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一般社団法人介護離職防止対策促進機構
<一般社団法人介護離職防止対策促進機構ホームページより引用>
一般社団法人介護離職防止対策促進機構は、介護離職ゼロを目指す団体です。介護を原因に仕事を辞める人が多いことは、以前から問題視されています。
一般社団法人介護離職防止対策促進機構の代表理事は、実際に介護と仕事の両立に悩んだ経験のあるワーク&ケアバランス研究所和氣美枝さんが担当されています。
和氣美枝さんは母親の介護のために仕事を辞めたり、転職したりした経験があるそうです。そのときに悩んだ経験をもとに一般社団法人介護離職防止対策促進機構を立ち上げました。
一般社団法人介護離職防止対策促進機構のミッションは介護が特別なことではなく、介護をしながら仕事をすることが当たり前の世の中を作ることです。
介護離職者が0になることで介護業界の底上げ効果も期待されていて、一般社団法人介護離職防止対策促進機構のさらなる飛躍が期待されています。
一般社団法人介護離職防止対策促進機構の「介護離職防止対策アドバイザー®」とは
<一般社団法人介護離職防止対策促進機構ホームページより引用>
一般社団法人介護離職防止対策促進機構の「介護離職防止対策アドバイザー®」とは、介護離職防止対策アドバイザー養成講座を受講した後に所定の手続きをすることで名乗れる民間資格です。
人事部やキャリアコンサルタントなど、様々な立場の人が受験しています。
介護離職防止対策アドバイザー養成講座で学ぶこと
介護離職防止対策アドバイザー®を目指す際に受験する介護離職防止対策アドバイザー養成講座では、大きく5つの章を学びます。
- 企業における介護で離職する人を防ぐリオンについて
- 介護保険について
- 育児介護休業法などについて
- 介護と仕事を両立させることについて
- 介護離職防止対策アドバイザーの務めについて
「介護離職防止対策アドバイザー®」の活躍
介護離職防止対策アドバイザー®は、様々な分野で活躍することが期待されます。例えば企業の人事部が介護離職防止対策アドバイザー®を名乗るようになった場合、企業の介護施策の制作がスムーズになるでしょう。
また介護が原因で職を離れる予定の場合、介護の経験や知識がない人事部から引き留められるよりも、介護離職防止対策アドバイザー®の肩書きがある方が話を聞いてくれる可能性もあります。
介護離職者を0にする取り組みに積極的であることを社内外にアピールすることもできるでしょう。キャリアコンサルタントやカウンセラーを生業にしている場合も、クライアントからの介護相談を受けてもスムーズにやり取りできるでしょう。
「介護離職防止対策アドバイザー®」になる方法
「介護離職防止対策アドバイザー®」になりたい場合は、介護離職防止対策アドバイザー養成講座受講に参加します。講座はオンラインで開催されることもあります。
その後規約に同意のうえ、登録申請をします。登録料は11,000円で、有効期限は1年間です。介護離職防止対策アドバイザー登録証の交付を受けるので、オンラインでも開催されている勉強会に1回以上参加します。
その後更新する際は、1年ごとに更新料を支払います。更新を失念していた場合、登録試験に合格することで介護離職防止対策アドバイザー登録を行うことが可能です。
まとめ
介護離職防止対策アドバイザー®が人事部にいると、介護で仕事を続けるか悩んでいる人に的確なアドバイスができるでしょう。優秀な人材を失うことを防ぐ効果も期待でき、企業にとってもメリットが大きいものです。
今後も介護離職防止対策アドバイザー®が増え、日本で介護のために離職する人が0になる日が来ることを願ってやみません。今後の一般社団法人介護離職防止対策促進機構の取り組みにも注目していきましょう。
介護施設での勤務歴8年目の通称「カリスマ介護士」。卓抜した介護技術はもとより、看護師からも一目置かれる医療知識も兼ね備える。マネジャーへの昇格を頑なに拒み、あくまでも現場のケアにこだわる。最近は企業からの協力依頼が引っ切り無しにあるため、理事長や施設長から妬まれているのが玉に瑕。