ふとした香りを感じた際に懐かしい記憶がよみがえるように、においは記憶に残りやすいと言われています。嗅覚を司る神経が、記憶に残りやすい感情や情動を司る大脳辺縁系につながっているためとも考えられています。嗅覚は目立たない感覚ながらも、より直感的な感覚のため心情とリンクした感覚と言えるでしょう。
今回はアロマを使ったコミュニケーションでしあわせな人生を支援する一般法人社団アロマウェルビーイング協会の活動内容をご紹介します。
一般社団法人アロマウェルビーイング協会
<一般社団法人アロマウェルビーイング協会ホームページより引用>
一般社団法人アロマウェルビーイング協会はアロマテラピーとコミュニケーションを活かし、介護が必要となった高齢者や障がいを持った方を支援するために2018年に立ち上げられました。団体名称の通りウェルビーイングを掲げ、推進するためのアロマケアラー育成を行なっています。
ウェルビーイングとは、WHOが1946年の世界保健機関憲章で提唱した健康=病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべて満たされた状態のことを指します。
アロマウェルビーイング協会では、どんな方でも明るい気持ちで笑顔になれる、人生がしあわせな気持ちになれることを「アロマウェルビーイング」として定義しています。
介護アロマテラピー
<一般社団法人アロマウェルビーイング協会ホームページより引用>
アロマウェルビーイング協会が実施する介護アロマテラピーとは、植物から抽出された精油を活用して嗅覚にアプローチし、脳の活性化や心の安定を図るケアです。
香りだけでなく、実施する中でのコミュニケーションにも着目し、ケアを受ける方に寄り添った手助けをすることも支援内容に含まれています。
介護アロマ講座
介護アロマセラピーとは何かを学ぶことが出来る総合講座です。誰でも受講することが出来る90分の入門講座と、より深い理論体系を学ぶことが出来る応用講座があります。応用講座は実習を含めた8時間の受講となり、リモートでの受講も可能です。
介護アロマケアラー
介護が必要となった方、障がいのある方に向けた介護アロマケアを学ぶコースです。ハンドケアコースとフットケアコースがあり、それぞれ実習を含めた計12時間受講合格することで資格が取得できます。どちらかのコース合格後、別コースを受講される場合に免除される講座内容もあります。
両方のコース合格後、更に高みを目指すための介護アロマ応用講座受講資格を得ることができます。またアロマケアラーの名称を使用するには、アロマウェルビーイング協会への入会が必要です。
介護アロマインストラクター講座
介護アロマをより広く知ってもらうために、教える側としてのインストラクター資格が取得できるコースです。介護アロマ講座、介護アロマケアラー講座を受講・合格することでインストラクター養成コースを受講することができます。入門、ハンドケアのコースに合格すれば、マスターインストラクター認定講座に進むことが可能となります。
受講にはまず介護アロママスターインストラクター養成コース体験説明会への参加が必要です。オンラインでも参加が可能で、しっかり丁寧に教わることが出来る少人数での開催となっています。
暖かな香りとコミュニケーションで心に寄り添う
いかがだったでしょうか。アロマウェルビーイング協会が提供する介護アロマは、アロマテラピーとコミュニケーションによるしあわせな心を目指しています。基礎から学べる体系的な講座で、専門的な知識がなくても一から安心して学ぶことができます。
少しでも興味が湧いた方は、ぜひアロマウェルビーイング協会のホームページから申し込んでみてくださいね。
大手の人材会社に勤務する、入社6年目の女性営業マン。社内では『医療介護業界の情報通』として鳴らし、業界の主要人物とのパイプも持つ。ネットワークの拡大を目指して、フクロウ介護のライターとして今後さらなる活躍が期待されている。趣味は囲碁と将棋、最近は麻雀の勉強にも励む。