ハビリスジャパン
<ハビリスジャパンホームページより引用>
ハビリスジャパンは2016年に誕生した、手足に障がいなどのある子どもたちをサポートする団体です。現在理事長である藤原清香医師の思いに賛同した医師やセラピスト、義肢装具士の方々が中心となって活動しています。
藤原清香医師は、2012年から約1年間小児義肢が普及しているカナダ・トロント市で小児用義肢の臨床を学びました。その頃の日本は、義肢の普及が不十分でした。
藤原清香医師は日本でも義肢の普及を図ろうと決意します。カナダの義肢をサポートしている民間団体にアイディアをもらい、ハビリスジャパンの前団体を設立します。手足に障がいなどの特徴がある子どもの社会参加を実現することがハビリスジャパンの願いです。
ハビリスジャパンの活動内容
<ハビリスジャパンホームページより引用>
ハビリスジャパンの活動は医療機関や関係諸団体と協力しながら、子ども達の成長を支え、チャレンジしたいという思いに寄り添うような内容です。
内容は、大きく以下の4つの事業に分けられます。
- イベント
- 義肢貸与
- 教育・啓発
- 開発・調査
それぞれの事業を通じて、障害のある子どもの成長を支えています。
ハビリスジャパンが開催するイベント
ハビリスジャパンでは、定期的に手足に障害のある子どもに向けて運動教室や料理教室などを開催してきました。子ども達はイベントで色々な種類の義肢をつけます。義肢を使用することで、子どもも自分の可能性を感じることが可能です。
イベントは安全面を考慮して行われ、義肢に詳しい医師や療法士などとも協力して開催されます。
過去には、元プロ野球選手によるキャッチボール教室が開催されました。イベントは地方やオンラインでも開催されるものもあります。イベントに興味のある方は注意事項や予約が必要か確認のうえ、参加してみてください。
ハビリスジャパンの義肢貸与サポートや教育・啓発
ハビリスジャパンでは、義肢のレンタルも行っています。義肢は活動毎に適した形がありますが、日本では気軽に利用できないのが現状です。
ハビリスジャパンのレンタル事業は、個人では入手が難しい義肢も取り扱っています。義肢が必要な子どもに貸与することで、子どもの成長したいという思いにこたえてきました。
また積極的に情報を発信し、義肢を必要とする子ども達を知ってもらおうとしています。メディアに出演したり、講演会に参加したりという活動を行ってきました。
ハビリスジャパンの開発・調査研究
ハビリスジャパンでは、国産の義肢開発や調査事業にも力を入れています。義肢は海外産が多く、高額でほしいときに手に入らないという日本の子どもは少なくありません。
ハビリスジャパンは子どもが欲しいときに必要な義肢が手に入るように事業に力を入れています。開発や研究事業は第8回「Medtecイノベーション大賞」(MedtecJapan2018)にも輝きました。
ハビリスジャパンの活動に共感した方は、寄付を行ったり、イベントにボランティアとして参加したりすることも可能です。Softbankスマホを使った「つながる募金」では100円から募金もでき、無理のない範囲でサポートしたい方にもおすすめです。
まとめ
日本では、子ども用の義肢が十分行き届いているとはいえません。ハビリスジャパンの活動は、日本での子ども用義肢の普及をサポートしているといえるでしょう。
イベントも定期的に開催されていて、子ども達の成長のサポートになっているといえます。ハビリスジャパンの開発・調査研究が進み、日本でさらに義肢が身近な存在になることを願ってやみません。
介護施設での勤務歴8年目の通称「カリスマ介護士」。卓抜した介護技術はもとより、看護師からも一目置かれる医療知識も兼ね備える。マネジャーへの昇格を頑なに拒み、あくまでも現場のケアにこだわる。最近は企業からの協力依頼が引っ切り無しにあるため、理事長や施設長から妬まれているのが玉に瑕。