医療・介護の現場において、なくてはならない福祉用具である車いす。高齢になり筋力が低下した方、疾患によって歩行が難しくなった方に向けて転倒予防・移動の代替手段として用いられます。ベッドからの離床を促す場合、車いすに座っている時間も長くなり、食事や失禁などで汚れてしまう機会も多くなります。
今回は車いすの快適性はそのままに、汚れのリスク軽減に効果を発揮する株式会社ジェフの車いす防水シートをご紹介します。
株式会社ジェフ
<株式会社ジェフホームページより引用>
大阪府に本社を置く株式会社ジェフは、昭和58年に衣料製品の製造・販売会社として設立されました。乳幼児用のおむつカバーを中心に、使う人と環境に優しい繊維製品を製造しています。
株式会社ジェフが手掛ける製品の生地は縫製・裁断を含め日本製。繊細な肌を持つ乳幼児のために、肌に優しい布おむつやおむつカバーを国内工場で製作しています。介護用製品も同様に、使う人のことを思った安心・安全な製品を提供しています。
車いす防水シート
<LivingCafe楽天市場商品ページより引用>
株式会社ジェフが制作する車いす防水シートは、90cm×45cmサイズで一般的な車いすの背面と座面をカバーする1枚生地のシートです。車いすへの取付は、背面フレームに紐を結ぶだけの簡単仕様。車いすへの取り外しが簡単なため、汚れてしまった時もすぐに洗うことができます。
紐部は綾織で仕上げられており、結びやすくほどけにくい特徴があります。株式会社ジェフのこだわりが細部にまで込められている部分です。
カラーはサックス・イエローの2色。どちらも淡いパステルカラーで、清潔感のある爽やかな印象です。
肌触りの良い表面
<LivingCafe楽天市場商品ページより引用>
車いす防水シートの表面はタオル等に多く用いられるソフトパイル地。パイル地とは丸いループ状の糸が織り出されたもので、その形状からクッション性があり柔らかな感触が特徴です。また他の記事と比較して表面積が多いため、吸水性と放湿性に優れています。そのために車いす防水シートの表面に用いることでムレを抑止し、皮膚へのストレスが軽減できます。
株式会社ジェフの車いす防水シートは耐熱加工処理を施しています。乾燥機での対応の他、疥癬など高温での消毒が必要な感染症対策も可能です。
汚れを通さない防水加工の裏地
<LivingCafe楽天市場商品ページより引用>
防水シートとして真価を発揮する裏面は、ポリウレタンラミネート加工の生地を使用。水分を通さないポリウレタンシートを生地に貼り付けるため、布本来の柔軟性を保ったまま防水性能が付与できます。
ポリウレタンラミネート加工は、レインウェア等にも使用される防水機能に優れた加工です。水分を含んだ汚れを透過させないため、車いすを清潔に保つことができます。
防水機能の持つもうひとつのメリットは、汚れを掃除しやすいこと。さっとひと拭きするだけでほとんどの汚れを取ることができるため、雑菌の繁殖や感染症予防にも期待できます。
守るのは車いすだけでなく使う人の健康も
いかがだったでしょうか。様々な原因で付着してしまう汚れは、だんだんと落としにくくなってしまうもの。日常的に使用する車いすが汚れてしまうのは衛生的にはもちろん、使用者からみても気持ちのいいものではありません。
車いす防水シートを使用することで、車いすをより長く清潔に使用することはもちろん、使用者も健康により長く生活することができるようになります。人のことを想って製品を作り上げる、株式会社ジェフならではの製品ではないでしょうか。
今回は株式会社ジェフの車いす防水シートをご紹介しました。
大手の人材会社に勤務する、入社6年目の女性営業マン。社内では『医療介護業界の情報通』として鳴らし、業界の主要人物とのパイプも持つ。ネットワークの拡大を目指して、フクロウ介護のライターとして今後さらなる活躍が期待されている。趣味は囲碁と将棋、最近は麻雀の勉強にも励む。