iPresence合同会社の「テレロボ」をご紹介

インターネットをはじめとする目覚ましい技術の革新によって、最新のテクノロジーはより早く身近にもたらされるようになりました。遠く離れた場所でも相手の顔を見ながら会話できるようになり、会議もリモートで行われることが当たり前の時代になっています。通信技術が進歩するにつれ、ただつなぐだけではなくプラスアルファの価値を付加することが近年のトレンドとなっています。

今回はロボット技術とIT技術が融合する製品を開発する、iPresence合同会社が手がけるテレロボをご紹介します。

iPresence合同会社

<iPresence合同会社ホームページより引用>

iPresence合同会社は、兵庫県神戸市に2014年に設立された会社です。主な取扱製品はテレビ会議、ロボット、遠隔操作といった要素を組み合わせた機能「テレプレゼンスロボット」。国内外のメーカーによるテレプレゼンスロボットの輸入・販売やサービス開発、コンサルティングを行なっています。平成31年には、日本が直面する消費者ニーズの多様化や加速する情報化社会に対応するチャレンジを行う企業として「兵庫県経営革新計画承認企業」に認定されました。

テレロボ

<iPresence合同会社ホームページより引用>

iPresence合同会社はテレプレゼンスロボット技術をさまざまな分野で応用し、それぞれの業態で起こるニーズの解決を目指す会社です。医療・介護現場も例外ではなく、昨今の感染予防対策や遠く離れた場所からの面会など、移り変わるニーズをテクノロジーでアシストしています。

temi

<iPresence合同会社ホームページより引用>

temiはAIを搭載し、自立移動・リモート通話が可能なテレプレゼンスアバターロボットです。距離測位センサーで室内の俯瞰マップを作成し、クリックひとつで障害物を避けながら移動可能。モード設定によって人物の移動に付いていく追従モードも可能です。専用アプリでコントロールすることができるため、必要に応じて最適かつ多様な使い方ができるまさにマルチメディアロボットです。

kubi

<iPresence合同会社ホームページより引用>

kubiは日本語の「首」を由来とした名前で、名前の通り人間の首の動きのように自在に方向を変えることができるタブレットスタンドです。向きの指定は専用アプリから簡単に行うことができ、見たい向き・見せたい向きに動かすことができるため、まるで相手がそこにいるかのような臨場感があります。左右300°、上下90°の角度変更が可能で、話している相手だけでなく周囲の環境や複数との会話でも活用できます。

動くテレビ電話Telepii(テレピー)

<iPresence合同会社ホームページより引用>

テレピーはコンパクトな見た目に多彩な機能がたっぷり詰め込まれたスマートフォンスタンドです。スマートフォンを置くだけの使いやすさで、専用アプリの操作により360°見渡すことができます。カメラ角度は電話を掛ける側で操作できるため、電話を受ける側の操作はスマートフォンの受話ボタンを押すだけ。デジタル機器の操作が分かりにくい方にとっても使いやすいアシスト機器です。

CARE-JIRO

iPresenceYoutubeページより引用>

iPresence合同会社で試作されているのが、介護施設向け自動運転見回りテレプレゼンスロボット「CARE-JIRO」です。施設内を自動でパトロールしながら、異常を自動で検知します。通信機能も搭載されているため、眠れない入居者へオペレーターから声をかけたり、モニターを用いてリモート通話を行うことも出来ます。人材不足による夜勤対応の改善のために開発されたCARE-JIROは、改良を重ねながら展示会などにも出展されています。

テクノロジーを使ってより身近な交流を

いかがでしたでしょうか。昨今の技術革新で、遠く離れた相手とのコミュニケーション方法は大きく変化しました。しかしながら早すぎる変化は、時として対応しにくい人を生むことにもつながります。テクノロジーは無機質であっても、人と人のつながりを創出することでぬくもりが生まれます。先進技術がさまざまな人に使いやすくなり、つながりをつくるユニバーサルデザインのひとつが、iPresence合同会社が取り扱うテレロボだと言えるでしょう。

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