株式会社MSDの見守りツールをご紹介

医療・介護の現場において、転倒は大きなリスク。大腿骨や腰椎の骨折はADLを低下させる大きな要因であり、高齢者が生活する在宅・施設どちらにおいても転倒予防の対策は必須となります。

今回はICTを用いてリスクを軽減する株式会社MSDの見守りツールをご紹介します。

株式会社MSD

株式会社MSDホームページより引用>

株式会社MSDは東京に本社を置く、2013年に設立された会社です。テクノロジーで医療・介護の現場に業務改善と効率化を提供する業務を行なっています。デバイスの選択からソフト・ハードウェアの開発やシステム構築、ソフトの運用までワンストップで対応。位置情報・バイタル測定・環境情報を収集・分析するシステム構築を中心に、企画から開発、運営まで対応しています。

在宅、病院、施設の3つをICTでシームレスにつなぐインフラの整備・運用を通して実態把握から安定経営につなげるコンサルティング業務も行なっています。

見守りツール

株式会社MSDが手掛ける見守りツールは高機能のデバイスを組み合わせ、インターネットを介してリアルタイムで多方向をつなぐシステムです。センサーやウェアラブルデバイス、スマートフォンなどを利用し、音声だけでなく映像も含めた情報を瞬時に共有することができます。

見守りとりえくん

株式会社MSDホームページより引用>

見守りとりえくんは屋内に設置する環境・人感センサーです。169mm×146mm、奥行55mmのコンパクトなフォルムの中に、気温・湿度・CO2濃度・気圧などを感知する環境センサーの他、人感センサーを搭載。電源を確保すれば、壁や天井、卓上などどんなところにでも設置可能でWi-FiやLTE、有線LANでの通信が可能です。

自宅や施設での健康管理には、環境の整備が欠かせません。昨今の新型コロナワクチン対策として定期的な管理が推奨されていますが、見守りとりえくんを使用すれば室内の換気状況もクラウドで一括管理が可能。離れた場所でもスマートフォンなどですぐに確認ができるので安心です。

とりえ-AAA- Next

株式会社MSDホームページより引用>

とりえ-AAA-Nextは、クラウドサービスを利用した双方向の通信サービスです。誰にでも分かりやすいシンプルな操作方法で、ハイクオリティなテレビ電話が行えます。家族との連絡を通した安否確認の他、介入しているサービス事業所や医療機関とリンクすれば在宅生活を行う重度介護者であっても相談やリモート受診が可能に。

いつでもつながることでご利用者の安心感が増し、不安が軽減することで精神的な安定が期待できます。

T-CARE SYSTEM

被介護者だけでなく、実務を行う介護スタッフの健康も見守るのがT-CARE SYSTEMです。位置情報とバイタルサインを検知する腕時計型のウェアラブルデバイスを通して、徘徊や夜間の覚醒を見守ることができます。

T-CARE SYSTEMの特徴は、介護スタッフの情報も集められること。スタッフコールと連動しスムーズな対応が出来る他、ご利用者のバイタルサインと連動した業務日誌作成機能も搭載。徹底した業務の効率化を図ります。

リアルタイムな見守りでスムーズな転倒予防を

いかがでしたでしょうか。技術の進歩は日に日に精度を増し、より安全に生活できるための見守り体制が確保しやすくなっています。システムやデバイスを効率的に利用しながら、いかにご利用者や患者に適切なケアを提供できるかどうかが事業所に求められているホスピタリティではないでしょうか。

今回はICTを通して、ご利用者だけでなくケアを行うスタッフにも配慮した、一歩進んだ見守りを行う株式会社MSDの見守りツールをご紹介しました。

 

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