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施設は介護浴槽をリース・レンタルできる?
介護浴槽の購入方法をご紹介します。「現金」「割賦」「リース」「レンタル」の購入が可能なのか一覧表にまとめてみました。
現金 | 割賦 | リース | レンタル | |
購入方法 | ○ | ○ | ○ | × |
現時点において、介護浴槽のレンタル購入はできません。では、「現金」「割賦」「リース」で購入する場合、どんな長所・短所があるのかを深掘りしていきます。
①現金
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短所 |
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②割賦
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短所 |
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③リース
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短所 |
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購入・契約に関しての注意点とは
1)現金と割賦・リースでは契約相手が異なる
現金購入の場合はメーカーや販売店経由での購入ですが、割賦やリースの場合はリース会社経由での契約です。
2)割賦・リース契約には、動産総合保険が付く
割賦やリース期間中に、すべての偶発的な事故によりリース物件に生じた損害について担保とする保険が付きます。
偶発的な事故とは、偶然な災害や事故によりリース物件が、折れた、切れた、曲がった、へこんだ、焦げたなどの目視確認ができる損傷が発生した場合に、その修理代もしくは必要であれば交換費用が補償されるというものです。
3)さまざまなリース契約がある
日立キャピタル株式会社の一例
引用:日立キャピタル株式会社ホームページ
事前にリース会社へ問い合わせを!
介護浴槽の購入方法は、「現金」「割賦」「リース」があり、「現金」は購入後から施設の所有物ですが、多額の資金が必要です。
一方の「リース」は購入後、施設の所有物とならない反面、資金がなくても介護浴槽の導入がしやすいことがお分かりいただけたと思います。
「リース」の最大の長所は、再リースする際に利用者さんの身体状況に合わせて介護浴槽を新しいものに変更しやすいです。
以前、酒井医療株式会社(介護浴槽メーカー)が、積水ホームテクノ株式会社(住宅設備メーカー)と三菱HCキャピタル株式会社(リース会社)と協力し、「介護施設向け浴槽リースサービス」をスタートしました。
これは、利用者さんの身体状況や加齢に合わせた介護浴槽が求められるようになったことが理由です。
利用者さんの身体状況の変化に合わせながら、介助者の負担軽減も実現する介護浴槽を上手に購入するには、現金一括購入にとらわれず、リースという形があることを念頭において置くことが大切です。
そのためには、施設管理者が直接リース会社に情報収集を行ったり、問題点に気付いたりすることが重要です。
地方の福祉用具販売店に勤務する、唯一の女性営業マン。施設の管理者さんと仲良くなるべく、麻雀にゴルフにバス釣りまで何でもこなす。本当の趣味は居酒屋めぐりだが、現在はコロナ禍の影響で自粛を強いられており、家のソファでマッコリを片手に韓ドラ鑑賞が唯一の楽しみ。