医療や介護現場において、主に居室やトイレに設置されているコールシステム。利用者がボタンを押すことにより音やメロディ、ランプ等で離れたところにいるスタッフへ知らせるシステムが広く導入されています。
しかしながら音だけでは利用者が何を求めてコールをしているかは分かりづらく、利用者が多い入所施設などでコールが重なった時は優先度を予想しながら対応しなくてはなりません。コール音が聞こえる範囲も限定される場合もあり、転倒・転落などすぐに対応が必要となる時はいかに早く現状を把握するかが重要となります。
今回は施設内どこにいてもコール対応が映像付きで把握できる、株式会社ユニティーネットワークの「あんしんの絆」をご紹介します。
株式会社ユニティーネットワーク
<株式会社ユニティーネットワークホームページより引用>
株式会社ユニティーネットワークは2003年に設立された会社です。コンピュータ・ソフトウェアの製造・販売を事業目的とし、ICT技術を活かした製品の開発に取り組んでいます。これまでに培ったインターネット技術、組込ソフトウェア技術で「真に役立つソフトウェア」の提供を目指しています。
あんしんの絆
<株式会社ユニティーネットワークホームページより引用>
あんしんの絆は、スタッフ用端末にスマートフォンを採用したワイヤレスコールシステムです。利用者は無線コールボタンを押すだけで、スタッフ全員のスマートフォンと管理パソコンにすぐ通知が届きます。居室名や利用者名を設定しておくことでどこから、誰が呼んでいるか一目で確認することが可能。オプションのIPカメラも設置することで、コールを押した利用者の様子も確認することができます。
かんたん設置で導入も楽ちん
<株式会社ユニティーネットワークホームページより引用>
あんしんの絆はWi-Fi機能を用いてスタッフのスマートフォンと通信を行いますが、施設の電話設備にIP電話を用いることにより内線機能を使用することができます。管理サーバーの電話交換機機能により、外線の使用も可能。固定電話機のある詰所からだけではなく、居室にいる利用者の様子を確認しながら家族に連絡することも実現できます。
カメラ映像でコール状況が確認できる
<株式会社ユニティーネットワークホームページより引用>
オプションのカメラを設置することにより、コール時の利用者の様子を映像で確認することが可能。状況を見て確認できるので、複数のコールが鳴った時の優先度をおおまかに把握できます。
コールを押すことでスタッフのスマートフォンと管理パソコンに通知。表示されるボタンをタップすることで誰がコールに対応するか他スタッフに知らせることができます。直近のコール履歴を確認することもできるため、経過記録作成時に振り返ることも可能です。
各種センサーとの連動可能
<株式会社ユニティーネットワークホームページより引用>
あんしんの絆はコールボタンだけでなく睡眠見守りセンサー、離床センサー、非接触バイタルセンサーと連動可能。コールボタンの認識が難しい利用者でもセンサーを併用することで迅速に対応することができます。それぞれのセンサーの特性を活かすことにより、無駄を省いて業務効率の見直しを行うことも可能です。
ボタンひとつであんしんできるネットワークづくり
いかがでしたでしょうか。コールボタンはシンプルに、コールを受ける側は多機能とすることにより活用方法が大きく広がります。一目で状況把握できることにより、素早い対応も実現。転倒・転落などの重大事故予防の他、対応が遅いとクレームが出ることも防ぐことができます。あんしんの絆は、文字通りあんしんできるネットワークづくりのためのツールと言えるでしょう。
大手の人材会社に勤務する、入社6年目の女性営業マン。社内では『医療介護業界の情報通』として鳴らし、業界の主要人物とのパイプも持つ。ネットワークの拡大を目指して、フクロウ介護のライターとして今後さらなる活躍が期待されている。趣味は囲碁と将棋、最近は麻雀の勉強にも励む。