。
定価
  • 浴槽 10,200,000円(税別)
  • 搬送車(座位タイプ) 1,900,000円(税別)
  • 搬送車(長座位タイプ) 2,200,000円(税別)

 

アダージオの口コミは?

【総合満足度】★★★★☆

お風呂場が広いのは良いが、動く範囲が多くて大変だった。個浴にしても、ユニットによっても違うので、お湯えお入れる速さや大きさ、設計の仕方が違ったりしたので、手伝いに行ったりするときが大変だった。機械浴は、男性でも十分に入れる長さなのが良かった。

【総合満足度】★★★★☆

メリットは、病室から浴室まで車いすに座ったまま行くことができ、その車椅子で浴槽の中に運びこまれるので楽に入浴することができることです。デメリットは身体を洗った後車椅子に座ったままなのでお尻などタオルで拭きずらいことです。

【総合満足度】★★★☆☆

メリットはストレッチャーへの移乗がしやすいこと、 また、浴槽の深さも高さもちょうどよく、介護しやすい。 デメリットは介護をする上では特にないが 清掃面において、浴槽の下に入り込んだゴミや排泄物を落としにくい。

【総合満足度】★★★☆☆

使い勝手は良いと思います。障害のある方への入浴介助もスムーズにできるので安心です。ただデメリットとしては掃除がめんどくさいです。利用者の入れ替え毎に軽い掃除をしているのですが、外したりしての清掃がなかなか面倒なので、簡単な方法を開発してほしい。簡易取り外しだったり。

【総合満足度】★★★☆☆

メリットは、背もたれのみや体全体に調整が段階的に行えることと、手すりも部品をひっぱるだけで簡単に外せるので楽なこと。
デメリットは、入浴時にタイヤのレールの部分と椅子の部分が外れ入浴するのですが、入浴後部品がうまくはまらず片方のレール部分だけうまくはまらないことがたまにおきること。なので入浴椅子自体が斜めになっていたりすることがあるので故障注意が必要なこと。体全体や背もたれ部分を下げるときに、体格のいい方・体重のある方だと勢いよく下がってしまうので介護者の使い方が悪い場合や支えられない場合そのまま後ろに倒れてけがをする可能性があること。入浴時足し湯をする際は、利用者の右斜め前の蛇口から出てくるため熱い湯を手で触れることができてしまうこと。

【総合満足度】★★★☆☆

一回一回、お湯を変えてるのか、体を洗っている間(十五分ぐらい)でたまって私の場合ちょうどよいのだが、自分で歩けて洗体できるなら「せっかく温まってきたのに」とおしかりもあるかと思います。確かに水量が多く、ストレッチャーでは沈んでしまいます。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

【メリット】
①搬送車で滑るように入れるので、介護負担軽減になり移乗回数が減ることにより腰痛予防対策にもなっている。
②お湯の高さが調整できるので背の低い方や、体の傾きのある方などの対応がしやすい。

【デメリット】
①一度お湯が入り始めると急な温度変化に対応しずらいので、利用者の方によりますが、好みの温度で入浴させることがやや難しいと感じる。
②一人が入り、次の人が入浴するときお湯を入れると前の方の皮脂汚れかわかりませんが、かなり浮いているように見受けられるため、お湯の清潔保持がきちんとできているのか疑問。

【総合満足度】★★★★☆

確認が取れて事故も無くなるので、お互いに注意深く見れるだろうと思います。仰向けに向けれるのでいいなと思ってます。デメリットは手を挟みやすく、危険かなと思ったのと安全性というよりも耐久性があるかないか、やや不安です。

【総合満足度】★★★★☆

大変良いとおもいます。浴槽は広々としていますし車椅子みたいな物に浴槽が合体出来るものなのでかなり仕事が楽になりました。ただ背中を洗うとき物凄くやりにくいですね。あとは、浴槽を使い終わった後の掃除が結構、時間がかかり大変な所が嫌ですね。

【総合満足度】★★★☆☆

寝たきりの利用者さんを入浴する際に、ティルト式の車いすから移乗などしたときにフラットな状態で移乗できないのが苦しい。またチェアに乗せたあとに浴槽にお湯が貯まるまでに時間がかかるので利用している人が寒い思いをしているのを見ると微妙です。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

高さの調整ができるのは利点だと思うが機械で上げ下げするため、ものを下に置いていると危険。また上げ下げに時間がかかるため、利用者が溺れかけた場合すぐに利用者を救い出すことだできない点などがデメリットにあたると思う。

【総合満足度】★★★☆☆

やはりなんといってもデザインが良くどのような場面でも使うことができそうなためです。

【総合満足度】★★☆☆☆

寝たきりの利用者さんを入浴する際に、ティルト式の車いすから移乗などしたときにフラットな状態で移乗できないのが苦しい。またチェアに乗せたあとに浴槽にお湯が貯まるまでに時間がかかるので利用している人が寒い思いをしているのを見ると微妙です。

【総合満足度】★★☆☆☆

座椅子を使って、機械で浴槽に入れて簡単です。デメリットとして、入浴中に排泄されてしまう方もいたので、不衛生だと思いました。シャワー中にも排泄してしまう方も結構いました。そのまま、排水溝に流してました。衛生管理としてどうかな?と思いました。改善策があればよいかと思いました。

 

 

6)オージー技研【トゥッティ】

【引用】オージー技研株式会社 ホームページ

施設 老健・サ付・有料・小規模・デイ
長所
  • チェアー浴浴槽の中では最もコンパクトな設計。3m×3.5mのユニット型浴室でも設置が可能です。
  • 搬送車は、人間工学に基づいた独自のバランスチルトを採用。利用者さんの体重に関係なく、女性の介助者でも操作がラクに行えます。
  • 浴槽本体は、「新湯式」と「循環式」があり、施設のニーズに合わせることができます。
短所(循環式)
  • 拘縮がある利用者は、入浴に制限が出ることがある。
  • お湯が抜けるまで扉が開かない。
  • タンク⇔浴槽とお湯の移動時間がかかる(約1分)。
  • 背もたれ部分が大きい為、洗体しにくい。
  • ろ過フィルターの交換が必要
短所(新湯式)
  • 拘縮がある利用者は、入浴に制限が出ることがある。
  • お湯が抜けるまで扉が開かない。
  • 背もたれ部分が大きい為洗体しにくい。
定価
  • 浴槽  6,700,000円〜(税別)
  • 搬送車 2,000,000円(税別)

 

トゥッティの口コミとは?

【総合満足度】★★★★☆

メリットは浴槽にお湯が溜まるのが早く、利用者様が寒い思いをしなくてすみます。また足元からジャグジーと肩の位置からシャワーを出すことができるので、より温まることができ喜ばれています。デメリットはチェアーが重く女性介護者が操作しにくいこと、背もたれとベルトが外れやすいことです。

【総合満足度】★★★★☆

メリットはやはり介助量の軽減でしょうか。浴槽を跨げない方にとっては利用者様、介助者とも好評です。セッティングやメンテナンスは少し手間がかかります。
デメリットは肩口にもシャワー当てがあるのですが、使用すると初めは冷水が出てくるため、利用者様がビックリしてしまう点です。ここは改善してほしいです。

【総合満足度】★★★★☆

移乗がしやすい昇降式ドアで100Lも節約できる点がコストを大幅に減少してくれる利点、膝関節の異常がある方は入浴ができない場合があり、足を上げる作業が必要だったり、尚且つお湯の移動手間や、ろ過フィルターの交換が欠かせないのでそういう点では手間がかかりやすい。

【総合満足度】★★★★☆

当施設は、どちらかというと寒い地域にあるため、お湯を入れるのに時間がかかるこのタイプの機械浴だと、入浴待ちをされている利用者の方で後の方に入る方などは、お湯の温度が覚めている場合があります。その際は、増し湯で対応するのですが、高温で入れるため、利用の方に気を使わなくてはならず事故防止観点からして少し不便なところだと思います。

【総合満足度】★★★★☆

【メリット】
・チェアに座った状態で洗体が行え、またベルトも付いているので姿勢保持が不安定な方も安全に入浴が行える。
・枕もついているので浴槽に入った時に楽な姿勢で浸かることができる。
・肩掛け用シャワーが退浴してからも出るので湯を流した後でも肩から温めることができる。
【デメリット】
・次の湯がタンクに溜まるまでこ時間がかかるように個人的には感じている。
・湯が溜まった後に湯加減を調整することができないのでシャワーで足し湯をしていつも調整している。そうなると湯量が増えてしまうので、利用者さんによっては危険な場合もある。
・小柄な方はどうしても足元にベルトがないので足元が浮いてしまう。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

一番はじめに入る方の時に、設定温度に比べ、ややぬるい気がします。冬場は、浴槽が冷たくなっているので仕方ないかと思うけど、初めから暖かいのが理想です。あと、シャワーの温度がぬるくなったり、熱くなったりする時があるので、怖いです。

【総合満足度】★★★☆☆

通所リハビリにてトゥツティを利用しています。型番が古く、部品が故障してしまうと修理ができない点が不便です。当苑の施設管理課が対応しておりますが、十分な対応ができないこともあります。新しい設備を導入すればよいのですが、高額なものであり簡単には買い替えることが難しいため、古い型番の部品交換も対応してもらえると助かるのにな、と感じております。

【総合満足度】★★★☆☆

座りながら入浴でき、お湯の温度も簡単に調節できるので準備の手間がかからないのが良い点だと思います。しかし、足場をロックする部分を硬いと嫌がる人やピンク色だと目がチカチカするとおっしゃる人が多い事が残念な点です。

【総合満足度】★★★★☆

安全に職員が使用できるように操作方法の研修な説明が必要。操作方法をマスターすると安全に使用すること出来ており、事故は起きていない。使用後は毎回掃除を行っているが、定期的に消毒液に浴槽をつけたりすることが必要なので職員には負担となっている。

【総合満足度】★★★★☆

デイサービスで働いています。特浴のご利用者様は、お風呂を楽しみにしていらっしゃったり、気持ちいいとおっしゃってくださるかたがほとんどです。デメリットとして、お風呂を利用される方が多い日、特に特浴を利用される方が多い日は、次々と特浴の機会を利用しなければなりませんが、特浴の機械にご利用者様をご案内しても、お湯がたまっていないことが結構あります。お湯がたまるのがもっと早ければいいと感じます。

 

 

【総合満足度】★★★★☆

メリットとしてはお風呂の温度を調整できたり、自動的に一人一人湯船を入れ替えてくれるので衛生的にも良いです。また足元から泡ジェットを出すこともできるので3のお風呂よりリラックスすることができます。
デメリットとしては狭いので圧迫感があります。

【総合満足度】★★★★☆

【メリット】
座位のまま利用者様に入浴してもらえるため、とても便利。マットも取り外しができ、手入れもやりやすい。
【デメリット】
肩まで浸かれない為、冬場の入浴時は寒いと利用者様から頂くこともある。とにかく、金額が高いのでもう少し安価だと嬉しい。

【総合満足度】★★★★☆

【メリット】
個浴で機械がついているので一対一で対応できるところが良いと思います。ただ排水に関しては浴槽扉を開放するまでに時間がかかりタイミングを間違えると水が一気に溢れ出し脱衣所も水浸しになってしまうので排水機能を向上させてほしい。

【総合満足度】★★★★☆

メリットは利用者様を車椅子から移乗してリクライニングが出来るので洗髪もご本人の負担が軽減されゆったりと全身洗髪ができる仕様だと日々使用していて感じます。お湯のタンクが満水になるまで次の入浴ができない点は、入浴ニーズを分散させて同日に何名までと決めるなどの対応が望ましいと思います。両肩が冷えないようシャワーが流れますので寒い冬場には利用者様から喜ばれます。

【総合満足度】★★★★☆

オージー技研のトゥッティはヲ使用してみてメリットとしては座ったままでも介助入浴ができるところだと思います。またとてもコンパクトなのにもかかわらずゆったりとした姿勢を保てるのも良いところだと思いました。

 

 

【総合満足度】★★★★☆

チェアー・イン・バスとしては有名です。小型ですが、使用の簡単さ(車椅子での利用性)がウリです。デメリットは他のものとあまり比較できないので、なんともいえませんが、補助はうけられとも用品自体のコスパは高いとおもいます。

【総合満足度】★★★★☆

以前は、お風呂にいうらのシャワーキャリーを取り付けて使っていましたが、介護職員は腰を曲げるか、膝をついて入浴補助をしなければならず大変な思いをしていました。それに比べれば、立ったまましかも浴槽に近づいて介助できるので楽になりました。ただ、寝たまま使える大型のものに比べると使いづらい。

【総合満足度】★★★☆☆

メリットとしては、リクライニングがしやすい。浴槽の掃除がしやすい。
デメリットとしては、割と重く、利用者の体重を合わせれば女性には厳しいものがある。さらにベルト部分が破損、足置きのバネが少し緩く外れやすい。浴槽に貯まる温水の温度が明らかに一致しておらず42や43℃でもぬるすぎる。椅子のしわのような所に便がこびりついて溜まってしまう。

【総合満足度】★★★☆☆

車輪の不具合や水漏れ等で対応をしなければならないことが多い。年数は経っているので仕方ないのだが、部品が高く修理をするか迷ってしまう。メーカーの対応は丁寧な対応で素晴らしく無償で調整とは行ってくれている。

 

 

介護施設でのチェアー(車椅子)浴槽の選び方とは?

大前提として、チェアー(車椅子)浴槽に向いているのは、座ることはできるが立つことは補助があっても難しい方、座ることはできるが立ち上がっての動作に補助を必要とする方です。

  • 施設の利用者さんすべての体格において、入浴が可能な浴槽サイズであること
  • チェアー浴の場合、浴槽本体にチェアー(搬送車)ごと進入するケースが多いので、女性の介助者でも安易に介助できるチェアー(搬送車)であること
  • チェアー浴槽になると価格が高額なものが増えてくるので、利用者さんの身体状況の変化にも対応が可能な、なるべく変更しなくても済むこと

以上のことに留意して選んでみましょう!

 

 

 

【介護浴槽を買い替え・入れ替えるタイミング】6年が目処

【現役】医療介護の営業マン
【現役】医療介護の営業マン
介護浴槽の入替えは約6年が目処となっています。「介護保険制度が始まった20年以上そのまま」というツワモノ施設もありますが、突然動かなくなる前に入替えをおすすめしています。

 

 

 

施設の介護浴槽を買い替え・入替えるタイミングとは

1)製品の不具合

  • 現在使用している介護浴槽が老朽化や経年劣化などの理由で故障してしまった。

2)人(利用者さんやスタッフ)の都合

  • 利用者さんの身体状況に変化があり、現在使用している介護浴槽では入浴が困難になった。
  • 職員の体制を変更したり、人材の確保が難しかったりすることで、人員を配置できない。

3)予算の都合

  • 補助金の利用期間が迫っている。
  • リースで使用している介護浴槽の契約が満了を迎える。
  • その年の事業所の予算として申請している。

など、製品や人材、各事業者の予算などさまざまな要因が挙げられます。

 

介護浴槽の耐用年数とは

介護リフト・認知症はいかい防止用監視装置・特殊浴槽(特殊浴室)などは、一般的に耐用年数6年が適用されます。

参考例として、平成12年3月10日厚生労働省老人保険労働局老人福祉計画課長通達「指定介護老人福祉施設等に係る会計処理等の取扱いについて」で以下の記載があります。

引用:厚生労働省ホームページ

あくまで法定耐用年数であり、実際に使用できる年数とは異なります。

 

 

 

介護施設で入替えをする際の注意点とは

入替えを考えるタイミングにおいて、新たな介護浴槽を検討する施設管理者はとても多いです。入替えを検討する際には、以下のことに注意が必要です。

1)納期を明確にすること

「いつまでに入替えするべき」のか「いつまでに入替えたい」のかによって、導入計画が大きく変わってきます。

いつ故障になって動かなくなるかは、誰にも予想がつきません。故障してから入替えを検討するとなると、利用者さんが入浴不可になってしまいます。

施設管理者が「その時期までに入替えするべき」「故障してしまったから入替えよう」とメーカーに相談しても、すぐに新しい介護浴槽を納品できるとは限らないのです。

 

2)事前に計画し準備しておく

「介護浴槽は機械だから、いつ故障してもおかしくない」ということを念頭に置くことが重要です。

実際にすぐ故障するような介護浴槽をメーカーがオススメすることはありませんし、故障するような介護浴槽を開発・販売してはいないです。

しかし、いざ故障した時に困るのは、利用者さんであり、介助者であり、施設管理者なのです。

入替えを検討するタイミングは、介護浴槽を購入した時点からその後に起こり得る「入替えの要因」を想定し、急な入替えが必要になった時の対応を販売店の担当者と相談しておくべきです。

また販売店に全面的に頼るだけでなく、介護用品の展示会やショールームに足を運んで情報を収集しておくことが、いざという時に慌てず、最適のタイミングで入替えることにつながります。

事前に計画を立て、いざの入替えのために準備しておきましょう。

 

 

 

【個別浴槽の価格(値段)と評判】自立歩行ができる方向け

今回は、「介護施設向け個別浴槽のおすすめ比較」をご紹介します。

【現役】医療介護の営業マン
【現役】医療介護の営業マン
個別浴槽は要介護1~2の利用者におすすめです。介護現場歴12年と機器販売歴7年のアドバイザーが、個別浴槽のご相談からご導入までしっかりと寄り添います。お気軽にお問合せくださいませ。

介護浴槽の導入に使える補助金や助成金の情報も豊富にございますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

フクロウ介護に寄せられたご相談

  • 「チェアー浴とストレッチャー浴の見積金額をお願い申し上げます」
  • 「障がい児用の入浴設備を検討中、導入の相談に乗っていただきたい」
  • 「機械浴槽一式の見積もりをお願いしたいです」
  • 「経年劣化の為、同形態の物と入れ替えを検討しており、見積りをお願いします」
  • 「要介護3までのご入居者様用の浴室を考えたいので、適切な浴槽を教えてください」

 

 

介護施設向け個別浴槽の価格(値段)と評判

1)アマノ【アビット】

引用:株式会社アマノ ホームページ

施設 特養・老健・サ付・有料・小規模・デイ
長所
  • 座ったその場で体を洗い、入浴姿勢を保持が可能。小柄な方でも一度で入浴ポジションに座ることができます。
  • 水深約48cmとコンパクトながらゆったり快適な入浴ができます。
  • 毎回新しいお湯で入浴が可能な新湯タイプと入浴後のお湯を殺菌・ろ過して再利用するろ過タイプなど、ニーズに合わせてタイプを選定できます。
短所
  • 膝関節の拘縮がある方は入浴ができない場合がある。
  • 利用者の足を上げる介助作業が必要。
  • お湯が抜けるまで扉が開かない(利用者が出れない)。
  • タンク⇔浴槽とお湯の移動時間がかかる(約1分)。
定価
  • 新湯タイプ 2,750,000円(税別)
  • ろ過タイプ 3,980,000円(税別)

アビットの口コミとは?

【総合満足度】★★★☆☆

デメリット…排水、および浴槽の壁が下がるまで時間がかかり、利用者の身体が冷えてしまう。壁が下がる直前(壁を密着させる直前まで)に排水直後から出来れば、すぐに排水されて良いと思います。その他の機能には概ね満足しています。

 

 

2)酒井医療【パンジー i】

引用:酒井医療株式会社 ホームページ

施設 特養・老健・サ付・有料・小規模・デイ
長所
  • またぎ動作が不安な方からバランスが取りずらい方、立ち上がり動作が不安な方や入浴中の姿勢が保ちにくい方まで幅広い身体状況の方に対応。
  • 充電バッテリータイプを選ぶと、掘り込み・電気工事・給排水工事が不要ですので、既存の浴室に短時間・省コストで設置ができます。
  • 入浴する方の状態に合わせ、浴槽の左右どちらにも可動ができるスライドする昇降ユニットですので、介助者の負担が軽減できます。
短所
  • 浴槽のお湯を半分残して次の利用者へ使用するため不衛生(消毒なし)。
  • 利用者が浴槽に入ってからの継ぎ足し補給の為、浴槽を満水にする時間がかかる。
  • 浴槽内で座面が上下に移動するため、座面を下げるときに利用者の足を挟み込むリスクがある。
  • 水深が浅く、ゆっくり浸かった気がしない。
定価
  • シンプルセット   1,300,000円〜(税別)
  • パーソナルセット  1,790,000円〜(税別)
  • スタンダードセット 1,990,000円〜(税別)

 

 

3)オージー技研【ボランテ・エコ】

引用:オージー技研株式会社 ホームページ

施設 特養・老健・サ付・有料・小規模・デイ
長所
  • 移乗がしやすい昇降式ドアを採用。浴槽前面の電動ドアが昇降するので、浴槽のふちをまたぐ動作が不要で、利用者さんは安全に浴槽に進入できます
  • 直接またはシャワーチェアーを利用すれば、利用者さんは椅子に腰掛ける感覚でスムーズに入浴ができます。
  • 1人あたりの実使用湯量が約170Lと家庭用の浴槽より100Lも節約できるので、施設のランニングコストを大幅に削減できます。
短所
  • 膝関節の拘縮がある方は、入浴ができない場合がある。
  • 利用者の足を上げる介助作業が必要。
  • お湯が抜けるまで扉が開かない(利用者が出れない)。
  • タンク⇔浴槽とお湯の移動時間がかかる(約1分)。
  • ろ過フィルターの交換が必要。
定価
  • ボランテ・エコ(循環式)5,000,000円(税抜)
  • ボランテ(新湯式)   3,800,000円(税抜)

ボランテエコの口コミとは?

【総合満足度】★★★★★

上記にも記載されておられます回答欄で、自分自身がオージー技研のボランテエコという、介護施設で利用させていただいておりますお風呂が良いと感じた理由と致しましては、利用者の方々への負担が非常に少なくて済むので危険性が低くなり凄く愛用しています。

【総合満足度】★★★★☆

またいで入らなくてもラクに入れるデザインなので、利用者の負担が少なくて満足しています。乗り降りがスムーズに出来ることは利用者の安心感も高いけれど、介護している側からしてもとても助かります。介護者と利用者の目線が近いことも良いと思います。

【総合満足度】★★★★☆

電動ドアがあり、浴槽に入る時に面倒ではないのが助かるシャワーチェアもあって腰をかけてシャワーができるので楽スライド式の手すりで誤作動が起きてしまう。また間違えて触ってしまい、転倒してしまうことがあった。

【総合満足度】★★★★☆

メリットは椅子からの移乗動作練習になるので、出来るだけ残存機能を使うことを利用者に意識してもらえる点。デメリットは浴槽の片側が自動でゆっくり上下するようになっているので、掃除をする際に上げ下げの手間が少しかかる点。

【総合満足度】★★★★☆

浴槽の一面が上下する仕組みになっているので、車椅子からベッドに移るときのような感じで、浴槽に移動でき、介助の負担が少なく済む。浴槽に移動してから給湯に入るが、1分ちょっとで貯まるため、その間タオルを肩から掛けておくなどすれば、寒い思いをしながらお湯がたまるのを待つ必要がないのでお互いに安心できる。毎回綺麗なお湯に浸かれるところも喜んでもらえる。

 

 

【総合満足度】★★★☆☆

車椅子から移乗できるのはありがたいですが、介護度の重い人でも構造上介助者が一人で移乗させなくてはならないのが辛いです。何より、非協力的な利用者様だと、お湯がたまるまで寒がってスライドするドアを押さえて出ようとしてしまうため、どんどん体が冷えていくのでハラハラしたことがありました。

 

4)メトス【個粋】

引用:株式会社メトス ホームページ

施設 特養・老健・サ付・有料・小規模・デイ
長所
  • 浴槽にリフトとチェアを後から設置が可能な構成になっているので、施設のイニシャルコストを軽減できます。
  • リフトは旋回式の設計のため、介助者は常に利用者さんに寄り添って介助できるので、両者ともに安心です。
  • 個粋チェアは、座位保持に不安がある方でも安心して使用できるチルトチェアや、洗体に便利な穴あきタイプなど4種類から選べます。
短所
  • 車いす入浴には良いが、立位入浴、座位入浴には浴槽内寸が大きい為必要以上の湯量が必要となる。
  • 浴槽底が滑りやすくなっており、入浴の際は滑り止めマットなどが必要となる。
定価
  • 浴槽 800,000円(税別)
  • 昇降装置+個粋チェア 3,300,000円(税別)

 

 

介護施設での個別浴槽の選び方とは?

大前提として、個別浴槽に向いているのは、歩行がやや不安定なものの自立歩行が可能である方1人で歩くことはできるが入浴動作に不安がある方です。

  • 導入時に、施設浴室内において介助者が十分な動線を確保できていること
  • 導入後、利用者さんの身体状況が変化した場合でも対応できること
  • 利用者さんの入浴への思いを大切にし、残存機能をうまく引き出し活用できるものであること

以上のことに留意して選んでみましょう!

 

 

 

【介護浴槽のリース・レンタル】レンタルは不可だがリース・割賦は可能

【現役】医療介護の営業マン
【現役】医療介護の営業マン
介護浴槽はレンタルは出来ませんがリーズで分割払いすることは出来ます。

 

施設は介護浴槽をリース・レンタルできる?

介護浴槽の購入方法をご紹介します。「現金」「割賦」「リース」「レンタル」の購入が可能なのか一覧表にまとめてみました。

現金 割賦 リース レンタル
購入方法 ×

 

現時点において、介護浴槽のレンタル購入はできません。では、「現金」「割賦」「リース」で購入する場合、どんな長所・短所があるのかを深掘りしていきます。

①現金

長所
  • 購入後から施設の所有物となる。
  • 購入支払い総金額は、最も少なくて済む。
短所
  • 購入時にまとまった購入資金が必要になる。
  • 購入後に利用者さんの身体状況が変化した場合、他の浴槽に変更することが、資金的に負担になる。

②割賦

長所
  • 購入時の資金を抑えることができる。
  • 割賦支払期間満了後は、製品が施設の所有物となる。
短所
  • 製品価格に割賦手数料が上乗せになり、購入支払金額としては、出費が大きくなる。

③リース

長所
  • 購入時の資金を抑えることができる。
  • 利用者さんの身体状況の変化に伴い、リース契約した商品を変更したいとなった場合、当初のリース契約期間を経過していれば、新しい浴槽を再リース契約することが可能になる。
  • リース契約した製品が減価償却期間を経過し、再度現在の製品をリース契約する場合は、格安価格で継続が可能になる。
短所
  • 製品価格にリース手数料が上乗せになり、購入支払金額としては、出費が大きくなる。

 

 

 

購入・契約に関しての注意点とは

1)現金と割賦・リースでは契約相手が異なる

現金購入の場合はメーカーや販売店経由での購入ですが、割賦やリースの場合はリース会社経由での契約です。

2)割賦・リース契約には、動産総合保険が付く

割賦やリース期間中に、すべての偶発的な事故によりリース物件に生じた損害について担保とする保険が付きます。

偶発的な事故とは、偶然な災害や事故によりリース物件が、折れた、切れた、曲がった、へこんだ、焦げたなどの目視確認ができる損傷が発生した場合に、その修理代もしくは必要であれば交換費用が補償されるというものです。

3)さまざまなリース契約がある

日立キャピタル株式会社の一例

 

引用:日立キャピタル株式会社ホームページ

 

 

 

事前にリース会社へ問い合わせを!

介護浴槽の購入方法は、「現金」「割賦」「リース」があり、「現金」は購入後から施設の所有物ですが、多額の資金が必要です。

一方の「リース」は購入後、施設の所有物とならない反面、資金がなくても介護浴槽の導入がしやすいことがお分かりいただけたと思います。

「リース」の最大の長所は、再リースする際に利用者さんの身体状況に合わせて介護浴槽を新しいものに変更しやすいです。

以前、酒井医療株式会社(介護浴槽メーカー)が、積水ホームテクノ株式会社(住宅設備メーカー)と三菱HCキャピタル株式会社(リース会社)と協力し、「介護施設向け浴槽リースサービス」をスタートしました。

これは、利用者さんの身体状況や加齢に合わせた介護浴槽が求められるようになったことが理由です。

利用者さんの身体状況の変化に合わせながら、介助者の負担軽減も実現する介護浴槽を上手に購入するには、現金一括購入にとらわれず、リースという形があることを念頭において置くことが大切です。

そのためには、施設管理者が直接リース会社に情報収集を行ったり、問題点に気付いたりすることが重要です。

 

【福祉用具業者のケアマネ営業】イエスマンが生き残ります

福祉用具業者のケアマネ営業とは

以前、介護施設は買い物がヘタな理由とはで登場頂いた施設長さんから、またも介護業界特有の問題点をレクチャーしてもらいました。

それは「福祉用具販売店の営業マンは、施設管理者にノーが言えない」問題です。施設管理者の意見や考えにノーを言ったが最後、「もう、ウチには来なくて良いよ」と出入り禁止になるそうです。

まるでドラマの中の世界ですが、介護ソフトメーカーの担当者が「ウチの販売業者が出禁になったから、他メーカーに乗り換えられました・・」と嘆いていた事を思い出しました。

では、なぜ福祉用具販売店の営業マンはノーと言えないのか、その理由を探ってみました。

 

福祉用具営業マンの思惑とは

①レンタル商材で稼ぎたい

まず、福祉用具販売店の営業マンがアテにするのがレンタル商材です。車いすやリフトなど、販売店からレンタルされている施設も少なくないのではないでしょうか。

「毎月の支払いが安くて、メンテナンスも弊社でやるので安心ですよ!」と売り込みをかけるのが定石ですが、レンタルは営業マンにとっての生命線です。

売上のほぼ100%が利益になり、しかも安定して収益が見込めます。「購入してもらわなくても、長くレンタルしてもらえれば御の字」というところです。

話は換わりますが、レンタルとリースの違いを理解していない素人営業マンと会った事があります。彼にとってはレンタルもリースも同じで、別に説明できなくても問題ないのです。笑

②消耗品の売上はバカにできない

次に、毎月の消耗品の売上もバカにできません。おむつが代表的ですが、大規模な施設では毎月数百万円ものおむつを発注されているそうです。

「こんにちは~」と適当に顔を出しておけば、何もしなくても毎月数百万円の注文が入るのです。大きな注文が見込めなくても、安定して数字が上がるのであれば、営業マンはケアマネや施設管理者に頭が上がりません。

攻めよりも守り重視の営業スタイルこそ、福祉用具販売点の共通点と言えます。

③意見を言う長所がない

レンタルと消耗品。この2つの注文を継続的に取れれば、福祉用具販売店の営業マンとしては十分です。それだけで月間の予算達成に届くからです。

このような環境において最大の注意点は「出禁」です。「貴施設のケア改善には、●●の施策が有効ではないでしょうか?」と下手に施設管理者に意見や提言をすることは皆無です。

本当に心ある勉強熱心な営業マンならいざ知らず、ほとんどの営業マンは「嫌われない御用聞き」でいることを目指しています。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

福祉用具販売店は敵か?味方か?

さて、「出禁にならないことが目標」な福祉用具販売店の営業マンは、施設にとっては敵でしょうか?味方でしょうか?

冒頭の施設長さんは「優秀な営業マンを味方にすれば施設は充実するけど、つまらない営業マンを贔屓にするると施設はダメになる」と言い切っておられました。

正直、優秀な営業マンがゴロゴロ転がっている程、介護業界に人材が充実しているとは思えません。むしろ、甘い汁を吸おうとするカブトムシが多く見られます。

「毎日、顔を出してくれる」「喜んで値下げしてくれる」営業マンではなく、「施設に有益な情報を提供してくれる」「耳の痛いことも臆せず言ってくれる」営業マンこそ、今後の施設経営の強い味方になってくれるでしょう。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

【施設向け介護浴槽の種類】入浴方法5パターン

今回は「【施設向け介護浴槽の種類】入浴方法5パターン」をご紹介します。

介護浴槽の導入に使える補助金や助成金の情報も豊富にございますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

 

施設向け介護浴槽の種類とは?

①寝位入浴(ストレッチャー浴槽)

【引用】株式会社メトス公式サイト

専用のストレッチャーで介護浴槽に連結し、利用者さんが寝たままの姿勢で入浴するタイプ。身体を起こすことが困難な方や座ったまま身体を洗うことが困難な方に向いています。

寝たままの状態で髪の毛や身体を洗ったり、湯船に使ったりできる反面、利用者さんが寝たままの姿を見られることに恥ずかしい思いをしストレスに感じることもあります。

 

②座位入浴(チェアー浴槽)

【引用】酒井医療株式会社公式サイト

専用のシャワーチェアや車椅子で浴槽内に入り、利用者さんが座ったままの姿勢で入浴するタイプ。座ることは可能だが、立ち上がる動作に介助が必要な方に向いています。

リフトが上下に可動するリフト浴とは違い、安定した姿勢で移動から入浴ができるため、利用者さんも安心感があります。

 

 

③シャワー入浴(シャワー浴槽)

【引用】株式会社アマノ公式サイト

 

言葉の通りシャワーで入浴するタイプ。座ることは可能だが、立ち上がっての動作に介助が必要な方に向いています。

浴槽内のシャワーチェアはリクライニング可能で、全身にくまなくシャワーが当たりますので、利用者さんは高い温浴効果が期待できます。

 

④リフト入浴(リフト浴槽)

【引用】株式会社フツラ公式サイト 

個別浴槽にリフトを備え、利用者さんがリフトの座部に腰掛けリフトを昇降して入浴するタイプ。ひとりで立ち上がることは可能だが、歩行に介助が必要な方に向いています。

リフトは上下左右に可動しますので座位入浴より不安定さはありますが、利用者さんを安易に移動できるため介護スタッフの身体への負担も軽減できます。

 

 

⑤個別入浴(個別浴槽)

【引用】オージー技研株式会社公式サイト

住み慣れた自宅の浴槽に近い形で、利用者さんが座った姿勢で入浴するタイプ。ひとりで歩行が可能だが、入浴動作に不安がある方に向いています。

家庭浴槽に近いので、利用者さんの残存機能の活用や介護スタッフの負担軽減につながります。また在宅復帰した際も自身で入浴ができるよう練習も兼ねられます。

 

介護浴槽を選ぶ際のポイント

①想定する利用者さんが使えそうか?

「導入後、思っていたより利用者さんが入浴できなかった」ということがあります。導入前に、対象となる利用者さんの身体状況の想定を行いましょう!

②入浴介護に取れるスペースがどのくらいあるのか?

浴室内の広さによっては、介護浴槽自体が入り切らない、介助するスペースが狭く窮屈に感じるということがあります。

導入前に、浴槽の大きさと介護スタッフが安全に介助ができるスペースか想定を行いましょう!(その際は入浴介助にかかる入浴工程の一連の流れをすべて想定しましょう)

③解決したい課題を整理しましょう!

上記ポイント以外に、設備条件や予算など検討するべき要素はさまざま。全ての条件をクリアすることが困難な場合も考えられます。

そのような時は「介護浴槽を導入することで解決したい課題が何か」を整理し、優先順位をつけることが大切です。

また施設管理者だけで決めず、実際に入浴介助を行う介護スタッフとも入念に協議をし、より良い介護浴槽を導入しましょう!

 

 

 

【介護施設のIT化が進まない理由】業者依存は危険です

介護施設のIT化を阻むものとは

以前、介護施設は買い物がヘタな理由とは【施設管理者は必見】という記事を書いてから気が付いたのですが、介護施設のIT化はどうなっているのでしょうか。

テレビやネットのニュースでは「介護士と入居者の需要と供給が釣り合わず、今後は介護士の確保が急務です」と言われています。

将来的にも人手不足が変わらないのであれば、ITやロボットの力を頼らざるを得ないと考えても当然です。2020年からは、国や自治体でもITや介護ロボット導入の助成金が積極的に出されています。

 

介護施設で対象となるIT機器とは

まず、介護施設で対象となるIT機器をご紹介します。(参照:「国内の高齢者向け施設の IT 導入の一考察」『商経学叢 第66巻第1号 2019年7月』田口 由美子)

IT機器の詳しい情報を知りたい方には、介護ロボットポータルサイトのサイトをご覧ください。

 

①介護報酬の請求事務処理ツール

ここは介護ソフトメーカーの得意分野です。大手メーカーとしては、ほのぼの(NDソフトウェア株式会社)やワイズマン(株式会社ワイズマン)、絆(株式会社内田洋行)などがあります。

介護ソフトは請求業務のみならず、ケアプランや勤務表まで作成できるのが強みです。メーカーにより得手不得手があるため、導入前の比較検討を強くおすすめします。

 

②利用者の介護記録ツール

こちらも介護ソフトメーカーが強い分野です。最近では、事務所ではなく施設のあらゆる場所から記録が付けられる様に、タブレットやスマホから入力ができる商品もあります。

また、ソフトにAI(人工知能)を搭載して、スタッフの一挙手一投足まで把握できる商品も登場しました。どこまでの記録が必要か、ぜひ皆さんでお考えください。

 

③移動支援機器

こちらは利用者さんの移動を支援します。バッテリーを搭載して移動をアシストする歩行器から、モーターを搭載して転倒を防止するロボティックウェアまで、できる限り利用者さん1人での移動を後押しします。

 

④移乗支援機器

こちらは利用者さんの移乗を支援します。以前は介護リフトが有名でしたが、最近ではスタッフが身体に装着するマッスルスーツやパワースーツの開発も進んでおり、介護施設にスーパーマンがやって来る日も近そうです。

 

⑤排泄支援機器

こちらは利用者さんの排泄を支援します。排泄介助はスタッフと利用者さんの双方に負担が大きい作業ですので、大きな期待が寄せられている分野です。

排泄予測のロボットとしては、利用者さんのおむつに軽量のセンサーを搭載して、膀胱の膨らみでトイレに行くタイミングを計る商品などがあります。

 

⑥入浴支援機器

こちらは利用者さんの入浴を支援します。介護浴槽メーカーなどが取り組んでおり、リフトやシートを浴槽に付属させて、利用者さんの移乗をサポートします。

介護浴槽の買換えを導入しておられる施設であれば、セットで購入を検討されても良いかもしれません。

 

⑦見守り支援機器

こちらは利用者さんの見守りを支援します。離床センサーや顔認証センサーが主流ですが、最近はベッドにセンサーを付属して、利用者さんの脈拍・心拍・呼吸を測定する眠りスキャンなるものも登場しています。

センサーがあれば見回りや巡回の頻度を減らすことが可能ですが、センサーの活用にはWiFi環境の構築が必須であり、予算の確保が悩みどころです。

 

⑧コミュニケーションロボット

こちらは利用者さんのコミュニケーションを支援します。ソフトバンクのPepper(ペッパー)が有名ですが、大手電機メーカーを中心に開発が進められています。

「同じ作業を飽きずに繰り返す」ことがロボットの強みですので、これからも様々な分野で活躍されることが期待されています。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

便利なのに導入が進まない理由とは

さて、ここまでご紹介したとおり、IT機器や介護ロボットがあれば現場の作業が楽チンになるのは明らかです。人材不足に悩まなくても良くなるかもしれません。

ところが、未だに介護施設への導入が一向に進まないのは、どういった理由からでしょうか。お客様の施設長にヒアリングした結果をお伝えします。

 

①予算が確保できない

「機器を導入するための予算が確保できない・・」金銭的問題が1番大きな阻害要因としてあるそうです。

しかし、記事の冒頭でご紹介したとおり、令和に入ってからは助成金情報が豊富にあり、以前と比べると導入へのハードルは低くなっているはずです。

私の素人的考えにも顔色ひとつ変えず、施設長は続けます。

「あのね、どれだけの施設長が助成金情報を知っているのか?知っていても使い道を考えているのか?情報を持ってくる業者は、現場の課題を考えて機器を提案しているのか?」

グゥの音も出ません。お金がない以前に、必要な情報がないのです。

 

②ITに詳しいスタッフがいない

「ITに詳しいスタッフがいない・・」こちらも大きな阻害要因としてあるそうです。施設管理者は多少わかるけど、現場責任者やスタッフは皆目わからない、こんな施設もたくさんあるのではないでしょうか。

そもそも、介護業界で働く方は機械関係に苦手意識がある方が多く、「IT」「ロボット」という単語を聞くだけで抵抗感を抱いてしまいがちです。

導入に向けてスタッフの抵抗に遭い、導入してもITに詳しいスタッフがおらず倉庫に放置。この流れが見えているからこそ、施設管理者も真剣に検討しない。

見事なまでの負の連鎖が見え隠れします。

 

③介護現場に詳しいIT業者が少ない

「介護現場に詳しいIT業者が少ない・・」この問題の半分は、IT機器を販売する業者側にあります。残りの半分は、介護施設の施設管理者です。

さて、介護施設にIT機器を販売する業者は、リ●ーや大●商会が有名です。普段、これらの業者が何を販売しているかと言えば、コピー機や複合機などの印刷商材です。

以前、とある施設で介護ソフトのプレゼン風景を拝見しましたが、説明するのは介護ソフトメーカーの営業マン。お隣の三●電機の営業マンは偉そうに座っているだけでした。

彼らの仕事は、施設にメーカーを紹介して商談をまとめることです。コピー機の選び方や複合機の入れ替えなどは超得意ですが、介護ソフトの操作方法は知りません。

つまり、彼らに「介護施設の課題を踏まえて提案して欲しい!」というのは土台無理な相談です。「それはメーカーの仕事です」と言われておしまいです。

「お前ら、ちょっとは勉強してこいよ!」と言いたくなる気持ちもお察ししますが、それも無理です。より大きな顧客フォローに時間を割かれ、満足に対応できないのが現状です。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

業者依存は破滅への架け橋です

このように考えてみると、介護施設の業者依存が浮き彫りになります。IT機器を導入する大きなハードルである、①助成金の情報提供②IT機器導入後のフォローがリ●ーや大●商会ならできます。

「私どもにできないことは、クスリと武器の販売です」と知り合いになった営業マンが言っていました。それ以外のことは何でもできるという自慢ですね。

この口車に乗って取り込まれたが最後、自分たちでは何もできなくなります。本来は必要ないものまで契約までさせられて、高額なリース料だけ払い続ける運命が待っています。

このような状況に陥りたくなければ、名前だけで業者を選ぶことは絶対におすすめしません。

「業者の担当者が介護業界の内情に詳しいか」「せめて知る努力をしているか」をきちんと見極めて、信頼できれば話を聞いても良いでしょう。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

【介護施設職員が抱える問題】急いでやろう病の正体とは

介護施設職員が抱える問題とは

以前、福祉用具選びで失敗しないコツとは【徹底した事前準備を】という記事を書いたところ、私のお客様である施設長から「内容は半分正解だけど、まだまだ現実が見えていない」とバッサリ言われてしまいました。

そこで、「せっかく導入した福祉用具がお蔵入りになってしまう、本当の理由」を教えてもらいました。

 

介護施設に蔓延する『急いでやろう病』

先ほどの施設長さんは、不思議がる私におっしゃいます。

「例えば、利用者さんのケア向上とスタッフの腰痛対策を考えて、施設に自動式ベッドを導入するでしょう。本来は全員がハッピーになる筈なのに、実際はベッドは使われずにスタッフの腰痛は悪化するの。」

そう言われても、私はさっぱり要領を得ません。利用者さんとスタッフの負担を軽減してくれる福祉用具があるにも関わらず、どうして使われずに放置されるのでしょうか。

「こんな結末になるのは、スタッフが抱える『急いでやろう病』が原因だから。この病が消えない限りは、どれだけ便利な福祉用具でもお金の無駄遣いになるよ」と言われました。

ここでおっしゃる『急いでやろう病』とは、「他のスタッフより1秒でも早く作業を終えることが、自身のプライドであり優越感を得る病」を指します。

 

【急いでやろう病にかかったスタッフの長所】

  • 他のスタッフよりも早く作業を終えることが使命だと考えている
  • 利用者さんの移動・移乗をマンパワーでやろうとする
  • 「最近、腰が痛い」が口癖になっている

 

サラリーマンであれば営業成績、経営者であれば年商など比較する要素がある様に、介護施設に働くスタッフには作業時間の短縮が生き残りをかけた競争になるのです。

 

「時間がない」のは誰の責任?

この『急いでやろう病』にかかってしまうと、待っているのは「ヒヤリハットの増加」と「自身の腰痛悪化」です。

『急いでやろう病』のスタッフは、便利な福祉用具よりも自身のパワーを信仰します。

「自動式ベッドの上下動なんて待ってられないわ!自力で持ちあげた方が早いし、後輩スタッフの●●さんに遅れるなんて許されない!」となってしまうのです。

では、これで満たされるものは何かと考えると、スタッフの自己満足なわけです。もしかすると、施設管理者が時間にシビアな方で「●時までに▲を、●時までに■を・・」と指示を出しているのかもしれません。

しかし、マンパワーに頼りきった介護サービスでは、スタッフの勤続疲労が蓄積されるのも早くなります。「腰が痛くて、数ヶ月休ませてください」と申し出あってからでは遅すぎます。

では、スタッフが『急いでやろう病』にかかるのを予防するためには、どんな知恵が必要なのでしょうか。そこにこそ、施設管理者の手腕が問われています。

まず、スタッフに負担がかかりすぎる時間配分で指示を出しているのであれば、見直しの余地があります。一方、スタッフ同士の時短合戦が起きている施設では、他の方法で彼らの自尊心を満たす必要があります。

前述の施設長は「言いたいことを言える環境づくりが大切。話を聞いてくれる人が居ると思えるだけで気持ちが楽になるから、組織作りとしてコミュニケーションの活性化は大切」「スタッフの気持ちが利用者さんのケアと自身の腰痛問題に向かない限り、どんな便利な福祉用具も無駄」と言い切ります。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

『急いでやろう病』を克服、その先に待ち受けるもの

もしかすると、皆さんの施設でも同じような事象が起きているかもしれません。たしかに福祉用具は便利なものですが、スタッフの気持ちがライバル(?)との争いに向いている間は、どんな買い物にも意味はありません。

一方で、『急いでやろう病』を克服した施設では、福祉用具の機能を十分に使いこなすことができます。「少し時間はかかっても、福祉用具の力を借りて利用者さんに安心してもらおう」の発想になります。

このようにスタッフのマインドセットもきちんと整えた上で、初めて満足な買い物ができるのではないでしょうか。福祉用具の使い方は業者に聞けばわかりますが、スタッフの内情を業者は知りません。そこは施設管理者の仕事です。

「ウチのスタッフは『急いでやろう病』にかかっていないか?」をこの機会に確かめて頂ければと思います。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

【介護施設のデイサービス送迎管理】必勝法3パターンとは?

介護施設のデイサービス送迎管理のコツとは

先日、とあるデイサービス施設を訪問した際に学んだ事例を共有します。その施設長からの依頼は「デイサービスのドライバーの事で頭を抱えているので、相談に乗って欲しい」という話でした。

初めて受ける相談でもあったので、まずは施設長の話に耳を傾けることにしました。

 

【デイサービスの施設長の悩み】

  • ドライバーがシルバー世代ばかりで耳が遠くて話が通じない
  • 施設までの道を覚えられずに、迷子になってご家族に電話する
  • ご家族の話を理解せずに、事務所にも報告しない
  • ブレーキをかけるタイミングが遅く、利用者に不安がられる

 

ここだけを切り取ると、シルバー世代にドライバーを託す問題が浮かび上がりますが、シルバーの方は利用者と年齢が近くて話が合いやすいなどの長所もがあるのも事実です。

それでも施設管理者として、ドライバーの行動が不安になる気持ちもわかりますので、送迎管理に役立つ知恵を共有します。

 

【お見積り】施設向け福祉用具のご相談

 

 

①施設スタッフに送迎させる

安心度★★★★★/難易度★★★☆☆

すぐに思いつく解決策は、施設スタッフに送迎させることです。スタッフであれば、利用者の事情や施設の動きも把握できており、ご家族とのコミュニケーションに不安はありません。

では、なぜ多くのデイサービスがシルバーの方にドライバーを委託するかと言えば、スタッフを送迎に回せるほど施設に余裕がないためです。できるだけ少ないコストで最大限の効果をあげるならば、なおさらです。

 

②大手運送会社の送迎サービス

安心度★★★★☆/難易度★★★★★

次にご紹介するのは、大手運送会社の送迎サービスです。有名なところでは、クロネコヤマトが運転代行から車両管理までを一元化で行っています。

利点としては、運転のプロに利用者を任せられるのはもちろん、ご家族とのやり取りも安心してお願いできるところが強みです。

ただし、このサービスには非常にコストがかかります。私が知る限り、業界でもトップクラスのブランドがある事業者が利用されていますが「送迎サービスは便利だけど、とても高い・・」と周囲に漏らしておられます。

コストに糸目をつけず、送迎サービスを利用している事が宣伝になるとお考えの方にはおすすめのサービスと言えます。

 

③GPS付きのインカムで送迎管理

安心度★★★★☆/難易度★☆☆☆☆

最後にご紹介するのは、GPS付きのインカムをドライバーに携帯させて送迎管理をする方法です。ご紹介した3つの中で最もシンプルかつコストも安くなります。

このしくみを利用すると、会話内容と動態管理(現在位置の把握)が一挙に解決されます。

まず、インカムを携帯したドライバーがご自宅に到着寸前、マイクスイッチをONにして「●●さんのお宅に到着しました」と事務所へ報告、玄関先でご家族と会話します。

ご家族との会話内容は事務所のインカムで聞けますので、ドライバーは話をした内容を忘れることができ、事務所はご家族の様子を把握できます。

次に、事務所では送迎車がどの道を走っているかをパソコンやスマホ、タブレットで確認します。万が一、ドライバーが道に迷ったとしても、事務所から道案内が可能です。ドライバーが携帯電話を使用する必要もありません。

そして、送迎車が事務所に戻るタイミングが事前にわかるので、事務所前が混雑する前にインカムで指示が出せます。「戻るのは5分待ってください」「次は●●さんをお願いします」など、ドライバーに心の準備をする余裕も生まれます。

このようにインカムを上手に活用することで、スタッフが送迎するよりも運送会社の送迎サービスを利用するよりも、コストを削減しながらの送迎管理が実現できます。

 

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【介護施設の福祉用具選び】失敗しないコツとは

福祉用具選びの失敗例とは

施設に必要な福祉用具を購入されたものの、様々な理由からお蔵入りになってしまった物もあるかと思います。そこで、施設管理者の方に「福祉用具選びの失敗例」をアンケートで聞いてみました。

 

【福祉用具選びの失敗例】

私自身が購入しましたが使い方が難しいという事で従業員がまったく使い慣れてくれません。確かに難しくはありますが慣れればとても使いやすい商品です。人に聞くなどの配慮ができればもっと良いです。福祉用具は難しく作られていると思います。(施設長/1年以上5年未満)

現場の役職者の意見で購入したものが、現場の職員からは不評だった。 介護施設に営業に来る業者は限られた業者が多く、価格の比較ができず高く購入していた。(施設長/1年以上5年未満)

 

いかがでしょうか、どこか身に覚えのある事例ではないでしょうか。では、どうすればこのような結果にならずに済んだのかを考えてみます。

 

欲しい機能をすべて洗い出す

まずは、福祉用具に欲しい機能をきちんと洗い出すことが大切です。「何となく介護浴槽を入れ替えたい」「便利な介護リフトが欲しい」など、曖昧な理由では(ほぼ90%の確率で)後悔する結果となります。

私がおすすめしているのは「なぜなぜ分析」と呼ばれているテクニックです。これはトヨタ自動車が生産ラインで発生する問題を解決するために用いる分析手法です。

「なぜなぜ分析」のネーミングセンスの是非はともかく、試しに一緒にやってみましょう。最近、介護施設でトレンドになっているインカムをテーマに考えます。

 

【なぜなぜ分析】

[質問①]なぜインカムを導入するのか?
[回答①]人手不足で現場が回らないから。

[質問②]回答①になるのは、なぜですか?
[回答②]せっかく採用しても、すぐに辞められるから。

[質問③]回答②になるのは、なぜですか?
[回答③]新人とコミュニケーションの時間が取れないから。

 

以上の考察を通して、インカムを導入する目的は「新人とのコミュニケーションする時間を増やして、辞めさせない環境を作ることで、人手不足を解決するため」と打ち出すことができました。

このように問題の原因を「なぜ?なぜ?」と深堀りすることで、福祉用具が必要な理由を浮かび上がらせることが可能になります。

この部分を施設管理者と現場スタッフできちんと共有できれば、「●●万円も出して購入した福祉用具が、今や倉庫でお蔵入り・・」という悲しい事態は起こらないでしょう。

 

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施設管理者と現場スタッフで問題を共有

次に、施設管理者と現場スタッフで現状の問題を共有する必要があります。この部分が共有されていないと、お互いに「アイツは話のわからないやつだ」と嫌悪感ばかりが残ってしまいます。

以前、私が特養の施設長(Aさん)から聞いた話では、「現場スタッフが欲しいからと買った介護ソフトなのに、すぐに使わなくなってしまった。2度と言うことを聞いてやるまい!」とお怒りでした。

施設長のお気持ちもわからなくはないですが、スタッフの意欲を汲むことも施設運営には大切な要素です。ここでは、また別の施設長(Bさん)が実践されている事例をご紹介します。

その方は、以下に記載したアンケートを定期的に全スタッフに配布(無記名)して、現場の問題を把握することに努めておられます。

 

【働く環境の改善アンケート】

皆さんが働く環境をさらに良いものとするため、それぞれが抱えているであろう問題を洗いざらい書き出してください。

  • 施設として問題と思われることは何ですか?
  • 現場として問題と思われることは何ですか?
  • 利用者として問題と思われることは何ですか?

次に、どんな環境であれば皆さんにより良く働くことができるか、できるだけ具体的に書き出してください。

  • どんな施設であってもらいたいか?
  • どんな現場であってもらいたいか?
  • どんな利用者であってもらいたいか?

 

以上のアンケート結果を参考に、施設管理者と現場責任者とで共有しておられるそうです。もちろん、すべての意見を聞くことはできませんが、退職問題で事前の対応が楽になるとおっしゃっておられました。

また、現場に意見を発信させることで「自分たちが欲しい福祉用具があるなら、きちんと施設管理者に納得させなさい」と明確なスタンスを打ち出すことができました。

こう言われた現場はやる気になり、欲しい機能を満たす福祉用具を自ら調べるようになり、別の事業所へ体験に出かけたりと、「実際の使用感や導入後の流れまで考える癖がついた」とB施設長は喜んでおられました。

ここまで施設管理者と現場が一体になって準備が進めば、残された課題は「どの業者から買うか」だけと言えます。

 

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業者選び=結婚相手選び

さて、「福祉用具が必要な理由と欲しい機能」「現場の意欲と計画性」が揃ったら、後は「どの業者から買うか」を決める必要があります。もしかしたら、この部分が介護施設が抱える最大の問題(情報収集力)かもしれません。

(私の印象では)施設管理者の方は内部事情には詳しい一方で、メーカー販売店などの外部情報を集める力が弱いと感じます。情報を持ってくる相手が限定されてしまうと、洗脳されていることにも気が付きません。

 

【メーカーや販売店選びの失敗例】

ベッドをメーカーの営業マンから勧められて購入したものの、リモコンの反応が悪く動かすたびに時間がかかる。手間取っている間の無駄な時間が、スタッフと利用者の負担になっている。スタッフからも苦情が入っているため、買い替えも検討している。(施設長/1年未満)

歩行器と車椅子が古くなったので全て入れ替えるために、職員が付きあいのあった業者に依頼をしました。しかし正直最悪です。料金の割引も融通はきかないし、納品も遅れたり、応対の態度も馴れ馴れしかったり、電話をしてもなかなか繋がらなかったりで。今後その業者とは付き合いは絶対にしません。(施設長/1年以上5年未満)

 

メーカーや販売店に”騙されて”後悔している施設長の怒りが見えます。その気持ちはわからなくはないですが、十分に情報を集めずに業者を決定してしまった施設長にも責任の一端があるのではないでしょうか。

つまり、「あの業者はダメだから別の業者にしよう」を繰り返すだけでは、また同じ結果になる可能性が高いです。業者とは往々にしてそういう物だと考える方が良いかもしれません。

では、業者選びに失敗しないコツをお伝えします。業者を結婚相手と読み替えると、親近感が湧いて考えやすいでしょう。

 

【メーカーや販売店選びのコツ】

  • 施設側の事情や背景を積極的に知ろうとしているか?
  • おすすめする福祉用具の短所もきちんと話しているか?
  • 導入後のアフターフォローはどうなっているか?

 

できれば、「他の事業所を見学させて欲しい」旨を伝えて、快く引き受けてくれる担当者であれば信頼できると考えて良いでしょう。

福祉用具は高い買い物ですので、「安くて良いものを導入したい」とお考えになるのは当然ですが、それでは業者に足元を掬われてしまいます。これが安物買いの銭失いの根源なのです。

 

【価格重視で買い物した失敗例】

ネットショッピングでの購入の方が安いが、アフターフォローが必要なため高い金額で業者から買わなくてはいけなかった。機械浴槽を入れ替えたら、頻繁に故障がおこり現場からブーイングがひどかった 。見積りを依頼してもなかなか出て来ないことや、アフターフォローが悪い業者が多い。(施設長/1年未満)

経営難だったので、インターネットで調べて価格が一番低いものを購入したのですが、いざ届いてみると思っていたような作りではなく、機能性がとても低いベットが届いてしまいました。もう少し、慎重に検討すればよかったなと思いました。(施設長/1年未満)

 

ここから一歩考えを深めて、「少し高くても、しっかりフォローしてくれる業者を選ぼう」となる方が、コストパフォーマンスとして賢い買い物と言えるでしょう。

繰り返しになりますが、業者選びとは結婚相手選びです。つまらない営業トークに惑わされず、ご自身が信頼できると思える業者と添い遂げられることをお祈りします。

 

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