株式会社エッグの「フレイル予防事業」をご紹介

「フレイル」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。日本老年医学会によると「活動的な生活をしている状態(健常)と要介護状態の間の状態」といわれています。自覚症状がないことも多く、様々な病気や事故、薬の副作用などをきっかけに要介護状態に陥る危険性のある状態です。フレイルは持っている病気の適切な治療を受けたり、食事内容の見直しや運動習慣の定着など生活習慣を整えることで脱却することもできるため、早期の発見と対策が必要とされています。

今回は、フレイルの早期発見と適切な対応を提案する株式会社エッグのフレイル予防事業をご紹介します。

株式会社エッグ

 

株式会社エッグホームページより引用>

株式会社エッグは、1949年に設立された印刷所を前身とする鳥取県の会社です。インターネットの普及とともに事業を拡大し、ITの力で未来を創る会社としてシステムの開発・保守、ネットワーク構築やデータベース処理を主な事業内容としています。株式会社エッグから分社化した株式会社コロンブスは保健・福祉・医療関係情報ネットワーク事業を展開しており、株式会社コロンブスが合併し株式会社エッグ営業三課となった後も事業を継続しています。

フレイル予防事業

株式会社エッグホームページより引用>

株式会社エッグが展開するフレイル予防事業は、ICT技術を用いてフレイル状態に陥っている高齢者を抽出し、的確な対策と効果の明確化をサポートする事業です。フレイルの早期発見システムであるASTERⅡ、オーダーメイドでの運動処方プログラムロコタスで構成されるフレイル予防事業は、実施だけでなく次回の事業計画やプログラムの考案までを含めたPDCAサイクルで高齢者の健康を目指しています。

ASTERⅡ

株式会社エッグホームページより引用>

ASTERⅡはフレイルの早期発見を目的に開発されたシステムです。フレイルの要素を抽出する基本チェックリストの回答を独自のアルゴリズムで解析し、健康・プレフレイル・フレイルの判定が可能です。結果はチェック後に設定したプリンタから自動出力されるため、結果を郵送する手間も省けます。後期高齢者特定健診時に用いられる15項目の質問票も登録されており、フレイル検診もできるようになっています。

回答内容はクラウドで管理され、履歴の確認も可能。判定結果からフレイルと判定されても、その後の取り組みによる変化を見比べることができます。

鳥取県のモデル地区でASTERⅡによるフレイルチェックを実施

株式会社エッグホームページより引用>

令和元年に鳥取県米子市と協力し「『ずっと元気にエンジョイ!よなご』健康寿命の延伸大作戦プラン」を実施。ASTERⅡを用いたフレイルチェックでは、回答者の45%がフレイル及びプレフレイルの可能性があることが示されました。米子市はこの結果を受けて、翌年の令和2年度にフレイル予防事業を全市に拡大して行う予算を計上し、フレイルチェックを65歳以上の高齢者全員に行う取り組みを始めました。

ロコタス

株式会社エッグホームページより引用>

オーダーメイド運動処方プログラムのロコタスonlineは、5年間に及ぶ自治体の特定健診会場で蓄積されたデータを基にアルゴリズムを作成。登録されている約100通りの運動メニューの中から、回答者の身体状況や年齢を踏まえ最適な運動メニューを処方するシステムです。運動で得られる効果やコメントも表示されるため、身体への理解を踏まえながら楽しくフレイル予防を行うことができます。

いまの身体状況を知り健康寿命を延ばす

いかがでしたでしょうか。身体機能は20代から徐々に低下していくとされており、まだまだ動けると思っても身体がついていかないといった経験は誰しも感じたことがあるのではないでしょうか。株式会社エッグのフレイル予防事業は、知らないうちに低下している身体機能と向き合うきっかけを作り、これからの人生がよりよくなるきっかけにも成り得ます。

地域でいきいきとした人生を送ることができる高齢者が増えれば、地域自体の活性化にもつながります。問い合わせから資料請求も行なえるため、地域支援の一助として検討してみてはいかがでしょうか。

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